花折峠
花折峠 | |
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国道367号花折トンネル | |
所在地 | 滋賀県大津市 |
座標 | 北緯35度11分14秒 東経135度51分36秒 / 北緯35.18722度 東経135.86000度座標: 北緯35度11分14秒 東経135度51分36秒 / 北緯35.18722度 東経135.86000度 |
標高 | 581 m |
通過路 | 国道367号(花折トンネル) |
プロジェクト 地形 |
国道367号はトンネルになっているが、もとの峠道も旧道として現存している。
概要
編集かつての鯖街道(若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、安曇川と和邇川の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある葛川明王院への参拝者が、仏前へ供えるシキミを峠付近で摘んだことが名称の由来となった[1]。
国道367号は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、長距離自然歩道のひとつである近畿自然歩道「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている[2]ほか、南比良(蓬萊山など)への登山道にもなっている[3]。
道路状況
編集旧道は細いつづら折れの道路で、かつては「警笛鳴らせ」の標識が設けられる位の自動車が快適に通行しがたい道路であったといえる[4]。峠には高さ1.2mの「花折峠」と書かれた石碑が立つ[4]。
花折トンネル
編集花折トンネル(はなおれトンネル)は、峠の直下を貫く国道367号のトンネルである。片側1車線の道路および歩道(かなり狭い)が設けられている。
花折峠はカーブが多く交通の難所であり、1975年(昭和50年)6月にトンネルが新設で難所が解消された[5]。
大津市街地・途中越方面から進むと、この花折トンネルのほか、葛川バイパスの牛の鼻トンネル・行者山トンネル・坂下トンネルと4つのトンネルが連続しているが、その中では最長のトンネルである。なお、当トンネルは1975年に竣工したが、葛川バイパスの供用開始時期は2000年代になってからであった。国道367号の全線にわたる改良が進んだ結果、京都市や大津市と福井県小浜市などを結ぶ主要なルートのひとつとなっている。
トンネルの要目
編集[要出典]
位置情報
編集峠へのアクセス
編集脚注
編集- ^ 花折峠(大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)
- ^ 同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:近畿自然歩道(ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)
- ^ 山と高原地図 46『比良山系』 田中亘 著 p.20-21および地図(昭文社、1993年) ISBN 4398750460
- ^ a b 大津市史編さん室 1985, p. 47.
- ^ 大津市歴史博物館市史編さん室 1999, p. 157.
参考文献
編集- 大津市史編さん室『大津の道』(3版)大津市役所〈ふるさと大津歴史文庫〉、1985年4月24日。
- 大津市歴史博物館市史編さん室『図説大津の歴史 下巻』大津市、1999年10月1日。
関連項目
編集外部リンク
編集- 花折峠(大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館