牛場 暁夫(うしば あきお、1946年12月 - )は、日本のフランス文学者、慶應義塾大学名誉教授。専攻はフランス文学、特にマルセル・プルーストである。

プルースト

編集

失われた時を求めて』における「名付け」の場面の重要性を指摘した論文(Bulletin Marcel Proust, 2014, p.33-55) はフランスで高く評価された。『全集』版の書簡集(3巻分・分担訳、筑摩書房)全訳にも参加している。

象徴主義の詩人ステファヌ・マラルメがプルーストに与えた影響を考察した論文(Marcel Proust 5, 2005, p.85-108) は、マラルメ研究の第一人者ベルトラン・マルシャル教授によって高く評価された。

経歴

編集

学歴

編集
  • 1970年 慶應義塾大学文学部仏文科卒業
  • 1972年 同大学院文学研究科仏文専攻修士課程修了
  • 1976年 ソルボンヌ大学(フランス政府給費留学生)博士課程修了
  • 1979年 慶大博士課程単位取得退学

職歴

編集

受賞歴

編集

著書

編集

共編著

編集
  • 『パリを訪れて フランスに持って行くテキスト』朝吹由紀子 朝日出版社 1995.4
  • 『プチ・ロワイヤル和仏辞典』恒川邦夫吉田城共編 第2版 旺文社 2003.1

翻訳

編集
  • 『夜の終り モーリヤック著作集2』春秋社 1983 
  • 『二十世紀の小説』ジャン=イヴ・タディエ 比留川彰・鈴木順二共訳 大修館書店 1995.3

家族

編集

脚注

編集

外部リンク

編集