橘かがり
日本の小説家
橘 かがり(たちばな かがり、1959年6月10日 - )は、日本の小説家。女性。東京都杉並区生まれ。
東洋英和女学院小学部、東洋英和女学院中学部・高等部を経て[1]、早稲田大学第一文学部西洋史学科を卒業[2]。都市銀行外国為替部、国際科学技術博覧会勤務、学習塾講師などを経て、同人誌『湧水』に参加[3]。2000年、文学界同人誌下半期優秀賞候補。2003年、「月のない晩に」で小説現代新人賞受賞。昭和史ノンフィクション・ノベルを得意とする。
祖父は最高裁判所裁判官を務めた下飯坂潤夫[4]。父は弁護士の下飯坂常世[5]。東北大学名誉教授の下飯坂潤三は伯父、脚本家の下飯坂菊馬は叔父[5]。
著書
編集- 『判事の家』(ランダムハウス講談社)2008年
- 『焦土の恋 “GHQの女”と呼ばれた子爵夫人』 (祥伝社)2011年
- 『扼殺〜善福寺川スチュワーデス殺人事件の闇』(祥伝社)2018年
- 『判事の家 増補版 ―松川事件その後70年』(コールサック社)2018年
- 『女スパイ鄭蘋茹(テンピンルー)の死』(徳間文庫)2023年
脚注
編集- ^ “東洋英和女学院ホームカミングデイ”. 2022年8月15日閲覧。
- ^ “橘かがり”. 2022年8月15日閲覧。
- ^ “橘 かがり”. 2022年8月15日閲覧。
- ^ “ノンフィクションノベル作家 橘 かがり さん 軽井沢新聞”. 2022年8月15日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録(第38版)上』人事興信所、1995年。
関連項目
編集外部リンク
編集- 「青でもなく 緑でもなく-橘かがりの立ち話」
- 「月のない晩に」 日本ペンクラブ電子文藝館より