箸尾 為憲(はしお ためのり)は、室町時代後期の武将大和国国人箸尾為征の長男。幼名は次郎。

 
箸尾為憲
時代 室町時代前期
生誕 不明
死没 永享11年(1439年)?
改名 次郎(幼名)→為憲
氏族 箸尾氏
父母 父:箸尾為征
兄弟 為憲宗信
春代丸
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略歴

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正長2年(1429年)、豊田中坊と井戸氏との争いに端を発し大和永享の乱が発生した。箸尾氏越智維通と共に豊田側に与して筒井氏に対抗した。室町幕府が派遣した軍勢とも交戦したが、永享11年(1439年)、維通が大覚寺門跡義昭と共に討たれ、乱は終息した。越智側として討たれた箸尾次郎左衛門は為憲と言われているが、叔父の為量と言う説もある。

死後、子の春代丸が継いだが、嘉吉3年(1443年)、為憲の弟・宗信が春代丸を殺害して惣領の地位を奪った。