田中教仁
田中 教仁(たなか のりひと、1985年2月21日 - )は、日本の元プロボクサー。東京都板橋区出身。第30代日本ミニマム級王者。三迫ボクシングジム所属。かつてはドリームボクシングジムに所属していた[3]。
基本情報 | |
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階級 | ミニマム級 |
国籍 | 日本 |
誕生日 | 1985年2月21日(39歳) |
出身地 | 東京都板橋区[1] |
スタイル | オーソドックス[2] |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 30 |
勝ち | 20 |
KO勝ち | 10 |
敗け | 10 |
来歴
編集2005年3月7日で加藤聖慈とミニマム級4回戦を戦い、3回TKO勝ちでデビュー戦を白星で飾った[4]。
その後8連勝して2007年10月31日に後楽園ホールで堀川謙一とミニマム級8回戦を戦い、8回1-2(76-77、75-78、78-77)判定負けでプロ初黒星を喫した[5]。
2010年9月5日に後楽園ホールで日本ミニマム級1位のブンブン東栄と最強後楽園ミニマム級決勝を行い、1回1分42秒TKO勝ちで日本タイトル挑戦権を獲得した[6]。2011年4月2日に後楽園ホールで日本ミニマム級王者八重樫東と対戦し、10回0-3(91-100、92-99、91-99)判定負けで日本王座獲得に失敗した[7]。
2017年2月、三迫ボクシングジムに移籍[8]。同月9日に5年3か月ぶりの試合でKO勝ちを収めた[9]。
そして2018年4月17日に後楽園ホールで行われた「DANGAN211」のメインイベントでOPBF東洋太平洋ミニマム級王者小浦翼とOPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチを行い、5回2分38秒TKO負けを喫して王座獲得に失敗した[10]。同年10月21日に久留米で行われた「最強挑戦者決定戦」で日本ミニマム級1位の榮拓海と戦い、8回2-1(76-75、77-75、74-77)判定勝ちで日本タイトル挑戦権を獲得した[11]。
2019年1月12日に後楽園ホールで行われた「DANGAN220」で日本ミニマム級王者小野心と日本ミニマム級タイトルマッチを行い、8回22秒TKO勝ちを収めて日本王座獲得に成功した[12]。
2019年6月13日、後楽園ホールで日本ミニマム級8位の春口直也とタイトルマッチを行い、10回3-0(97-92×2、96-93)で判定勝ちを収め、初防衛に成功した[13]。
2020年1月10日、日本王座を返上した[14]。
2020年3月3日、タイ国ナコンサワン市でWBA世界ミニマム級王者のノックアウト・CPフレッシュマートに挑戦するも、3回にダウンを奪われるなどして12回0-3(119-108、120-107×2)で判定負けを喫し、王座獲得に失敗した[15]。
2020年11月25日、後楽園ホールで高田勇仁と対戦し、8回3-0(77-75、78-74、79-73)で判定勝ちを収めた[16]。
2022年8月31日、タイのナコンラチャシマでWBC世界ミニマム級王者のパンヤ・プラダブスリに挑戦するも、12回0-3(109-119、110-118、112-116)で判定負けを喫し、王座獲得に失敗した[17]。
2023年6月28日、タイのラヨーンでパンヤ・プラダブスリに再挑戦。初回にダウンを奪われながら食らいつくも、8回に右ストレート、左フックで顔を跳ね上げられ、さらにパンヤの攻撃を受けると、青コーナーから加藤健太トレーナーがタオルを振ってリングに飛び込み、試合終了。8回2分11秒TKO負けで王座獲得に失敗した。
スパーリングで目を負傷したこともあり、この試合を最後に現役を引退した[18]。
獲得タイトル
編集- 2006年度東日本ミニマム級新人王
- 2010年度日本ミニマム級最強挑戦者
- 2018年度日本ミニマム級最強挑戦者
- 第30代日本ミニマム級王座(防衛1=返上)
戦績
編集- プロボクシング - 30戦20勝10敗(10KO)
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2005年3月7日 | ☆ | 3R | TKO | 加藤聖慈(古口) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 2005年6月8日 | ☆ | 2R | TKO | 深山一裕(セレス) | 日本 | |
3 | 2005年11月16日 | ☆ | 2R | TKO | 石井文哉(フラッシュ赤羽) | 日本 | |
4 | 2006年7月31日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | 黒澤俊(木更津グリーンベイ) | 日本 | 2006年度東日本ミニマム級新人王準々決勝 |
5 | 2006年9月29日 | ☆ | 4R | 判定3-0 | 福村和仁(大橋) | 日本 | 2006年度東日本ミニマム級新人王準決勝 |
6 | 2006年11月3日 | ☆ | 6R | 判定2-0 | 原島暁(館林) | 日本 | 2006年度東日本ミニマム級新人王決勝 |
7 | 2007年4月21日 | ☆ | 2R 3:00 | KO | 原島暁(館林) | 日本 | |
8 | 2007年6月28日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 横尾貴浩(横浜サクラ) | 日本 | |
9 | 2007年8月29日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 熊田和真(オサム) | 日本 | 第20回A級トーナメント |
10 | 2007年10月31日 | ★ | 8R | 判定1-2 | 堀川謙一(SFマキ) | 日本 | 第20回A級トーナメント決勝 |
11 | 2008年3月5日 | ★ | 8R | 判定0-3 | 辻昌建(帝拳) | 日本 | |
12 | 2009年6月6日 | ☆ | 3R 2:04 | TKO | 島崎博文(帝拳) | 日本 | |
13 | 2009年12月28日 | ★ | 2R 2:58 | 反則失格 | 田口良一(ワタナベ) | 日本 | |
14 | 2010年4月15日 | ☆ | 6R 0:48 | TKO | 島崎博文(帝拳) | 日本 | |
15 | 2010年6月23日 | ☆ | 6R | 判定3-0 | 久田恭裕(横浜サクラ) | 日本 | 最強後楽園ミニマム級準決勝 |
16 | 2010年9月5日 | ☆ | 1R 1:42 | TKO | ブンブン東栄(一力) | 日本 | 最強後楽園ミニマム級決勝 |
17 | 2011年4月2日 | ★ | 10R | 判定0-3 | 八重樫東(大橋) | 日本 | 日本ミニマム級タイトルマッチ |
18 | 2011年9月2日 | ★ | 8R | 判定1-2 | 國重隆(ワタナベ) | 日本 | |
19 | 2011年11月15日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 吉田ARMY真(戸高) | 日本 | |
20 | 2017年2月9日 | ☆ | 3R 1:20 | KO | 高橋悠斗(K&W) | 日本 | |
21 | 2017年5月14日 | ★ | 8R | 判定0-2 | 春口直也(橋口) | 日本 | |
22 | 2017年12月14日 | ☆ | 7R 1:55 | TKO | 市川雅之(角海老宝石) | 日本 | |
23 | 2018年4月17日 | ★ | 5R 2:38 | TKO | 小浦翼(E&Jカシアス) | 日本 | OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ |
24 | 2018年10月21日 | ☆ | 8R | 判定2-1 | 栄拓海(折尾) | 日本 | 日本ミニマム級王座挑戦者決定戦 |
25 | 2019年1月12日 | ☆ | 8R 0:22 | TKO | 小野心(ワタナベ) | 日本 | 日本ミニマム級タイトルマッチ |
26 | 2019年5月14日 | ☆ | 10R | 判定3-0 | 春口直也(橋口) | 日本 | 日本王座防衛1 |
27 | 2020年3月3日 | ★ | 12R | 判定0-3 | ノックアウト・CPフレッシュマート | タイ | WBA世界ミニマム級タイトルマッチ |
28 | 2020年11月25日 | ☆ | 8R | 判定3-0 | 高田勇仁(ライオンズ) | 日本 | |
29 | 2022年8月31日 | ★ | 12R | 判定0-3 | ペッチマニー・ゴーキャットジム | タイ | WBC世界ミニマム級タイトルマッチ |
30 | 2023年6月28日 | ★ | 12R | 判定0-3 | ペッチマニー・ゴーキャットジム | タイ | WBC世界ミニマム級タイトルマッチ |
テンプレート |
脚注
編集- ^ DIAMOND GLOVE_20170219 DANGAN
- ^ BoxRecレーティング 【国内/男子】ミニマム級 (47.62 kg以下) BOXINGアンテナ
- ^ 【写真】久田 恭裕(横浜さくら)vs田中 教仁(ドリーム)【後篇】 武士道ボクシングⅢ 2010年8月7日
- ^ 試合結果 Dream Boxing Gym
- ^ 2007年10月試合結果 日本ボクシングコミッション
- ^ 【写真】ブンブン東栄(一力)vs田中 教仁(ドリーム) 武士道ボクシングⅢ 2010年9月11日
- ^ 2011年4月試合結果 日本ボクシングコミッション
- ^ 【ボクシング】チャンピオンカーニバル開幕戦で王座交代!田中教仁が小野心を8回TKOで新チャンピオン ベースボール・マガジン社Web 2019年1月13日
- ^ 麻生興一が日本SL級新王者、松山和樹を8回TKO Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月9日
- ^ 小浦翼がダウン挽回 5回TKOでOPBFミニマム級V2 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年4月17日
- ^ ミニマムはスプリット判定で田中教が挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月21日
- ^ 田中教仁が8回TKO勝ち、日本ミニマム級王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年1月12日
- ^ 田中教仁が日本王座初防衛 春口直也にリベンジ Boxing News(ボクシングニュース)2019年6月13日
- ^ 日本ミニマム級王者田中教仁、世界戦へ向け王座返上 日刊スポーツ 2020年1月10日
- ^ 田中教仁は判定負け WBAミニマム級王座獲得失敗 Boxing News(ボクシングニュース)2020年3月3日
- ^ ミニマム級の田中教仁 世界戦敗北から再起 22歳の新鋭に3-0判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2020年11月25日
- ^ 田中教仁のWBCミニマム級タイトル挑戦失敗 鬼門タイですべて出し切るも及ばず Boxing News(ボクシングニュース)2022年8月31日
- ^ 田中教仁 奮闘及ばず8回TKO負けで引退 タイのWBCミニマム級タイトル戦 Boxing News(ボクシングニュース)2023年6月28日
関連項目
編集外部リンク
編集前王者 小野心 |
第30代日本ミニマム級王者 2019年1月12日 - 2020年1月10日(返上) |
空位 次タイトル獲得者 谷口将隆 |