田岡化学工業株式会社(たおかかがくこうぎょう、英文名:Taoka Chemical Company, Limited)は、大阪市淀川区に本社を置く、住化グループの化学メーカーである。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[1]

田岡化学工業株式会社
TAOKA CHEMICAL COMPANY, LIMITED
種類 株式会社
市場情報
本店所在地 日本の旗 日本
532-0006
大阪市淀川区西三国4丁目2番11号
設立 1934年(昭和9年)10月29日
(田岡染料製造株式会社)
業種 化学
法人番号 9120001056384 ウィキデータを編集
事業内容 精密化学品、機能材、機能樹脂、化成品
代表者 代表取締役社長 佐々木 康彰
資本金 1,572百万円
発行済株式総数 14,440,000株
売上高 連結:30,166百万円
単独:27,520百万円(2023年3月期)
営業利益 連結:451百万円
単独:267百万円(2023年3月期)
純利益 連結:310百万円
単独:219百万円(2023年3月期)
純資産 連結:16,570百万円
単独:16,283百万円(2023年3月期)
総資産 連結:31,069百万円
単独:30,277百万円(2023年3月期)
従業員数 連結:458人
単独:386人(2023年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 住友化学50.58 %
NORTHERN TRUST GLOBAL SERVICES SE 2.12%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.33%
田岡従業員持株会 1.18%
増谷 行紀 0.99%
株式会社日本カストディ銀行 0.97%
糀 英夫 0.70%
MSIP CLIENT SECURITIES 0.60%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL 0.64%
大橋 英次 0.52%
(2023年3月31日現在)
主要子会社 主要関係会社参照
外部リンク https://www.taoka-chem.co.jp/(日本語)
特記事項:経営指標は 2023年3月 第123期 有価証券報告書
テンプレートを表示

染料、接着剤から医・農薬中間体など精密化学分野へ。インド、シンガポールにも子会社を持つ。

主力製品・事業

編集
  • 精密化学品
  • 機能材
  • 機能樹脂
  • 化成品

主要事業所

編集

沿革

編集
  • 1919年大正8年)4月 - 田岡商店を創業。
  • 1922年(大正11年)1月 - 合成染料の製造に着手。
  • 1934年昭和9年)10月 - 田岡染料製造株式会社を設立。
  • 1939年(昭和14年)2月 - 第二工場を新設し、染料中間物の製造を開始。
  • 1944年(昭和19年)11月 - 商号を田岡合成工業株式会社に変更。
  • 1946年(昭和21年)12月 - 商号を田岡染料製造株式会社に復帰。
  • 1949年(昭和24年)12月 - 大阪証券取引所に株式を上場。
  • 1955年(昭和30年)5月 - 住友化学工業株式会社(現・住友化学)が資本参加。
  • 1959年(昭和34年)11月 - 合成ゴム用増粘剤(ゴム用粘着剤)の製造を開始。
  • 1961年(昭和36年)7月 - 瞬間接着剤の製造を開始。
  • 1972年(昭和47年)1月 - 商号を田岡化学工業株式会社に変更。
  • 1975年(昭和50年)7月 - 合成繊維改質剤の製造を開始
  • 1977年(昭和52年)8月 - 株式会社田岡化学分析センターを設立。
  • 1978年(昭和53年)11月 - 豊中包装株式会社を設立。
  • 1979年(昭和54年)2月 - 大阪営業所を開設(現・営業本部)。
  • 1981年(昭和56年)10月 - 写真薬中間体の製造を開始。
  • 1985年(昭和60年)6月 - 事業目的に化学工業、環境保全及び化学分析等に関する受託及び技術指導を追加。
  • 1986年(昭和61年)4月 - 東京営業所(現 ・営業本部東京支店)、名古屋営業所を開設。田岡サービス株式会社(現・田岡淀川ジェネラルサービス)を設立。
  • 1990年平成2年)12月 - 感熱感圧色素中間体の量産体制を確立。
  • 1992年(平成4年)5月 - 現本社社屋の完成。
  • 1994年(平成6年)4月 - 中華人民共和国にて合弁会社、田岡化学(天津)有限公司を設立。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月 - 電子材料用樹脂の製造を開始。
    • 8月 - 多目的合成工場が完成。
  • 1999年(平成11年)8月 - 中華人民共和国に合弁会社 杭州国岡化工有限公司を設立。
  • 2000年(平成12年)10月 - 三建化工株式会社と合併。播磨工場および愛媛工場(現・播磨工場播磨地区および愛媛地区)を設置。
  • 2001年(平成13年)9月 - 名古屋営業所を閉鎖。
  • 2002年(平成14年)8月 - 中華人民共和国に田岡(天津)有機化学有限公司を設立。インド共和国に合弁会社アナボンド タオカ インド プライベート リミテッドを設立。
  • 2003年(平成15年)12月 - 営業本部を本社社屋に移転。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - 豊中包装株式会社の全株式を売却。
    • 12月 - 紙用加工樹脂の工場新設。
  • 2005年(平成17年)
    • 5月 - 中華人民共和国・田岡化学(天津)有限公司への出資持分を譲渡。
    • 12月 - 精密中間体マルチ工場の完成。
  • 2006年(平成18年)10月 - インド・アナボンド タオカ インド プライベート リミテッドの合弁出資持分を譲受、100%子会社化。
  • 2007年(平成19年)
    • 2月 - アナボンド タオカ インド プライベート リミテッドの商号をタオカ ケミカル インド プライベート リミテッドに変更。
    • 10月 - 農薬中間体生産設備増強。
  • 2008年(平成20年)10月 - 中華人民共和国の合弁会社、杭州国岡化工有限公司の出資持分を譲渡。
  • 2009年(平成21年)2月 - 電子材料製造設備増強(第1期)。
  • 2010年(平成22年)3月 - 電子材料製造設備増強(第2期)。淀川第二工場を閉鎖。
  • 2011年(平成23年)6月 - 播磨工場新事務棟社屋の完成。
  • 2013年(平成25年)
    • 1月 - シンガポール共和国にタオカ ケミカル シンガポール プライベート リミテッドを設立。
    • 2月 - 田岡播磨ジェネラルサービス株式会社を設立。
    • 7月 - 大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所第2部に上場。
  • 2014年(平成26年)1月 - 中華人民共和国・田岡(天津)有機化学有限公司の清算結了。
  • 2019年令和元年)10月 - 田岡化工材料(上海)有限公司を設立。

関係会社

編集

国内関係会社

編集
  • 株式会社田岡化学分析センター
  • 田岡淀川ジェネラルサービス株式会社
  • 田岡播磨ジェネラルサービス株式会社

海外関係会社

編集
  • タオカ ケミカル インド プライベート リミテッド
  • タオカ ケミカル シンガポール プライベート リミテッド
  • 田岡化工材料(上海)有限公司

脚注

編集
  1. ^ JPX日経中小型株指数構成銘柄一覧 (2021年9月30日時点) jpx.co.jp 2021年10月4日公表 2021年10月8日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集