第20回日本レコード大賞
第20回日本レコード大賞(だい20かいにほんレコードたいしょう)は、1978年(昭和53年)12月31日に帝国劇場で行われた、20回目の『日本レコード大賞』である。
第20回日本レコード大賞 | |
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会場として使われた帝国劇場 | |
ジャンル | 特別番組 / 音楽番組 |
出演者 |
高橋圭三 久米宏 黒柳徹子 ピンク・レディーほか |
製作 | |
制作 | TBSテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1978年12月31日 |
放送時間 | 日曜19:00 - 20:55 |
放送枠 | 日本レコード大賞 |
放送分 | 115分 |
回数 | 1 |
概要
編集各部門賞の発表は「日本レコード大賞20周年記念 発表!レコード大賞ノミネート・全国生中継」の名で10月29日に東京プリンスホテルで発表された。
前回に引き続き、総合司会の高橋圭三の他、この年から始まった『ザ・ベストテン』の久米宏・黒柳徹子コンビが司会進行を担当。しかし久米は今回を以て退く。
第20回の大賞は、ピンク・レディーの「UFO」に決定した。ピンク・レディーは初の受賞。
日本テレビのスター誕生!出身歌手と、アイドル歌手のレコード大賞受賞と、及びオリコン年間シングルチャート1位の楽曲が受賞したのは、1968年以降(オリコン調査開始以降)では共に史上初めて。
審査はピンク・レディーと沢田研二が決選投票まで縺れ込み、得票はピンク・レディー「UFO」が29票、沢田研二の「LOVE (抱きしめたい)」が18票であった[1][注釈 1]。連覇を狙った前年(1977年・第19回)の大賞受賞者の沢田研二は、最優秀歌唱賞を獲得した。
この年から、従来は単なる予選通過扱いだった大賞候補曲の上位10曲に対して均等に金賞(後の優秀作品賞)を与えることとなった[2]。
TBSの音声多重放送の開始に伴い、この年からステレオ放送に。
前年史上最高を記録した視聴率は大きく落ち込み7.9P下落の42.9%。
2008年8月1日に日本テレビ系で放送された『ヒットメーカー 阿久悠物語』でも大賞が発表された実際映像が織り交ぜて[注釈 2]使われている。
司会
編集受賞作品・受賞者一覧
編集日本レコード大賞
編集最優秀歌唱賞
編集- 「LOVE (抱きしめたい)」
- 歌手:沢田研二 - 前年の大賞と合わせて、二冠を達成。
最優秀新人賞
編集金賞(大賞ノミネート作品)
編集- 「かもめはかもめ」
- 歌手:研ナオコ - 2年ぶり2度目。
- 「グッド・ラック」
- 歌手:野口五郎 - 前身の歌唱賞を合わせると、2年ぶり3度目。
- 「しあわせ芝居」
- 歌手:桜田淳子
- 「シンデレラ・ハネムーン」
- 歌手:岩崎宏美 - 前身の歌唱賞を合わせると2年連続2度目。
- 「たそがれマイ・ラブ」
- 歌手:大橋純子
- 「故郷へ…」
- 歌手:八代亜紀 - 前身の歌唱賞を合わせると3年連続5度目。
- 「ブルースカイ ブルー」
- 歌手:西城秀樹 - 前身の歌唱賞を合わせると2年ぶり4度目。
- 「プレイバックPart2」
- 歌手:山口百恵 - 前身の歌唱賞、大衆賞を合わせると2年連続3度目。
- 「UFO」
- 歌手:ピンク・レディー
- 「LOVE (抱きしめたい)」
- 歌手:沢田研二 - 前身の歌唱賞、大衆賞を合わせると2年連続5度目。
新人賞(最優秀新人賞ノミネート)
編集- 石野真子(曲:「失恋記念日」)
- さとう宗幸(曲:「青葉城恋唄」)
- 渋谷哲平(曲:「Deep (ディープ)」)
- 中原理恵(曲:「東京ららばい」)
- 渡辺真知子(曲:「かもめが翔んだ日」)
- 【受賞辞退】世良公則&ツイスト(曲:「銃爪 (ひきがね)」)
中山晋平賞(後の作曲賞)
編集- 「飛んでイスタンブール」(歌:庄野真代)/「東京ららばい」(歌:中原理恵)
- 作曲:筒美京平 - 4年ぶり4度目。大賞を含めると5度目。
編曲賞
編集西条八十賞(後の作詩賞)
編集特別賞
編集企画賞
編集- 「海外シリーズ旅情四部作」
- 「寺内タケシ日本民謡大百科」
- キングレコード(株) - 5年ぶり5度目。
- 「宇宙戦艦ヤマト三部作」
- 日本コロムビア(株) - 15年ぶり4度目。
古賀政男記念賞
編集日本レコード大賞20周年記念顕彰
編集TV中継スタッフ
編集- 運営プロデューサー:野中杉二、青柳脩/吉田恭爾
- 制作本部プロデューサー:渡辺正文、酒井俊一、大友和夫、小松敬、田中耕二、梅沢凡、今里照彦、西内綱一
- 制作マネージャー:小田忠明
- 構成:保富康午、河村達樹、吉田秀穂/小野寺真
- 音楽:服部克久、長洲忠彦
- 演奏:岡本章生とゲイスターズ、高橋達也と東京ユニオン、ベストアンサンブル
- 指揮:長洲忠彦
- 技術:佐藤一郎
- TD:村上敦彦、水越俊之
- 映像(カメラ):佐藤満、小南朗
- カラー調整:鈴木克彦、安藤紘平
- 音声:椎木洋次、吉田克弥、清水宣宏
- 照明:橋本英一、伊藤博介
- 音響効果:若林宏夫
- 美術制作:和田一郎、河瀬洋男
- 美術デザイン:三原康博、宮澤利昭、竹内誠二
- 演出スタッフ:神保泰宏、中村治信、島津剛史、五十嵐衛、田代誠、八木康夫、石川眞実、清弘誠、吉田秋生、狩野敬、斎藤薫、吉田健、大竹信雄、水留章
- 中継担当:山田修爾
- 舞台監督:塩川和則
- プロデューサー:斎藤正人、弟子丸千一郎
- 演出:久保嶋教生
- 製作著作:TBS
- 主催:社団法人 日本作曲家協会、日本レコード大賞運営委員会
脚注
編集注釈
編集出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 第20回日本レコード大賞 - 日本作曲家協会