甲東園駅
甲東園駅(こうとうえんえき)は、兵庫県西宮市甲東園一丁目にある、阪急電鉄今津線の駅。駅番号はHK-24。
甲東園駅 | |
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駅舎を南望。阪急線に対して高架で交差しているのが山陽新幹線(画像奥) | |
こうとうえん Kotoen | |
◄HK-25 仁川 (0.9 km) (1.0 km) 門戸厄神 HK-23► | |
所在地 | 兵庫県西宮市甲東園一丁目204番地[1] |
駅番号 | HK24 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
所属路線 | ■今津線 |
キロ程 |
5.4 km(宝塚起点) 大阪梅田から西宮北口経由で17.9 km |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[2] |
ホーム | 2面2線[2] |
乗降人員 -統計年次- |
22,890人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1922年(大正11年)6月1日[2] |
歴史
編集駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で橋上駅舎を有する[2]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎は通路により周囲の建物に直結しており、直接道路には出られない[2]。改札口は2つあるが、うち1つは宝塚方面ホームへのエレベーターのみ使用できる形態である[2]。ホーム有効長は1号線が6両、2号線が8両。
阪神・淡路大震災の際に被災し、その後改修された。周辺施設に合わせて、阪神間モダニズムを意識した駅舎デザインを採用している。
のりば
編集号線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■今津線 | 下り | 宝塚・仁川・川西能勢口・箕面方面 |
2 | 上り | 西宮北口・大阪・神戸・今津方面 |
※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、宝塚方面が1号線、西宮北口方面が2号線と表示されている。
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ホーム
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東口
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西口
利用状況
編集2023年(令和5年)の通年平均乗降人員は22,890人である[統計 1]。阪急全駅で31位であり、今津北線の途中駅では最多。
年次別利用状況
編集各年次の1日平均利用状況の推移は下表の通り。
年次 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 増減率 | 順位 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016年(平成28年) | 13,714 | 12,977 | 26,691 | 29位 | [阪急 1] | |
2017年(平成29年) | 26,815 | 0.5% | 29位 | [阪急 2] | ||
2018年(平成30年) | 26,193 | -2.3% | 29位 | [阪急 3] | ||
2019年(令和元年) | 26,007 | -0.7% | 30位 | [阪急 4] | ||
2020年(令和 | 2年)16,709 | -35.8% | 38位 | [阪急 5] | ||
2021年(令和 | 3年)18,757 | 12.3% | 33位 | [阪急 6] | ||
2022年(令和 | 4年)21,953 | 17.0% | 29位 | [阪急 7] | ||
2023年(令和 | 5年)22,890 | 4.3% | 31位 |
年次別利用状況(平日限定)
編集2007年から2015年までのデータは平日限定となっていた。
年次 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 増減率 | 順位 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
2007年(平成19年) | 15,123 | 14,368 | 29,491 | 30位 | [阪急 8] | |
2008年(平成20年) | 15,687 | 14,858 | 30,545 | 3.6% | 29位 | [阪急 9] |
2009年(平成21年) | 15,594 | 14,825 | 30,419 | -0.4% | 29位 | [阪急 10] |
2010年(平成22年) | 15,980 | 15,123 | 31,103 | 2.2% | 29位 | [阪急 11] |
2011年(平成23年) | 16,113 | 15,212 | 31,325 | 0.7% | 29位 | [阪急 12] |
2012年(平成24年) | 16,159 | 15,284 | 31,443 | 0.4% | 29位 | [阪急 13] |
2013年(平成25年) | 16,327 | 15,458 | 31,785 | 1.1% | 29位 | [阪急 14] |
2014年(平成26年) | 16,313 | 15,364 | 31,677 | -0.3% | 28位 | [阪急 15] |
2015年(平成27年) | 16,633 | 15,607 | 32,240 | 1.8% | 26位 | [阪急 16] |
年間乗車人員
編集近年の1年間の乗車人員は以下の通り。なお下表内の数値の単位は全て「千人」である。
年度 | 年間 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2003年(平成15年) | 7,098 | [西宮市 1] |
2004年(平成16年) | 6,982 | [西宮市 1] |
2005年(平成17年) | 6,640 | [西宮市 1] |
2006年(平成18年) | 6,232 | [西宮市 1] |
2007年(平成19年) | 6,464 | [西宮市 1] |
2008年(平成20年) | 6,529 | [西宮市 1] |
2009年(平成21年) | 6,537 | [西宮市 2] |
2010年(平成22年) | 6,555 | [西宮市 3] |
2011年(平成23年) | 6,802 | [西宮市 4] |
2012年(平成24年) | 6,785 | [西宮市 5] |
2013年(平成25年) | 7,062 | [西宮市 5] |
2014年(平成26年) | 6,928 | [西宮市 5] |
2015年(平成27年) | 6,918 | [西宮市 5] |
2016年(平成28年) | 7,336 | [西宮市 6] |
2017年(平成29年) | 7,631 | [西宮市 7] |
2018年(平成30年) | 7,392 | [西宮市 8] |
2019年(令和元年) | 7,550 | [西宮市 9] |
2020年(令和 | 2年)5,809 | [西宮市 10] |
2021年(令和 | 3年)5,135 | [西宮市 11] |
2022年(令和 | 4年)5,698 | [西宮市 12] |
駅周辺
編集駅のある甲東園には財界人や文化人の邸宅も多く、西宮七園の一つとして阪神間の高級住宅街の一角を構成する[2]。当駅の南隣を山陽新幹線が通過しており(冒頭の写真参照)、阪神・淡路大震災時には新幹線の高架橋桁が落下して今津線不通の原因となった[2]。
教育機関
編集- 関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス[2]
- 関西学院中学部・高等部[2]
- 兵庫県立西宮高等学校[2]
- 仁川学院中学校・高等学校
- 仁川学院小学校
- 報徳学園中学校・高等学校[2]
- 西宮市立甲陵中学校
- 西宮市立段上西小学校
- 甲東幼稚園
商業施設
編集各種施設
編集バス路線
編集西口の道路上に阪急バスの路線が乗り入れる。停留所名は「阪急甲東園駅」。西宮営業所の担当。
時刻表では1・2のりばの両方がまとめて記載されているが、実際は2のりば発着が基本で1のりばは平日の関西学院大学登校日に限り運行される関西学院前行き直行便(行先番号なし)ののりばとしての使用が基本となる。なお2のりばの後方には3のりばもあるが、使用されていない。なおその他の系統も全て関西学院前は経由する。
バスのりば付近には阪急バス甲東園出張所が設置されているほか、当駅の西宮北口方にはバス車両の休憩所もある。
大半が西宮北口駅方面とを結び、経路が細かく分かれているが基本的に11系統のみとなりその他の本数はわずかである。
のりば | 路線名 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
2 | 西宮市内線 | 10系統:JR西宮駅 | 最終便および平日朝のみ運行。平日最終便は深夜バス(運賃倍額) |
11系統:阪急西宮北口駅 | 上ヶ原六番町・JR西宮駅経由 | ||
12系統:阪急西宮北口駅 | 夕方以降および土休日朝のみ運行。上ヶ原六番町・能登町経由 | ||
16系統:阪急西宮北口駅 | 朝夕のみ運行、本数わずか。愛宕山・能登町経由 | ||
17系統:阪急西宮北口駅→19系統直通 | 朝のみ運行、本数わずか。阪急西宮北口駅まで16系統と同一経路 | ||
19系統:阪急西宮北口駅 | 朝夕のみ運行、本数わずか。愛宕山・JR西宮駅経由 | ||
24系統:阪急西宮北口駅・誠成公倫会館方面 | 1日5本のみ運行。神戸女学院西門前経由、2回目の阪急西宮北口駅で終着 | ||
26系統:阪神西宮 | 日中3本のみ運行。阪急西宮北口駅まで16系統と同一経路 |
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、77頁。ISBN 4-89485-051-6。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、68頁。ISBN 9784343006745。
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 11号 阪急電鉄 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、14-17頁。ISBN 978-4-02-340141-9。
- ^ 『「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDFlink)(プレスリリース)阪急電鉄株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブ 。2016年4月8日閲覧。
- ^ “阪急電鉄:21日から駅名変更 宝塚線、中山駅→中山観音駅 神戸線、三宮駅→神戸三宮駅 京都線新駅開業に合わせ”. 毎日新聞(朝刊) (毎日新聞社): p. (地方版/兵庫)p.24. (2013年12月19日)
利用状況
編集阪急電鉄
編集- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2016年平均(通年平均)〔1月~12月〕”. 2017年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員(2017年 通年平均)”. 2018年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2018年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2019年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2020年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2021年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗車人員(2022年 通年平均)”. 2024年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2007年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2009年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2008年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2010年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2009年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2010年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2010年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2011年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2011年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2012年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2012年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2014年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2013年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2014年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2014年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2015年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
- ^ 阪急電鉄. “駅別乗降人員 2015年平均(平日)〔1月~12月〕”. 2016年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月15日閲覧。
西宮市統計書
編集- ^ a b c d e f 平成21年統計書 運輸及び通信 (PDF)
- ^ 平成22年統計書 運輸及び通信 (PDF)
- ^ 平成23年統計書 運輸及び通信 (PDF)
- ^ 【H24統計書】運輸及び通信 (PDF)
- ^ a b c d 【平成28年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【平成29年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【平成30年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【令和元年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【令和2年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【令和3年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【令和4年統計書】4運輸・通信 (PDF)
- ^ 【令和5年統計書】4運輸・通信 (PDF)
関連項目
編集外部リンク
編集- 甲東園駅 - 阪急電鉄