福岡県公会堂貴賓館
福岡県福岡市にある国の重要文化財建築物
旧福岡県公会堂貴賓館(きゅうふくおかけんこうかいどうきひんかん)は、福岡県福岡市にある国の重要文化財建築物である。天神中央公園の中に位置する。
旧福岡県公会堂貴賓館 | |
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情報 | |
旧名称 | 福岡県公会堂貴賓館 |
設計者 | 三條栄三郎 |
施工 | 岩崎組 |
構造形式 | 木造 |
建築面積 | 396.3 m² |
着工 | 1909年(明治42年)1月 |
竣工 | 1910年(明治43年)3月 |
改築 | 1985年(昭和60年)1月 - 1986年(昭和61年)12月 |
所在地 | 福岡県福岡市中央区西中洲6-29 |
座標 | 北緯33度35分29.8秒 東経130度24分16.0秒 / 北緯33.591611度 東経130.404444度座標: 北緯33度35分29.8秒 東経130度24分16.0秒 / 北緯33.591611度 東経130.404444度 |
文化財 | 重要文化財 |
指定・登録等日 | 1984年(昭和59年) |
概要
編集旧福岡県公会堂貴賓館は元々、第13回九州沖縄八県連合共進会の開催に伴い、来賓接待所のために建設された。1910年(明治42年)開館の折には閑院宮載仁親王・同妃智恵子が宿泊、1912年(明治45年)3月には孫文が、同4月には皇太子嘉仁親王がそれぞれ逗留し、1916年(大正5年)の陸軍特別大演習では本営に指定された。 太平洋戦争中には福岡連隊区司令部にもなった。
戦後は福岡高等裁判所、福岡県立水産高等学校、福岡県教育庁舎など様々な施設に転用。貴賓館は、明治時代の希少なフレンチ・ルネッサンス様式を基調とする公共の木造建築物と評価され、1984年(昭和59年)5月に国の重要文化財に指定された。
2005年(平成17年)に発生した福岡県西方沖地震で、天井・ガラス・壁などに大きな被害を受けたが、復旧工事を経て2008年(平成20年)5月から一般公開が再開された。
歴史
編集建築
編集木造二階建てで、設計は福岡県の土木技師三條栄三郎によるものであり、フレンチ・ルネッサンス様式のデザインが取り入れられている。
利用情報
編集一般公開されている。
交通アクセス
編集関連項目
編集- 旧福岡県庁舎 - 同じく三條栄三郎の設計
- 福岡県立福岡高等学校 - 同じく三條栄三郎の設計