牛街清真寺
北京にあるモスク
牛街清真寺(ぎゅうがいせいしんじ)は中華人民共和国北京市西城区牛街に位置するモスク。現存する北京市最古のモスクである。周辺に住む一万人に及ぶムスリム(回族)の精神的な中心地である。また、牛街付近は北京の回族が居住する最大のエリアでもある。
牛街清真寺 | |
---|---|
牛街清真寺 | |
各種表記 | |
繁体字: | 牛街清眞寺 |
簡体字: | 牛街清真寺 |
拼音: | Níujiē Qīngzhēnsì |
注音符号: | ㄋ|ㄡˊ ㄐ|ㄝ ㄑ|ㄥ ㄓㄣ ㄙˋ |
牛街清真寺の面積は6,000平方キロメートルに及び、イスラム文化と中国文化が入り交じった建築物である。牛街清真寺の外観は中国の伝統的な建築そのものだが、内観はほとんどイスラム風の装飾になっている。牛街清真寺は清朝の皇帝の1694年(康熙33年)の公布が刻まれた石碑など多くの歴史的な遺物をも保有している。
歴史
編集牛街清真寺は北京最大のモスクで、遼代996年(統和14年)に建設された。明代の1442年(正統7年)に改築され、清代の1696年(康煕35年)に拡張された。中華人民共和国の成立後の1949年、1955年、1979年と1996年にも改修作業が施された。今日、牛街清真寺は北中国にある主要なモスクの一つである。
北京地方政府は牛街付近の約36ヘクタールの土地の再開発を開始した。現在この土地には7500家族が生活しており、うち58%がムスリムである。政府の計画としては牛街付近がイスラム風の商業街に変身し、住宅ビル、学校、幼稚園、公共施設が建設される予定である。現在の牛街はまた大半の住民が古い家に住む狭い街路である。
-
正門
-
玄関
-
墳墓
-
望月楼
-
北碑亭の石碑