美しきチャレンジャー
美しきチャレンジャー(うつくしきチャレンジャー)は、1971年4月4日から1971年10月17日まで、TBS系列で日曜19:30から30分枠「不二家の時間」(不二家一社提供)にて放送されたテレビドラマ(テレビ映画)である。全29話放送。
美しきチャレンジャー | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 加瀬高之 ほか |
監督 | 小山幹夫 ほか |
出演者 |
新藤恵美 森次浩司 進千賀子 |
オープニング | 「美しきチャレンジャー」(新藤恵美) |
製作 | |
プロデューサー | 梅村幹比古、古屋克征 |
制作 | TBS |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1971年4月4日 - 同年10月17日 |
放送時間 | 日曜19:30 - 20:00 |
放送枠 | 不二家の時間 |
放送分 | 30分 |
回数 | 29 |
概要
編集ボウリングが大ブームだった時代に登場したスポ根ドラマ。プロデューサーの鈴野尚志は制作意図について、それまでのスポ根にあった競争目的でなく、ボウリングを題材にした青春ドラマに仕上げたいと述べている[1]。
当時の人気女子プロボウラーである中山律子などがゲスト出演。主演の新藤恵美は出演に際して、中山からボウリングの指導を受けている[2]。
2002年に全話収録のDVD-BOXと、単巻のDVDが発売された。本作品のネガフィルムの多くが行方不明になっており現存しない為、殆どの話数は退色したポジフィルムを元に収録されている[注釈 1]。
コミカライズも小学館の雑誌に掲載されており(後述)、1971年の毎日新聞社による読書調査では、小学生女子の1位、中学生女子の2位、高校生女子の6位にランクインされる人気作品であった[3]。
物語
編集この節の加筆が望まれています。 |
陸上競技のハードル選手だった女子高生・小鹿みどりは、近所をランニング中に大学生・高峰明久と出会う。みどりにボウリングの楽しさと厳しさを教えてくれた高峰はボウリング修行のため渡米し、突然みどりの前から消えてしまう。
高校を卒業したみどりは、父の親友が幹部になっているライト建設に入社したふりをして、ボウリング部があるという理由で勝手に日本PM商事に入社してしまう。そこでみどりはボウリング部の新任コーチとして招かれた高峰と感動の再会をする。
部の先輩・七瀬茜に対して激しいライバル心を燃やすみどり。茜が4-6-7-10のスプリットを倒す魔球「竜巻崩し」を完成させると、みどりは7-10のスプリットを攻略する魔球を開発。その過酷な練習のために腱鞘炎となり右腕に激痛が走る。大事な試合を前に医師からボウリングを禁止されてしまう。
物語後半、日本PM商事はワールド商事に吸収合併され、高峰コーチは解任、みどりのボウリング部は存続の危機に直面する。その後、ワールド商事ボウリング部のキャプテン・三波玲子による数々の謀略に高峰コーチやみどりたちは翻弄される。
最終回、アメリカ遠征に旅立つみどりは空港で高峰に思いを告白する。その言葉は飛行機の轟音にかき消され、高峰の耳には届かなかった……。
スタッフ
編集出演者
編集日本PM商事
編集ワールド商事
編集その他
編集- 松木幸恵(みどりの高校の同級生、日本航空の客室乗務員・ボーリング部員):高樹蓉子
- 里見のり子(みどりの高校の同級生、ボーリング場従業員):松尾悦子
- みどりの父:中村竹弥
- みどりの母:風見章子
- みどりの弟:矢崎知紀
- みどりの父が経営する青果店「小鹿フルーツ」の店員:植田峻(現うえだ峻)
- みどりに腱鞘炎の診断をした医師:柳生博
- 牧原秀人(牧原ユミの兄):長谷川明男
- 高峰の恩師(ワールド商事ボウリング部の前コーチ):田崎潤
- 松島(三波玲子からワールド商事ボウリング部のコーチ就任を依頼されるが断る):小林旭(登場時にクレジット、第23回)
- 飛行機の隣の席でみどりに孫の話をする老婦人:浦辺粂子
- 二階堂有希子
- 鶴ひろみ
- 牧紀子
- 伊藤雄之助(七瀬茜の父、第7回)
主題歌
編集放送日程
編集データ参考:『福島民報』1971年4月4日 - 10月17日付朝刊、テレビ欄および全話収録DVD-BOX
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
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1 | 1971年 4月4日 |
第1回 | 加瀬高之 | 小山幹夫 |
2 | 4月11日 | 第2回 | 加瀬高之 | 小山幹夫 |
3 | 4月18日 | 第3回 | 高久進 | 長谷部安春 |
4 | 4月25日 | 第4回 | 高久進 | 長谷部安春 |
5 | 5月2日 | 第5回 | 松岡清治 | 小山幹夫 |
6 | 5月9日 | 第6回 | 松岡清治 | 小山幹夫 |
7 | 5月16日 | 第7回 | 加瀬高之 | 香月一郎 |
8 | 5月23日 | 第8回 | 加瀬高之 | 香月一郎 |
9 | 5月30日 | 第9回 | 加瀬高之 | 小山幹夫 |
10 | 6月6日 | 第10回 | 加瀬高之 | 小山幹夫 |
11 | 6月13日 | 栄光の陰に涙 | 高久進 | 香月一郎 |
12 | 6月20日 | 北海道に燃える闘志 | 高久進 | 香月一郎 |
13 | 6月27日 | 恐るべき罠 | 高久進 | 小山幹夫 |
14 | 7月4日 | 魔球への挑戦 | 松岡清治 | 小山幹夫 |
15 | 7月11日 | 愛の魔球 | 松岡清治 | 小山幹夫 |
16 | 7月18日 | 失われた右腕 | 加瀬高之 | 香月一郎 |
17 | 7月25日 | 輝く友情の星 | 加瀬高之 | 香月一郎 |
18 | 8月1日 | 混血のライバル | 高久進 | 小山幹夫 |
19 | 8月8日 | 鮮血のサウスポー | 高久進 | 小山幹夫 |
20 | 8月15日 | 愛と憎しみのレーン | 松岡清治 | 榎本冨士夫 |
21 | 8月22日 | 試練の中の対決 | 松岡清治 | 榎本冨士夫 |
22 | 8月29日 | どす黒い陰謀 | 松岡清治 | 長谷部安春 |
23 | 9月5日 | 敗者の涙 | 加瀬高之 | 長谷部安春 |
24 | 9月12日 | 傷ついた雛鳥 | 加瀬高之 | 香月一郎 |
25 | 9月19日 | 涙の友情 | 加瀬高之 | 香月一郎 |
26 | 9月26日 | ジンクスへの挑戦 | 松岡清治 | 榎本冨士夫 |
27 | 10月3日 | はばたけ不死鳥 | 松岡清治 | 榎本冨士夫 |
28 | 10月10日 | 決勝戦前夜 | 加瀬高之 | 小山幹夫 |
29 | 10月17日 | 栄光の星 | 加瀬高之 | 小山幹夫 |
放送局
編集この節の加筆が望まれています。 |
- TBS:日曜 19:30 - 20:00(キー局)
- 青森テレビ:日曜 19:30 - 20:00[4]
- 岩手放送:日曜 19:30 - 20:00[4]
- 秋田放送:火曜 18:00 - 18:30[5]
- 山形放送:火曜 18:00 - 18:30[5]
- 東北放送:日曜 19:30 - 20:00[4]
- 福島テレビ:日曜 19:30 - 20:00[6]
- 新潟放送:日曜 19:30 - 20:00[7]
- 北日本放送:日曜 17:30 - 18:00(1971年9月26日に打ち切り)[7]
- 北陸放送:日曜 19:30 - 20:00[7]
- 信越放送:日曜 19:30 - 20:00[8]
- 中部日本放送:日曜 19:30 - 20:00[9]
- 山陽放送:日曜 19:30 - 20:00
漫画
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 内訳は第2話・第5話・第8話 〜 第13話。第17話・第20話 〜 第26話・第28話。の全29話中17話分となっている。
- ^ ノンクレジット
- ^ 現:ソニー・ミュージックレーベルズ アリオラジャパン
出典
編集- ^ 『福島民報』1971年2月15日付朝刊、8面。
- ^ 『福島民報』1971年3月13日付夕刊、4面。
- ^ 「ジャーナリズムと女性(4) まんが雑誌」『月刊婦人展望』1972年4月号、13頁。NDLJP:2274163/8
- ^ a b c 『河北新報』1971年8月1日 - 10月17日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b 『河北新報』1971年8月3日 - 11月2日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1971年4月4日 - 10月17日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b c 『北國新聞』1971年9月26日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 1971年4月4日、10月17日 信濃毎日新聞 テレビ欄
- ^ 『北日本新聞』1971年9月26日付朝刊、テレビ欄。
TBS 日曜19:30 - 20:00枠(不二家の時間) | ||
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