福岡市道鳥飼姪の浜線

福岡市の市道

福岡市道鳥飼姪の浜線(ふくおかしどうとりかいめいのはません)は、筑肥線の一部区間が廃線となったのちに、その跡地に整備された道路であり、福岡市早良区荒江あらえ二丁目の荒江あらえ二丁目交差点より西に向かって、主に住宅街を通り抜け、室見川を境に同市西区に入り、姪の浜一丁目の福岡市地下鉄空港線に沿って走る福岡市道との交差点に至る全長が2,943.65メートル[1]市道(幹線一級市町村道)である。同じく筑肥線の跡地に整備された福岡市道博多駅鳥飼線及び福岡市道平尾別府線の各一部については、福岡市道路愛称として筑肥新道と呼ばれているが[2]、この路線については特に愛称や通称はない。

幹線一級市町村道
福岡市道鳥飼姪の浜線
地図
地図
総延長 2,943.65 m[1]
東端 福岡市早良区荒江あらえ二丁目早良街道荒江あらえ二丁目交差点[1]
西端 福岡市西区姪の浜一丁目の愛宕3596号線との交差点(名称なし)[1]
接続する
主な道路
記法
早良街道福岡県道558号、室見有田線、愛宕通り
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

特徴

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福岡市道鳥飼姪の浜線の特徴は、福岡市地下鉄空港線の整備に伴い、1983年(昭和58年)3月22日に廃止された筑肥線博多駅から姪浜駅まで)の区間のうち、福岡市早良区荒江あらえ二丁目で福岡市道西新荒江線(早良街道)と交わる荒江あらえ二丁目交差点から西区姪の浜一丁目で福岡市道愛宕3596号線(姪浜駅の約0.5キロメートル手前の空港線沿い)までの廃線跡地に整備された道路であること、姪浜駅周辺の「地域拠点」[注釈 1]と「都心部」[4]とを繋ぐ交通ネットワークの一部を構成していることである。路線の線形については、もとが鉄道であるため、鉄道に適した直線と曲線の組合せにより構成されている。また、その軌道の敷地を利用したために、既存の道路との関係が変則的であり、この路線と同格である幹線一級市町村道の福岡市道鳥飼藤崎線がわずか40メートル程度の間隔で北側に並走しており、その区間が約1.0キロメートル(この路線の東側に連続する別の路線も含めると約2.5キロメートル)ある。

接続する主な通り

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接続する主な通りの一覧表[1]
交差する道路 市町村名 交差する場所
福岡市道西新荒江線(早良街道 福岡市 早良区 荒江あらえ二丁目 荒江あらえ二丁目交差点、起点
福岡県道558号内野次郎丸弥生線原通り 一丁目 新開橋交差点
福岡市道室見有田線 南庄二丁目 南庄二丁目西交差点
福岡市道豊浜拾六町線(愛宕通り 西区 愛宕一丁目 愛宕南交差点
福岡市道愛宕3596号線 姪の浜一丁目 (名称なし交差点)、終点

接続、近接する主な施設

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この路線に接続又は近接する主な施設を起点の東から順にあげると以下の通り。

脚注

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注釈

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  1. ^ 「地域拠点」とは、都市計画において主要な都市の拠点のうち重要性から「都心部」、「広域拠点」に準じる生活圏域の中心として、商業施設や業務施設などが集積した地区をいい、姪浜駅の周辺はその利便性を活かした施設の立地が進んでいる。因みに「都心部」の位置づけについては、『第9次福岡市基本計画』[3]の「都市空間構想図」において、具体的には東は御笠川、南は百年橋通り、西は大正通りに囲まれた地域とされており、「広域拠点」は都心部を取巻く東部(香椎駅千早駅の周辺)、南部(西鉄大橋駅から高宮駅の周辺)、西部(西新藤崎シーサイドももち等)の3つの副都心としての地域[4]
  2. ^ 所在地:814-0031早良区小田部四丁目14番外、公園種別:緑道、面積:27,366m2、開園年度:1975[5]

出典

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  1. ^ a b c d e 早良区の2,240.92メートルと西区の702.73メートルを合わせて2,957.15メートル、福岡市道路下水道局管理部路政課. “福岡市路線情報提供システム”. 2023年2月12日閲覧。→利用条件に同意→検索等
  2. ^ 福岡市道路下水道局管理部路政課. “福岡市/道路愛称”. 2023年6月26日閲覧。→筑肥新道
  3. ^ 福岡市総務企画局企画調整部企画課. “福岡市基本構想・第9次福岡市基本計画”. 2023年4月18日閲覧。→『第9次福岡市基本計画』(PDF)の48、56ページ
  4. ^ a b 福岡市都市計画課. “福岡市都市計画マスタープラン”. 福岡市. 2023年6月26日閲覧。都市計画法第18条の2に基づき市町村が定める都市計画に関する基本的な方針→23、29、31、33、34ページ
  5. ^ 公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会. “公園等検索”. 2023年6月28日閲覧。→キーワード検索等