舞妓さんは名探偵!
『舞妓さんは名探偵!』(まいこさんはめいたんてい)は、山村美紗の推理小説「祇園舞妓 小菊シリーズ」を原作とする、テレビ朝日系列で放送されたテレビドラマ。京都を舞台に舞妓の小菊が難事件を解決するミステリードラマ。
1988年から1990年まで単発特別2時間ドラマとして酒井法子が主役を演じ3話放送された作品と、 1999年4月から6月までレギュラー1時間ドラマとして酒井美紀が主役を演じ9話放送された作品がある。
酒井法子版(1988年 - 1990年)
編集舞妓さんは名探偵 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 山村美紗 |
脚本 | 篠崎好 |
監督 |
中津川勲 日高武治 |
出演者 |
酒井法子 田村亮 横内正 伊庭剛 山村紅葉 |
製作 | |
制作 |
テレビ朝日 東映 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
第1作 - 第2作 (火曜スーパーワイド) | |
エンディング | 酒井法子「HAPPY AGAIN」(第1作) 酒井法子「さよならを過ぎて」(第2作) |
放送期間 | 1988年10月18日 1989年8月1日 |
放送時間 | 火曜 20:00 - 21:48 |
放送枠 | 火曜スーパーワイド |
放送分 | 108分 |
回数 | 2 |
第3作 (火曜ミステリー劇場) | |
エンディング | テレサ・テン「涙の条件」 |
放送期間 | 1990年4月24日 |
放送時間 | 火曜 20:00 - 21:48 |
放送枠 | 火曜ミステリー劇場 |
放送分 | 108分 |
回数 | 1 |
テレビ朝日系列火曜スーパーワイド(1988年、1989年)と火曜ミステリー劇場(1990年)で、火曜日20:00 - 21:48に放送された2時間ドラマ。
山村美紗原作のシリーズで、舞妓の小菊(酒井法子)と画家の沢木潤一郎(田村亮)が事件を解決する。
キャスト
編集- 主要人物
- ゲスト
- 第1作「山村美紗の密室ミステリー 京都花見小路殺人事件 舞妓さんは名探偵!」(1988年)
- 第2作「山村美紗の密室ミステリー 京舞妓殺人事件 舞妓さんは名探偵Ⅱ ニセブランド品が死を招く!」(1989年)
- 第3作「山村美紗サスペンス 京都東山殺人事件 舞妓さんは名探偵」(1990年)
スタッフ
編集- 原作 - 山村美紗
- 脚本 - 篠崎好
- 音楽 - 池田恵
- 監督 - 中津川勲(1988年)、日高武治(1989年と1990年)
- エンディングテーマ
- 酒井法子「HAPPY AGAIN」(1988年)
- 酒井法子「さよならを過ぎて」(1989年)
- テレサ・テン「涙の条件」(1990年、火曜ミステリー劇場テーマ曲)
- 制作 - テレビ朝日、東映
放送日程
編集話数 | 放送日 | サブタイトル | 原作 | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1988年10月18日 | 京都花見小路殺人事件 | 『京都花見小路殺人事件』 | 篠崎好 | 中津川勲 | 10.8% |
2 | 1989年 | 8月 1日京舞妓殺人事件 | 『京舞妓殺人事件』 | 日高武治 | ||
3 | 1990年 | 4月24日京都東山殺人事件 | 『京都東山殺人事件』 | 10.5% |
酒井美紀版(1999年)
編集舞妓さんは名探偵! | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 山村美紗 |
脚本 |
橋本以蔵 砂本量 田中ひろみ |
監督 |
中野昌宏 関本郁夫 橋本一 |
出演者 |
酒井美紀 原田龍二 船越英一郎 高橋ひとみ 山村紅葉 原田芳雄 岸田今日子 山西惇 |
オープニング | ZARD「世界はきっと未来の中」 |
製作 | |
プロデューサー |
井圡隆(テレビ朝日) 中曽根千治 矢後義和 須藤泰司(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1999年4月15日 - 6月17日 |
放送時間 | 木曜 20:00 - 20:54 |
放送枠 | 木曜ミステリー |
放送分 | 54分 |
回数 | 9 |
1999年4月15日から6月17日まで毎週木曜日20:00 - 20:54に、「木曜ミステリー」枠で放送された。
舞妓の小菊(酒井美紀)が、巻き込まれる不可解な事件に挑むとともに、小菊の青春物語を描く。
概要
編集山村作品は2時間サスペンスで当時すでにお馴染みだったが連続ドラマ化は初であり、『白線流し』(フジテレビ系列)でテレビドラマの準主役は経験していた酒井美紀も主役は初めて、また山村作品で渋い二枚目俳優が演じることの多い狩矢荘助という警部を従来のイメージとは違ってもっと人間臭くしようと船越英一郎を起用するなど、幾つも新しい試みがなされていた。ちなみに船越の狩矢警部が主役であるTBS系列『狩矢警部シリーズ』が始まるのは本作品から6年後である。
そして東映京都撮影所での収録のため、主に東京が活動の場である出演者たち、とりわけ収録の都度メイクと着付けに1時間半を要する舞妓姿となる若手女優たちのスケジュール調整で苦労しながらも、単なるアイドルドラマに留まることのない意欲作としてシリーズ化を期待され、関西では平均視聴率が木曜夜8時代で一番良く16%を越えて週間視聴率ベスト30に食い込む人気番組となった。しかし関東では平均8.0%と数字が伸びていかず、結局パートIIやスペシャル番組は制作されなかった。
なお、共演の原田芳雄は「木曜ミステリー」枠に出演した唯一の作品である。
オープニングを手がけたZARDは、同枠では最初の作品で以降『科捜研の女』(シーズン1)、『異議あり!女弁護士大岡法江』でも手がけた。
2023年9月19日より東映チャンネルで毎週火曜15:00と翌週火曜9:00に2話まとめて再放送されることが決まった[1]。映像ソフトの販売、動画配信サイトの配信は今のところ予定はない。
キャスト
編集- 主要人物
-
- 小菊〈20〉(京都、祇園の舞妓) - 酒井美紀
- 沢木潤一郎〈29〉(日本画家) - 原田龍二
- 玉の家
- 京都府警
- その他
- ゲスト
- 第1話「京都祇園連続殺人」
- 第2話「茶の湯密室殺人事件」
- 第3話「舞妓純愛殺人事件」
- 第4話「京名菓殺人事件!!」
- 第5話「女の斗い殺人事件」
- 第6話「京都映画村大爆破!」
- 第7話「殺人予告! 京友禅は見た!!」
- 第8話「死の舞い! バラの刺の罠!!」
- 最終話「衝撃の真実! 父娘涙の再会」
スタッフ
編集- 原作 - 山村美紗
- 脚本 - 橋本以蔵、砂本量、田中ひろみ
- 音楽 - 池頼広
- 監督 - 中野昌宏、関本郁夫、橋本一
- 主題歌 - ZARD「世界はきっと未来の中」
- プロデューサー - 井圡隆(テレビ朝日)、中曽根千治、矢後義和、須藤泰司(東映)
- 制作 - テレビ朝日
放送日程
編集各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1999年4月15日 | 京都祇園連続殺人 | 橋本以蔵 | 中野昌宏 | 8.2% |
第2話 | 4月22日 | 茶の湯密室殺人事件 | 砂本量 | 関本郁夫 | 9.6% |
第3話 | 4月29日 | 舞妓純愛殺人事件 | 橋本以蔵 | 8.2% | |
第4話 | 5月 | 6日京名菓殺人事件!! | 砂本量 | 中野昌宏 | 7.8% |
第5話 | 5月13日 | 女の斗い殺人事件 | 橋本以蔵 | 8.5% | |
第6話 | 5月27日 | 京都映画村大爆破! | 砂本量 | 橋本一 | 7.4% |
第7話 | 6月 | 3日殺人予告! 京友禅は見た!! | 田中ひろみ | 7.9% | |
第8話 | 6月10日 | 死の舞い! バラの刺の罠!! | 橋本以蔵 | 中野昌宏 | 6.3% |
最終話 | 6月17日 | 衝撃の真実! 父娘涙の再会 | 7.9% | ||
平均視聴率 8.0%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯) |
テレビ朝日系列 木曜ミステリー | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
京都迷宮案内(第1シリーズ)
(1999年1月14日 - 3月11日) |
舞妓さんは名探偵!
(1999年4月15日 - 6月17日) |
京都始末屋事件ファイル
(1999年7月1日 - 9月16日) |
脚注
編集- ^ “東映チャンネル | 舞妓さんは名探偵! 9月19日(火) 放送スタート!毎週(火)15:00〜17:00”. 東映チャンネル. 2023年8月28日閲覧。
外部リンク
編集- 酒井美紀版 - 東映 - ウェイバックマシン(2013年10月29日アーカイブ分)
- 酒井美紀版 - テレビ朝日 - ウェイバックマシン(1999年5月8日アーカイブ分)