石本康隆
石本 康隆(いしもと やすたか、1981年10月10日 - )は、日本の元プロボクサー。香川県高松市出身。元WBOインナーナショナルスーパーバンタム級王者。第39代日本スーパーバンタム級王者。帝拳ボクシングジム所属。
基本情報 | |
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本名 | 石本 康隆 |
通称 | Corazón |
階級 | スーパーバンタム級 |
身長 | 170.5cm |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1981年10月10日(43歳) |
出身地 | 香川県高松市 |
スタイル | 右ボクサーファイター |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 40 |
勝ち | 31 |
KO勝ち | 9 |
敗け | 9 |
来歴
編集中学2年の時にボクシングを始める。20歳の時に上京し、帝拳ジムに入門した[1]。
2002年11月16日、スーパーフライ級でプロデビュー。4回判定勝利を収めた。
2005年、第62回東日本新人王トーナメントスーパーフライ級部門決勝に出場、杉田純一郎(ヨネクラ)に0-2の判定負けを喫するも準優勝を果たす。
2010年、東日本ボクシング協会、平成22年3月度・月間新鋭賞受賞 [2]。
2011年10月15日、最強後楽園に出場し、優勝。技能賞を獲得[1]。
2012年2月13日、日本スーパーバンタム級王者芹江匡晋(伴流)に3-0の判定負け。王座獲得失敗[3]。
2013年4月6日、ザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナで元WBO世界スーパーバンタム級王者でWBO世界スーパーバンタム級1位のウィルフレド・バスケス・ジュニア(プレルトリコ)に2-0の判定勝ちを収め王座を獲得[4][5]。
2013年9月7日、後楽園ホールでイグナシオ・バレンズエラと124ポンド契約10回戦を行い、バレンズエラの3回終了時棄権によりバスケス・ジュニア戦の凱旋試合を白星で飾った[6]。10月10日、東日本ボクシング協会の月間MVPに選出された[7]。
2014年5月31日、ザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナでクリス・アバロスとIBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦を行い、8回44秒TKO負けを喫しキコ・マルチネスへの挑戦権獲得に失敗した[8]。
2014年12月6日、大竹秀典の王座返上に伴い元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者で日本スーパーバンタム級1位の小國以載と日本スーパーバンタム級王座決定戦を行い、0-3(94-96、94-96、95-96)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[9]。
2015年4月4日、後楽園ホールで行われた「第536回ダイナミックグローブ」で宇津見義広とスーパーバンタム級8回戦を行い、7回2分11秒、3-0(3者共68-65)の負傷判定勝ちを収め再起を果たした[10]。
2015年8月7日、後楽園ホールで行われた「ホープフルファイトvol.19」で古橋岳也とスーパーバンタム級8回戦を行い、8回3-0(76-75、77-76、77-75)の判定勝ちを収めた[11]。
2015年12月21日、後楽園ホールで行われた「DANGAN149」で久我勇作と日本スーパーバンタム級王座決定戦を行い、10回3-0(96-94、96-95×2)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[12]。12月25日、東日本ボクシング協会の月間敢闘賞に選出された[13]。
2016年4月2日、後楽園ホールで藤原陽介と対戦し、10回3-0(3者共98-90)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[14]。
2016年10月1日、後楽園ホールで行われた「第554回ダイナミックグローブ」で古橋岳也と対戦し、10回2分27秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[15]。11月1日、東日本ボクシング協会の月間MVPに選出された[16]。
2016年11月7日、高松市観光大使を委託された[17][18]。
2017年2月4日、後楽園ホールで行われた「第558回ダイナミックグローブ」で久我勇作と対戦し、2回2分49秒TKO負けを喫し3度目の防衛に失敗、王座から陥落した[19][20]。
2017年7月18日、後楽園ホールで行われた「第563回ダイナミックグローブ」でアルネル・バコナヘと124ポンド契約10回戦を行い、7回2分38秒KO勝ちを収め再起を果たした[21]。
2017年11月4日、後楽園ホールで行われた「ダイナミックグローブ」で日本スーパーバンタム級1位の中川勇太と最強挑戦者決定戦を行い、8回2-1(77-76×2、76-77)の判定勝ちを収め久我勇作への挑戦権獲得に成功した[22]。
2017年12月3日、上述の中川戦で眼窩底骨折を負ったため、チャンピオンカーニバルへの出場を辞退した[23]。
人物
編集- 小学校時代はサッカー部、中学校時代には卓球部に所属していた。また、この卓球部には、パンクラス稲垣組所属・元DEEPバンタム級王者、元フェザー級キング・オブ・パンクラシストの前田吉朗も所属しており、同学年の石本と共に汗を流す。二人は今現在もお互いの試合を観に行ったり、それぞれのブログに度々登場するなど変わらぬ親交を深めている。
- 入場曲は石本のこよなく愛するHi-STANDARD の「brand new sunset」。本人のブログによると石本自身と仲間との思い出のバンドであり、大切な曲だと語っている。
戦績
編集プロボクシング:40戦31勝(9KO)9敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2002年11月16日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 米津伸生(小熊) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2003年9月27日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 高野剛(国分寺サイトー) | 日本 | |
3 | 2004年1月17日 | 敗北 | 4R | 判定1-2 | 芹江匡晋(伴流) | 日本 | |
4 | 2004年7月14日 | 敗北 | 4R | 判定0-2 | 池田仙三(ドリーム) | 日本 | 第61回東日本新人王トーナメントスーパーフライ級部門予選 |
5 | 2004年12月4日 | 勝利 | 2R | KO | 松田貴之(新松戸高橋) | 日本 | |
6 | 2005年4月12日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 中川健太(ロッキー) | 日本 | 第62回東日本新人王トーナメントスーパーフライ級部門予選 |
7 | 2005年6月14日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 臼井祐介(石川) | 日本 | 第62回東日本新人王トーナメントスーパーフライ級部門予選 |
8 | 2005年9月27日 | 勝利 | 4R | 判定3-0 | 白井一彰(渡嘉敷) | 日本 | 第62回東日本新人王トーナメントスーパーフライ級部門準決勝 |
9 | 2005年11月3日 | 敗北 | 6R | 判定0-2 | 杉田純一郎(ヨネクラ) | 日本 | 第62回東日本新人王トーナメントスーパーフライ級部門決勝 |
10 | 2006年8月5日 | 勝利 | 3R | TKO | 早野吉男(尼崎亀谷) | 日本 | |
11 | 2006年12月16日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | 阿部伸吾(小熊) | 日本 | |
12 | 2007年4月14日 | 勝利 | 6R | 判定2-0 | 大北正人(角海老宝石) | 日本 | |
13 | 2007年8月11日 | 勝利 | 8R | 判定2-0 | サラゴサ上間(沖縄ワールドリング) | 日本 | |
14 | 2007年12月19日 | 敗北 | 8R | 判定0-3 | 佐藤洋太(協栄) | 日本 | |
15 | 2008年5月30日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 永安 潤之介(川島) | 日本 | |
16 | 2009年1月21日 | 勝利 | 3R | TKO | 橋口竣(正拳) | 日本 | |
17 | 2009年4月7日 | 敗北 | 8R | 判定1-2 | 菊井徹平(花形) | 日本 | |
18 | 2009年11月7日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 和氣慎吾(古口) | 日本 | |
19 | 2010年3月12日 | 勝利 | 8R | 判定2-1 | 蔦谷貴法(博多協栄) | 日本 | |
20 | 2010年7月20日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 小泉雄大(川島) | 日本 | |
21 | 2010年12月4日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 川口裕(グリーンツダ) | 日本 | |
22 | 2011年4月7日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 丸山有二(野口) | 日本 | |
23 | 2011年7月6日 | 勝利 | 6R | 判定3-0 | 長井祐太(勝又) | 日本 | |
24 | 2011年10月15日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 塩谷悠(川島) | 日本 | 最強後楽園スーパーバンタム級決勝 |
25 | 2012年2月13日 | 敗北 | 10R | 判定0-3 | 芹江匡晋(伴流) | 日本 | 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ |
26 | 2012年9月1日 | 勝利 | 7R | TKO | 田村啓(花形) | 日本 | |
27 | 2013年2月2日 | 勝利 | 3R 2:43 | TKO | 内田義則(セレス) | 日本 | |
28 | 2013年4月6日 | 勝利 | 10R | 判定2-0 | ウィルフレド・バスケス・ジュニア | プエルトリコ | WBOインターナショナルスーパーバンタム級タイトルマッチ |
29 | 2013年9月7日 | 勝利 | 3R 3:00 | TKO | イグナシオ・バレンスエラ | メキシコ | |
30 | 2014年2月1日 | 勝利 | 3R | KO | ズン・リンダム | インドネシア | |
31 | 2014年5月31日 | 敗北 | 8R 0:44 | TKO | クリス・アバロス | アメリカ合衆国 | IBF世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦 |
32 | 2014年12月6日 | 敗北 | 10R | 判定0-3 | 小國以載(角海老宝石) | 日本 | 日本スーパーバンタム級王座決定戦 |
33 | 2015年4月4日 | 勝利 | 7R 2:11 | 負傷判定3-0 | 宇津見義広(ヨネクラ) | 日本 | |
34 | 2015年8月7日 | 勝利 | 8R | 判定3-0 | 古橋岳也(川崎新田) | 日本 | |
35 | 2015年12月21日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | 久我勇作(ワタナベ) | 日本 | 日本スーパーバンタム級王座決定戦 |
36 | 2016年4月2日 | 勝利 | 10R | 判定3-0 | 藤原陽介(ドリーム) | 日本 | 日本防衛1 |
37 | 2016年10月1日 | 勝利 | 10R 2:27 | TKO | 古橋岳也(川崎新田) | 日本 | 日本防衛2 |
38 | 2017年2月4日 | 敗北 | 2R 2:49 | TKO | 久我勇作(ワタナベ) | 日本 | 日本王座陥落 |
39 | 2017年7月18日 | 勝利 | 7R 2:38 | KO | アルネル・バコナヘ | フィリピン | |
40 | 2017年11月4日 | 勝利 | 8R | 判定2-1 | 中川勇太(角海老宝石) | 日本 | 日本スーパーバンタム級最強挑戦者決定戦 |
テンプレート |
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ a b 県出身プロボクサー・石本が日本王者挑戦権獲得 四国新聞 2011年11月22日
- ^ 平成22年3月度月間賞・授賞式 「東日本ボクシング協会」
- ^ 王者芹江V6 難敵石本に3-0 日本S・バンタム級戦 ボクシングニュース「Box-on!」
- ^ 速報 石本がバスケスJrから金星 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年4月6日
- ^ 元世界王者破った石本康隆「自分信じて攻めた」 四国新聞 2013年4月6日
- ^ 下田、メキシカンに判定勝ち 石本も快勝 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年9月7日
- ^ 9月の月間賞、最優秀・石本、敢闘・知念、新鋭・伊藤 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年10月10日
- ^ 石本は8回TKO負け、IBF・S・バンタム級挑戦者決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年5月31日
- ^ 小國以載が石本康隆に小差判定勝ち、日本SB決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年12月6日
- ^ 木村悠がTKO勝ちでV3、日本L・フライ級戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年4月4日
- ^ 石本康隆が古橋岳也に競り勝つ、日本ランカー対決 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年8月7日
- ^ 石本康隆が日本SB新王者、久我勇作との激戦制す Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月21日
- ^ 帝拳コンビ 尾川堅一が月間MVP、石本康隆は敢闘賞 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年12月25日
- ^ 石本康隆が大差判定勝ち、日本SB級初防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年4月2日
- ^ 石本康隆が10回TKOでV2、下田昭文は2回KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2016年10月1日
- ^ 10月のMVPは石本康隆、敢闘賞に久我勇作 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月1日
- ^ 11月7日(月) 高松市観光大使委嘱式 高松市公式ホームページ「もっと高松」 2016年11月7日
- ^ 八重樫東&長谷川穂積TV情報、石本康隆は観光大使 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月10日
- ^ 久我勇作が日本王者に、石本康隆に2回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月4日
- ^ Kuga stops WBO#6 Ishimoto to win Japanese 122lb belt; Higa, 12-0, 12 KOs, decks tune-up bout before WBC 112lb title shot Fightnews.com 2017年2月5日
- ^ 末吉大が圧巻12連勝、石本康隆は激戦KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月18日
- ^ 日本王座挑戦へ 竹迫が1回KO勝ち、石本は2-1判定 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年11月4日
- ^ 尾川堅一が米国へ出発、石本康隆がけがでCC辞退 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年12月3日
- ^ 引退 石本康隆オフィシャルブログ「まぁーライオン日記~最終章~」Powered by Ameba 2018年1月17日参照
- ^ 前日本S・バンタム級王者 石本康隆が引退表明 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月17日
関連項目
編集外部リンク
編集- 石本康隆 - 帝拳ジム公式サイト
- 石本康隆オフィシャルブログ「まぁーライオン日記~最終章~」Powered by Ameba - Ameba Blog
- 石本康隆-yasutaka ishimoto Official (1shimo) - Facebook
- 石本康隆の戦績 - BoxRec
空位 前タイトル保持者 小國以載 |
第38代日本スーパーバンタム級王者 2015年12月21日 - 2017年2月4日 |
次王者 久我勇作 |