石垣島ドリーム観光
石垣島ドリーム観光株式会社(いしがきじまドリームかんこう)は、沖縄県石垣市美崎町に本社を置き海運業及び旅行業を営む会社である。
石垣港離島ターミナル内の石垣島ドリーム観光事務所 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒907-0012 沖縄県石垣市美崎町1番地 石垣港離島ターミナル内[1] |
設立 | 2005年12月21日[1] |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 3360001013326 |
事業内容 | 旅客海運業・旅行業 |
代表者 | 丸尾 剛(代表取締役)[1] |
資本金 | 4,000万円[1] |
外部リンク | www.ishigaki-dream.co.jp/ |
特記事項: 国土交通省一般旅客定期航路免許 沖縄第45号 沖縄県知事登録旅行業第2種259号[1] |
主に石垣島と八重山列島の他の島との間で不定期航路の旅客船・フェリーを運航して、離島めぐり等のツアーや貸切船クルーズを催行している。略称は「IDT」[注 1]。
概要
編集八重山列島では従来、八重山観光フェリー及び安栄観光の2社が離島航路を運航していたが、当社は離島への観光客の増加をふまえて2007年に新規参入した[2]。2005年12月に石垣市内の企業約15社によって設立され[2]、2007年5月5日に営業運航を開始した[3]。これにより、八重山列島で複数の離島航路を運航する海運会社は3社となったが、その航路は大半が重複していた。
石垣島ドリーム観光は、2018年4月から、船員不足のため定期航路事業を休止して不定期航路のみを運航し、離島めぐり等のツアーや貸切船クルーズの催行を事業の中心としている。定期航路については、船員が確保でき次第、再開するとしている[4][5]。
沿革
編集かつての定期航路
編集石垣島にある石垣港をターミナルとして、八重山列島の各島への定期航路を運航していたが、2018年4月以降休止している。
※下記の定期航路はすべて運航休止中。
- 石垣島(石垣港)発着の旅客船(高速船)航路
- - 竹富島・竹富東港
- - 小浜島・小浜港
- 便数は少ないが、小浜島発の一部の便が竹富島を経由する。
- - 黒島・黒島港
- 貨客船の就航日は、一部便を振り替えて運航する。
- - 西表島・大原港
- 便数は少ないが、大原港発の一部の便が小浜島または竹富島を経由する。
- その他の島間の旅客船(高速船)航路
- (石垣港発着便の途中寄港も含む)
- 西表島・大原港→小浜島・小浜港
- 西表島・大原港→竹富島・竹富東港
- 小浜島・小浜港 - (石垣港) - 竹富島・竹富東港
- 便数は少ない。石垣港を経由する便としない便がある。
- 貨客船(フェリー)航路
船舶
編集大型双胴船2隻、小型高速船5隻、フェリー1隻の合計8隻を保有している[8]。旅客船の客室に空気清浄機を設置している[9]。
- プレミアムドリーム
- 2008年7月25日進水、2009年2月11日就航。インキャット・クラウザー(オーストラリア)/RDM Constructions建造、丸尾建設保有
- 167総トン、全長33.51m、登録長29.91m、全幅8.50m、深さ3.05m、満載喫水1.70m、ディーゼル2基、機関出力2,800PS、プロペラ2軸、最大速力30ノット、乗組員5名、旅客定員245名(3時間未満)221名(6時間未満)[10][11][12]
- 初の大型双胴船。船体は3層構造でメインデッキは3-5-3の座席配置、ミドルデッキは特別料金が必要なプレミアムシート(40席)で2-4-2の座席配置となっている。ミドルデッキ後部および最上部のアッパーデッキは露天デッキとなっており、アッパーデッキはクルージング時のみ開放される。操舵室はミドルデッキ前部にある。
- スーパードリーム
- 2014年就航。インキャット・クラウザー(オーストラリア)/RDM Constructions建造、丸尾建設保有
- 141総トン、全長29.40m、全幅8.50m、航海速力30.0ノット、旅客定員195名[13][14]
- ドリーム 1
- ドリーム 2
- ドリーム 3
- ドリーム 5
- ドリーム 7
- 19総トン、全長20.27m、全幅4.50m、航海速力30.0ノット、旅客定員80名
- フェリードリーム(フェリー)
- 2006年10月竣工、沖新船舶工業建造(第168番船)
- 19総トン、全長24.36m、全幅5.70m、深さ1.75m、最大速力38ノット、航海速力25.0ノット、旅客定員48名、車輌4台[8][15]
- 「高速カーフェリー」と称している[16]。
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ドリーム 1
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ドリーム 3(石垣港)
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ドリーム 5
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ドリーム 7(石垣港)
過去の保有船舶
編集- ドリーム 6
- 16総トン、全長15.97m、全幅4.29m、航海速力30.0ノット、旅客定員53名[17]
脚注
編集注釈
編集- ^ 日本語社名は「石垣島ドリーム観光」であるが、英語社名は"ISHIGAKI DREAM TOURS"で、「島」に当たる語が含まれていない。
出典
編集- ^ a b c d e 会社案内 石垣島ドリーム観光
- ^ a b c “離島航路に新会社石垣島ドリームが参入”. 八重山毎日新聞. (2006年9月2日)
- ^ a b c “石垣島ドリーム観光、5月5日から運航”. 八重山毎日新聞. (2007年4月28日)
- ^ “来年4月に定期船休止 船員不足、ツアーは継続 ドリーム観光”. 八重山日報. (2017年10月22日)
- ^ “石垣島ドリーム観光2018年4月1日より定期航路を休止”. やいまタイム (南山舎). (2017年10月20日)
- ^ プレミアムドリーム 石垣島ドリーム観光
- ^ 試乗会のご来場、ありがとうございました! 石垣島フェリー「石垣島ドリーム観光」ブログ、2009年2月10日
- ^ a b c d e f “船舶案内”. 石垣島ドリーム観光. 2019年9月28日閲覧。
- ^ よくあるご質問 石垣島ドリーム観光
- ^ 設計表 石垣島ドリーム観光(2013年2月18日閲覧)
- ^ IC0718 - 32m Catamaran Passenger Ferry Incat Crowther
- ^ RDM046 - Premium Dream RDM Construction
- ^ IC12011 - 32m Catamaran Passenger Ferry Incat Crowther
- ^ RDM058 - Super Dream RDM Construction
- ^ a b c d e 建造実績 旅客船 沖新船舶工業
- ^ 石垣島ドリーム観光運航時刻表 (PDF) 石垣島ドリーム観光
- ^ “船舶案内”. 石垣島ドリーム観光. 2017年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年9月28日閲覧。