福井医療短期大学
廃止された大学
(福井医療技術専門学校から転送)
福井医療短期大学(ふくいいりょうたんきだいがく、英語: Fukui College of Health Sciences)は、福井県福井市江上町55字鳥町13番1号に本部を置いていた日本の私立大学である。2006年に設置され、2020年に廃止された。大学の略称はFCHS[注 1]。
福井医療短期大学 | |
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大学設置 | 2006年 |
創立 | 1971年 |
廃止 | 2020年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人新田塚学園 |
本部所在地 | 福井県福井市江上町55字鳥町13番1号 |
学部 |
看護学科 リハビリテーション学科 |
概観
編集大学全体
編集- 福井県福井市に所在していた日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人新田塚学園。
- 2学科[注 2]かつ入学総定員160名体制で2006年に開学した短期大学である。が、実際のところ同学校法人はその20年以上も前の1980年代の半ばあたりから短期大学を設置していく構想があった。それについては、1984年に発行された医療雑誌から読み取ることができる[2][3][4][5]。
- 1971年に開校した福井高等看護学院が始まりとされ[6]、以後専修学校となり理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の養成も執り行うようになった。上述の通り、2006年に短期大学としてオープンし、旧来の専修学校にあった学科をそのまま踏襲する形で、医療系2学科からなった。2016年度を最後に短期大学の学生募集を終えたため、最後に入学した年度の学生の卒業までの間は、経過措置として存続となる[注釈 1]。2020年2月3日に廃止認可された[7]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
編集- 福井医療短期大学における建学の精神[8]
- 豊かな教養と必要な専門知識を備えた高度専門職業人且つ実践的で意欲的な医療技術者を養成すること。
教育および研究
編集- 福井医療短期大学は学名通り医療技術者を養成する短大で、看護とリハビリテーションにおいて活躍する人材育成に尽力していた。バックボーンとなっている福井病院や福井総合病院をはじめとした医療機関や各種社会福祉施設・保育園等での実習も取り入れられていた。
学風および特色
編集- 福井医療短期大学における学科・専攻で特筆すべきは、リハビリテーション学科に言語聴覚学専攻が設けられているところであった。これは言語聴覚士を養成する課程で、本短期大学が存続していた当時、日本の短大では有数のものであった[注 3]
沿革
編集基礎データ
編集所在地
編集- 福井県福井市江上町55字鳥町13番1号
教育および研究
編集組織
編集学科
編集専攻科
編集- なし
別科
編集- なし
- 以下の受験資格が得られるようになっていた。
附属機関
編集福井医療短期大学は、「新田塚医療福祉センター」を母体にして設立された。その傘下には以下の諸施設がある。
- 福井病院 - 精神科・神経科専門。2003年に短大(当時は専門学校)の隣接地へ新築移転。
- 福井総合病院 - 2009年に福井病院の隣接地へ新築移転。同時に歯科・歯科口腔外科・救急を除く外来部門は次の総合クリニックへ分離。
- 福井総合クリニック - 総合病院の移転時に、跡地施設を総合診療所として開院。
- 福井北包括支援センター
- 医療法人新田塚医療福祉新田塚ハウス
- 新田塚ハイツ
- 新田塚デイサービスセンター
- 新田塚保育園
- 新田塚訪問看護ステーション
- 新田塚介護相談センター
- 福井メディカル株式会社 - 義肢装具製作企業
学生生活
編集学園祭
編集大学関係者一覧
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アクセス(キャンパス)
編集15 鮎川・小丹生線、16 川西・三国線、福井総合病院線「福井医療短期大学前」下車。
施設
編集他大学との協定
編集国内大学
編集注釈
編集注釈グループ
編集補足
編集- ^ 英称である「Fukui College of Health Sciences」の頭文字から[1]。
- ^ うち1学科3専攻。
- ^ 過去にあった広島県立保健福祉短期大学が日本初である。ほかCategory:言語聴覚士養成所 (短期大学)も参照。
- ^ 但し、概ね1986年から1989年までの4期に分けて増設する計画であり、当初は看護、鍼灸、柔整の養成から開始する構想だった。また短期大学であるにもかかわらず、どういうわけか学部の名称を用いている[2]。
- ^ 入学定員40名[11]。
- ^ 入学定員120名[11]。
- ^ 昨年度[12]と当年度[13]のリハビリテーション学科全体の入学定員自体は変更なし。
- ^ 入学定員60[23][1]。
- ^ 入学定員120[23]。
- ^ 入学定員50[1]。
- ^ 入学定員40[1]。
- ^ 入学定員30[1]。
- ^ 短期大学存続時の情報。
出典
編集- ^ a b c d e f 文教協会'2016, p. 90.
- ^ a b 医道の日本社'1984-05.
- ^ 医道の日本社'1984-06, p. 119.
- ^ 医道の日本社'1984-08, p. 123.
- ^ a b 医道の日本社'1984-10, p. 128-129.
- ^ 福井医療短期大学'2015, p. 4.
- ^ 令和元年度廃止大学等一覧 (PDF) - 文部科学省、2021年2月14日閲覧。
- ^ 福井医療短期大学'2015, p. 3.
- ^ 文教協会'2006, p. 115.
- ^ 文教協会'2006, p. 346.
- ^ a b 全国学校データ研究所'2006.
- ^ 全国学校データ研究所'2008.
- ^ 全国学校データ研究所'2009.
- ^ a b 文教協会'2008.
- ^ a b 文教協会'2009.
- ^ a b 全国学校データ研究所'2010.
- ^ a b 全国学校データ研究所'2011.
- ^ a b 文教協会'2010.
- ^ a b 文教協会'2011, p. 91.
- ^ 大学入試センター'2013, p. 26.
- ^ 大学入試センター'2014, p. 29.
- ^ 大学入試センター'2015, p. 29.
- ^ a b 全国学校データ研究所'2016.
- ^ 福井医療短期大学'2015, p. 5.
- ^ 福井医療短期大学'2015, p. 20.
- ^ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
参考文献
編集福井メディカル短期大学
編集- 『医道の日本 = The Japanese journal of acupuncture & manual therapies : 東洋医学・鍼灸マッサージの専門誌 43(5)(477)』医道の日本社 。
- 『医道の日本 = The Japanese journal of acupuncture & manual therapies : 東洋医学・鍼灸マッサージの専門誌 43(6)(478)』医道の日本社 。
- 『医道の日本 = The Japanese journal of acupuncture & manual therapies : 東洋医学・鍼灸マッサージの専門誌 43(8)(480)』医道の日本社 。
- 『医道の日本 = The Japanese journal of acupuncture & manual therapies : 東洋医学・鍼灸マッサージの専門誌 43(10)(482)』医道の日本社 。
全国短期大学一覧
編集- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成20年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成21年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成22年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成23年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成28年度』文教協会 。
全国学校総覧
編集- 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2007年版』原書房 。
- 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2009年版』原書房 。
- 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2010年版』原書房 。
- 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2011年版』原書房 。
- 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2012年版』原書房 。
- 全国学校データ研究所『全国学校総覧 2017年版』原書房 。
大学入試センター試験
編集- 独立行政法人大学入試センター『独立行政法人大学入試センター要覧 2013年度』大学入試センター 。
- 独立行政法人大学入試センター『独立行政法人大学入試センター要覧 2014年度』大学入試センター 。
- 独立行政法人大学入試センター『独立行政法人大学入試センター要覧 2015年度』大学入試センター 。
大学案内冊子
編集- 福井医療短期大学『福井医療短期大学[大学案内]』福井医療短期大学 。