紅の空
日本の映画
『紅の空』(くれないのそら)は1962年(昭和37年)3月21日に公開された日本の特撮映画。カラー、東宝スコープ[1]。映倫No.12715[1]。同時上映は『妖星ゴラス』。
紅の空 | |
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監督 | 谷口千吉 |
脚本 | 関沢新一 |
製作 |
田中友幸 三輪禮二 |
音楽 | 佐藤勝 |
撮影 |
内海正治(本編) 斎藤孝雄(本編) 有川貞昌(特撮) 富岡素敬(特撮) |
編集 |
黒岩義民(本編) 石井清子(特撮) |
製作会社 | 東宝[1][2] |
配給 | 東宝[2] |
公開 | 1962年3月21日[1][2][3] |
上映時間 | 91分[1][3] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 紅の海 |
概要
編集『紅の海』(1961年)に続いて谷口千吉が監督を務めた、東宝の活劇シリーズ第2弾[4]。主演の加山雄三、夏木陽介、佐藤允は、本作品で「爆発トリオ」と銘打たれた[5]。
セスナ機の飛行シーンにはミニチュア特撮が用いられた[4][2]。特殊技術撮影の有川貞昌が、特技監督の円谷英二に代わって演出も手掛けた[2]。
あらすじ
編集この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
片桐航空に務める西江哲郎は、善意で起こした不祥事によって謹慎中だったが、ある日、彼のもとをスカイラーク開発の鴨田と名乗る男性が訪れ、イナンバ島までの運び屋を依頼される。謹慎中の哲郎に代わり、その役を引き受けた親友の木賊大助は、道中に竜と名乗る男性を拾い、日本へ連れて帰ってくる。その後、鴨田は事あるごとに片桐航空に怪しい仕事を頼むようになり、片桐航空の面々は訝しみながらも協力する。
そんなある日、スカイラーク開発を那須謙太郎と名乗る不遜な男性が訪れ、竜が交通違反で逮捕されたことを明かす。実は竜と鴨田はある犯罪に関与しており、竜の逮捕から足がつくことを恐れた鴨田らは、片桐航空を通じて国外逃亡を企てる。
キャスト
編集スタッフ
編集- 監督:谷口千吉
- 製作:田中友幸、三輪禮二
- 脚本:関沢新一
- 撮影:内海正治
- 航空撮影:斎藤孝雄
- 美術:竹中和雄
- 録音:藤好昌生
- 照明:猪原一郎
- 音楽:佐藤勝
- 整音:下永尚
- 監督助手:竹林進、児玉進
- 編集:黒岩義民
- 現像:東洋現像所
- 製作担当者:島田武治
- 特殊技術
- 協力:藤田航空株式会社(旧日本遊覧航空)
スタッフ(ノンクレジット)
編集脚注
編集- ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 546, 「東宝特撮映画作品リスト」
- ^ a b c d e 円谷英二特撮世界 2001, p. 81, 「紅の空」
- ^ a b 東宝ゴジラ会 2010, p. 295, 「円谷組作品紹介」
- ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, pp. 425–426, 「一般映画の中の特撮」
- ^ 「東宝特撮総進撃」(2009年)洋泉社 p.147
参考文献
編集- 『東宝特撮映画全史』東宝 東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5。
- 『円谷英二特撮世界』勁文社、2001年8月10日。ISBN 4-7669-3848-8。
- 『東宝特撮総進撃』洋泉社、2009年。ISBN 978-4-86248-470-3。
- 東宝ゴジラ会『特撮 円谷組 ゴジラと東宝特撮にかけた青春』洋泉社、2010年10月9日。ISBN 978-4-86248-622-6。