知念慶
知念 慶(ちねん けい、1995年3月17日 - )は、沖縄県島尻郡南風原町出身のプロサッカー選手。Jリーグ・鹿島アントラーズ所属。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。
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名前 | ||||||
愛称 | チネン | |||||
カタカナ | チネン ケイ | |||||
ラテン文字 | CHINEN Kei | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1995年3月17日(29歳) | |||||
出身地 | 沖縄県島尻郡南風原町 | |||||
身長 | 177cm | |||||
体重 | 73kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 鹿島アントラーズ | |||||
ポジション | FW / MF | |||||
背番号 | 13 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2017-2022 | 川崎フロンターレ | 101 | (21) | |||
2020 | →大分トリニータ(loan) | 29 | (3) | |||
2023- | 鹿島アントラーズ | 54 | (8) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年12月8日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
経歴
編集プロ入り前
編集小学校1年生の時に兄が地元の少年サッカークラブに入団した事をきっかけに、自身も入団しサッカーを始める[1]。当時のポジションはDFであった。その後中学を経て知念高校に進学。高校3年次には関東の強豪大学の練習に参加をするが、「規律や厳しさに自分は順応できないだろう」という判断から進学は見送った。インターハイ後には受験勉強の為一旦サッカー部を引退したが、1ヶ月程で復帰した[1]。
高校卒業後沖縄を離れ、愛知学院大学に進学。入学後に同校サッカー部監督・境田雅章に「サッカー部に入りたい」と直訴し、身体能力テストと練習参加を経て正式に入部した。最初はBチームからのスタートであったが、試合で結果を残し1年次の12月にAチームに合流を果たす。2年次には東海学生サッカーリーグ戦で得点王になる活躍を見せるなど、以後はコンスタントに成績を残し、ベストイレブンや大学選抜にも選出された[1]。
川崎フロンターレ
編集2017年、川崎フロンターレに加入[2]。4月1日、J1第5節のベガルタ仙台戦でプロデビューを果たした[3]。10月4日、ルヴァンカップ準決勝のベガルタ仙台戦にてプロ初ゴールを決めた。10月25日、天皇杯準々決勝の柏レイソル戦で公式戦初先発を果たし、10月29日、J1第31節の柏レイソル戦ではリーグ初得点を決めた[4]。
2018年、開幕戦のジュビロ磐田戦では1トップとして先発出場[5]。同年は出場機会を大きく増やし、自己最多のリーグ戦27試合に出場した。
2019年、第3節よりスタメンの座を掴むとJ1第5節の松本山雅FC戦[6] から第8節の湘南ベルマーレ戦にかけて4試合連続ゴールを記録[7]。ルヴァンカップ・準々決勝1stレグの名古屋グランパス戦ではVAR導入後第1号となるゴールを決めた[8]。
大分トリニータ
編集2020年、大分トリニータに期限付き移籍[9]。プロ入り後最多のリーグ戦29試合に出場したが、監督・片野坂知宏の戦術への適応に時間を要し、3得点にとどまった[10]。
川崎フロンターレ復帰
編集2021年、川崎に復帰[11]。9月26日、第30節の湘南ベルマーレ戦では決勝点を決めて、チームの首位キープに貢献した[12]。
鹿島アントラーズ
編集2023年、鹿島アントラーズへ完全移籍で加入することが発表された[13]。2月18日、J1開幕節の京都サンガF.C.戦からスタメンで出場し、移籍後初ゴールを決めた。
2024シーズンは、開幕前のキャンプでボランチの柴崎岳が負傷し、監督のランコ・ポポヴィッチが知念をボランチに起用したところ持ち味のデュエルを発揮。そこからボランチにコンバートされ、リーグ戦33試合に出場。デュエル勝利数はリーグ最多の138回となり、シーズン終了後にはMFとして自身初のJリーグベストイレブンを受賞[14]。また、沖縄県出身の選手がベストイレブンに選出されるのは初めてであった[15]。
エピソード
編集プレースタイル
編集主にFW(センターフォワード、ウィング)として起用される。 身体能力が高く、無理が利くストライカーである。前線から守備をこなす献身性だけでなく、ポストプレーやシュート、ヘディング、どれも高いレベルで備える万能型である。フィジカルが強く、パンチ力のあるシュートができ、ミドルシュートでゴールを陥れることができる。
しかし、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督により2024年シーズンからボランチにコンバートされた。佐野海舟とコンビを組んでスタメンに定着。FW時代の屈強なフィジカルと空中戦の強さを生かし、ずば抜けたデュエル勝利数でJ1のデュエル王となっている。
所属クラブ
編集- 北丘FC(南風原町立北丘小学校)
- 南風原町立南風原中学校
- 沖縄県立知念高等学校
- 愛知学院大学
- 2017年 - 2022年 川崎フロンターレ
- 2023年 - 鹿島アントラーズ
個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2017 | 川崎 | 20 | J1 | 4 | 1 | 2 | 1 | 3 | 0 | 9 | 2 |
2018 | 27 | 4 | 2 | 1 | 4 | 3 | 33 | 8 | |||
2019 | 21 | 5 | 1 | 1 | 3 | 0 | 25 | 6 | |||
2020 | 大分 | 9 | 29 | 3 | 1 | 0 | - | 30 | 3 | ||
2021 | 川崎 | 20 | 22 | 4 | 1 | 0 | 3 | 0 | 26 | 4 | |
2022 | 27 | 7 | 0 | 0 | 1 | 1 | 28 | 8 | |||
2023 | 鹿島 | 13 | 21 | 5 | 4 | 0 | 0 | 0 | 25 | 5 | |
2024 | 33 | 3 | 1 | 1 | 3 | 0 | 37 | 4 | |||
通算 | 日本 | J1 | 184 | 32 | 12 | 4 | 17 | 4 | 213 | 40 | |
総通算 | 184 | 32 | 12 | 4 | 17 | 4 | 213 | 40 |
その他の公式戦
- 2018年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
- 2019年
- FUJI XEROX SUPER CUP 1試合0得点
- 2022年
- FUJIFILM SUPER CUP 1試合0得点
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2017 | 川崎 | 20 | 0 | 0 |
2018 | 5 | 2 | ||
2019 | 4 | 1 | ||
2021 | 4 | 4 | ||
2022 | 6 | 3 | ||
通算 | AFC | 19 | 10 |
タイトル
編集クラブ
編集- 川崎フロンターレ
個人
編集- Jリーグベストイレブン:1回(2024年)
選抜歴
編集- 東海・北信越大学選抜
- デンソーカップサッカー(2014年)
脚注
編集出典
編集- ^ a b c “ピックアッププレイヤー 2017-vol.03 / 知念 慶選手”. 川崎フロンターレ (2017年). 2020年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月11日閲覧。
- ^ 知念慶選手加入内定のお知らせ 川崎フロンターレ(2016年10月14日)
- ^ 川崎F新人FW知念デビュー 本人不完全燃焼も憲剛は高評価「がなぴーに似ている」 スポニチアックス(2017年4月1日)
- ^ “【川崎】柏と引き分け、勝ち点差は4に”. スポーツ報知. (2017年10月29日). オリジナルの2018年2月26日時点におけるアーカイブ。 2023年11月24日閲覧。
- ^ 憲剛2年連続開幕弾で初“BKB”!!川崎F、公式戦初勝利で連覇へ白星発進 ゲキサカ(2018年2月25日)
- ^ 川崎F知念初2戦連も実らず「もう1本決めてれば」 日刊スポーツ(2019年4月5日)
- ^ “4試合連続ゴールの川崎F知念慶「メンタルのブレはあまりない」”. ゲキサカ. 講談社 (2019年4月19日). 2020年2月25日閲覧。
- ^ 川崎F知念VAR第1号「めっちゃ温度差があった」 日刊スポーツ(2019年9月4日)2019年9月5日閲覧。
- ^ 『知念慶選手 川崎フロンターレより期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)大分トリニータ、2019年12月21日 。2019年12月21日閲覧。
- ^ “【川崎F】日本最高峰のチームに帰還した知念慶が感じる『幸福と危機感』”. サッカーダイジェストWeb (2021年1月29日). 2021年3月4日閲覧。
- ^ 『知念慶選手復帰のお知らせ』(プレスリリース)川崎フロンターレ、2021年1月4日 。2021年1月4日閲覧。
- ^ 「交代枠ないからやるしかねえ」足をつっていた川崎F知念慶、90+4分に魂の劇的決勝ゴールゲキサカ(2021年9月26日)2021年9月28日閲覧。
- ^ 『知念 慶選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)鹿島アントラーズ、2022年11月26日。オリジナルの2022年11月26日時点におけるアーカイブ 。2022年11月26日閲覧。
- ^ 【Jアウォーズ】ボランチコンバート鹿島知念慶が初ベストイレブン「来年はCBにチャレンジ」日刊スポーツ 2024年12月10日
- ^ J1鹿島・知念慶、ベストイレブンに 沖縄県勢で初「びっくりしている」沖縄タイムズ 2024年12月11日
- ^ “【ライターコラムfrom川崎】沖縄のヒーロー・我那覇和樹のチャントを引き継いだ“万能型ストライカー”知念慶”. SOCCER KING (2018年3月19日). 2019年12月21日閲覧。
- ^ “川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイト”. 川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイト. 2023年5月15日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 知念慶 - Soccerway.com
- 知念慶 - Soccerbase.comによる選手データ
- 知念慶 - FootballDatabase.eu
- 知念慶 - WorldFootball.net
- 知念慶 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 知念慶 - J.League Data Siteによる選手データ
- 知念慶 - playmakerstats.com
- 知念慶 (@keichinen) - X(旧Twitter)
- 知念慶 (@keichinen) - Instagram