脱原発社会をめざす文学者の会
日本の反核団体
脱原発社会をめざす文学者の会(だつげんぱつしゃかいをめざすぶんがくしゃのかい)は、日本の反核団体(任意団体)。略称:脱原発文学者の会。
当初は脱原発文学者の会と称していたが、その後改称した。発足時の一部報道では、脱原発社会をめざし、3・11後の日本を考える文学者の会が正式名称とされた。
歴史
編集2012年10月に発足。
2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故を教訓に、脱原発社会の実現を目指すため、加賀乙彦ら5人の文学者による呼び掛けで立ち上げられた。後に加賀が会長となる。
2012年10月9日、アルカディア市ヶ谷にて第1回会合を開催。原子力資料情報室共同代表の西尾漠が出席した。
2013年11月15日〜16日 第一回福島視察 南相馬、浪江、飯舘。以後原則年一回の定点観測を続ける。
2021年2月28日、福島第一原発事故10周年を控え、ホームページ[https://dgp-bungaku.main.jp/ 脱文学社会をめざす文学者の会]を開設
2021年3月11日 「脱原発社会をめざす文学者の会文学大賞」を創設。第一回受賞作品として、フィクション3作品、ノンフィクション3作品を発表。
メンバー
編集世話人
編集発足時のメンバー、記載は五十音順。
このうち、加賀乙彦、川村湊、佐藤洋二郎、宮内勝典、森詠の5人が呼び掛け人。
- 代表 - 加賀乙彦(作家、精神科医)
- 川村湊(文芸評論家)
- 佐藤洋二郎(作家)
- 竹内充(編集者)
- 宮内勝典(作家)
- 宮田昭宏(編集者)
- 事務局長 - 村上政彦(作家)
- 副代表 - 森詠(作家)
- 山本源一(編集者)
会のメンバー
編集世話人以外のメンバー、記載は五十音順。
- 青木裕子(朗読家)
- 天瀬裕康(作家)
- 伊神権太(作家)
- 上山明博(ノンフィクション作家)
- 烏兎沼佳代(編集者)
- 北久保まりこ(歌人)
- 桐生典子(作家)
- 黒田杏子(俳人)
- 最匠展子(詩人) - 2019年10月31日逝去。
- 齋藤わか奈(歴史作家)
- 鈴木比佐雄(編集者)
- 高橋至(編集者)
- 橘かがり(作家)
- 橘光顕(「東日本大震災に咲く会 ひまわり」会長)
- 谷本多美子(作家)
- 中村敦夫(俳優、作家)
- 西尾漠(原子力資料情報室)
- 野武由佳里(詩人)
- 長谷川園子(作家)
- 林京子(作家) - 2017年2月19日逝去。
- 広谷鏡子(作家)
- 深澤忠利(川柳作家)
- 舩橋紀公子(翻訳家)
- 増田秀光(編集者)
- 森千春(エッセイスト)
- 森川雅美(詩人)
- 若松丈太郎(詩人)
賛同者
編集発足の際、呼び掛け人以外に約15人が賛同しているとの報道で、名前が挙がった人物、記載は五十音順。
出典
編集- “脱原発へ「文学者の会」 加賀乙彦さんら 9日発足”. 東京新聞. (2012年10月7日). オリジナルの2012年10月31日時点におけるアーカイブ。 2012年10月18日閲覧。
- “加賀乙彦さんらが「脱原発文学者の会」”. 読売新聞. (2012年10月8日) 2012年10月18日閲覧。[リンク切れ]
- “脱原発文学者の会:加賀乙彦さんらの呼びかけで発足”. 毎日新聞. (2012年10月10日) 2012年10月18日閲覧。[リンク切れ]
- “「脱原発文学者の会」発足…加賀乙彦さんら”. 読売新聞. (2012年10月11日). オリジナルの2012年11月13日時点におけるアーカイブ。 2012年10月18日閲覧。
- “原発ゼロをめざす「文学者の会」発足”. しんぶん赤旗 (しんぶん赤旗編集部). (2012年10月10日) 2021年3月5日閲覧。
脚注
編集外部リンク
編集- 脱原発社会をめざす文学者の会 - 公式サイト