第40回全国高等学校野球選手権大会

第40回全国高等学校野球選手権大会(だい40かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、1958年8月8日から8月19日までの11日間にわたり阪神甲子園球場阪急西宮球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

第40回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 1958年8月8日 - 8月19日
出場校 47校
参加校数 1,807校
優勝校 柳井山口、初優勝)
試合数 47(再試合1)試合
選手宣誓 仲宗根弘(首里
始球式 灘尾弘吉文部大臣
大会本塁打 5本
 < 19571959 > 
全国高等学校野球選手権大会
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概要

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記念大会として一府県一代表が認められ、大会史上初めて47都道府県から1校ずつの47校が出場して行われた。開催期間の長期化を避けるため、3回戦までの39試合のうち18試合で阪急西宮球場が使用された。

1946年第28回大会では内外野総天然芝だった西宮球場のフィールドは、この大会では甲子園球場と同様に内野が土に改修された後となるが、ラッキーゾーンの有無という違いが新たに生じていた(甲子園球場:1947年に設置済、西宮球場:未設置)。

沖縄県勢が春夏通じて初出場。沖縄県勢は1952年第34回)から「復帰」していたが、当時はまだ米国の統治下に置かれていたため(沖縄県の本土復帰1972年)、沖縄代表は琉球列島米国民政府発行の渡航証明書(パスポートに類似)を各自所持して参加した。

この大会から優勝旗が新調され(2代目。2017年〈第99回〉まで使用された)、柳井が新調後初の優勝校となり、同時に6勝で優勝した初の学校にもなった。また、延長引き分け再試合規定が制定された。

代表校

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試合結果

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1回戦

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試合日 球場 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月8日 甲子園 第1試合 鳥取西 2x - 1 新潟商
第2試合 柳井 2 - 0 札幌商
第3試合 法政二 9 - 3 鹿児島玉龍
8月9日 甲子園 第1試合 明治 3 - 1 倉敷商
第2試合 東北 1 - 0 長崎南山
第3試合 敦賀 3 - 0 首里
西宮 第1試合 高松商 4 - 1 大宮
第2試合 姫路南 2 - 1 多治見工
第3試合 高知商 6 - 1 東奥義塾
8月10日 甲子園 第1試合 水戸商 3x - 2 佐賀
第2試合 魚津 2 - 0 浪華商
第3試合 松阪商 4 - 1 益田産
西宮 第1試合 尾道商 3 - 2 福島商
第2試合 海南 14 - 1 福岡
第3試合 清水東 3 - 0 八幡浜

2回戦

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試合日 球場 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月11日 甲子園 第1試合 平安 9 - 0 山形南
第2試合 徳島商 3 - 0 秋田商
第3試合 大淀 4 - 3 甲府商
西宮 第1試合 銚子商 5 - 0 甲賀
第2試合 八女 8 - 5 松商学園
第3試合 作新学院 3 - 2 大分上野丘
8月12日 甲子園 第1試合 済々黌 5 - 0 中京商
第2試合 高松商 4 - 0 金沢桜丘
第3試合 魚津 7 - 6 明治
西宮 第1試合 桐生 3 - 1 御所工
第2試合 柳井 1 - 0 鳥取西
第3試合 海南 6 - 4 尾道商 延長11回
8月13日 甲子園 第1試合 高知商 5 - 0 松阪商
第2試合 姫路南 4x - 3 清水東
西宮 第1試合 敦賀 7 - 0 東北
第2試合 水戸商 5 - 1 法政二

3回戦

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試合日 球場 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月13日 甲子園 第3試合 徳島商 3 - 1 八女
西宮 第3試合 作新学院 2 - 1 済々黌
8月15日 甲子園 第1試合 魚津 3 - 0 桐生
第2試合 平安 2 - 0 敦賀
第3試合 海南 1 - 0 姫路南
西宮 第1試合 柳井 4 - 3 大淀
第2試合 高松商 1x - 0 水戸商 延長16回
第3試合 高知商 4 - 1 銚子商

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月16日 第1試合 高知商 2 - 0 平安
第2試合 作新学院 2 - 1 高松商 延長11回
第3試合 柳井 4 - 3 海南
第4試合 徳島商 0 - 0 魚津 延長18回
8月17日 徳島商 3 - 1 魚津 再試合

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月18日 第1試合 徳島商 4 - 1 作新学院
第2試合 柳井 1 - 0 高知商

決勝

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8月19日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
徳島商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 2
柳井 0 3 0 1 0 0 0 3 X 7 14 1
  1. (徳):板東 - 大宮
  2. (柳):友歳克 - 久保
  3. 審判
    [球審]大槻
    [塁審]久保田・大橋・松井
  4. 試合時間:2時間8分
徳島商
打順守備選手
1[中]桧皮谷壱保(2年)
市原数男(1年)
2[右]富田美弘(3年)
3[左]広野翼(3年)
4[投]板東英二(3年)
5[一]大野護(3年)
6[捕]大宮秀吉(3年)
7[遊]大坂雅彦(2年)
8[三]玉置秀雄(3年)
山崎俊和(3年)
9[二]荒川祥一(3年)
中村健(1年)
柳井
打順守備選手
1[中]藤山和人(3年)
2[遊]橋本五男(2年)
3[二]黒瀬勲(3年)
4[左]佐々木彬夫(2年)
5[投]友歳克彦(3年)
6[捕]久保賢一(1年)
7[三]友歳哲夫(2年)
8[一]岡村哲夫(2年)
9[右]棟居英二(2年)

大会本塁打

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1回戦
2回戦
  • 第2号:園田照英(大分上野丘)
  • 第3号:盛谷博一(済々黌)
3回戦
準々決勝
  • 第5号:榎本博明(海南)

記録

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今大会終了時点

記録 選手名 対戦校 補足
ノーヒットノーラン 森光正吉(高知商) 2回戦・松阪商 大会史上15人目
大会通算奪三振 83 板東英二(徳島商) 2回戦・秋田商 17 大会新記録
3回戦・八女 15
準々決勝・魚津 25
9
準決勝・作新学院 14
決勝・柳井 3

その他の主な出場選手

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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