滝里駅

日本の北海道芦別市にあった北海道旅客鉄道の駅

滝里駅(たきさとえき)は、北海道芦別市滝里町[3]に所在した北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線廃駅)である。事務管理コードは▲130408[3]

滝里駅*
駅舎(廃止後)
たきさと
Takisato
野花南 (7.4 km)
(9.5 km) 島ノ下
所在地 北海道芦別市滝里町
北緯43度26分41.3秒 東経142度18分31.1秒 / 北緯43.444806度 東経142.308639度 / 43.444806; 142.308639座標: 北緯43度26分41.3秒 東経142度18分31.1秒 / 北緯43.444806度 東経142.308639度 / 43.444806; 142.308639
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線
キロ程 42.6 km(滝川起点)
電報略号 サト
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1913年大正2年)11月10日[1]
廃止年月日 1991年平成3年)10月22日[1][2]
備考 無人駅
ルート変更に伴う廃駅
*1946年に奔茂尻から改称[1]
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1977年の滝里駅と周囲約750m範囲。右が富良野方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

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滝里ダム建設に伴う当地の水没、野花南駅 - 島ノ下駅(現:島ノ下信号場)間での滝里トンネル・島ノ下トンネルへ迂回する新ルートへの切り替えに伴い、1991年(平成3年)10月22日廃駅となった[2]

年表

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駅名の由来

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旧駅名の奔茂尻は、アイヌ語の「ポンモシㇼ(pon-mosir)」(小さい・島)に由来し、かつて空知川にあった川中島のこととされている[8]。駅名の改称は所在地の地名に合わせたもので[5]、現在もダムのすぐ下流にある空知大滝の上流に当たる土地であることから名づけられた[8]

駅構造

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隣の野花南駅島ノ下駅と全く同じ構造で、互いのホームは千鳥状に完全に離れ、駅舎横の野花南側に下り方面の単式ホームと、構内踏切で連絡する島ノ下側に島状であるが駅裏側片面使用の上り方面単式ホームからなる2面2線、その外側に1本の副本線と駅舎横の貨物積み卸し場(高床式のホームはない)に当初は2本、後に1本の引き込み線を有していた。

その後、貨物荷物取扱いの廃止や無人化にあわせて貨物用の側線や副本線が撤去または接続が切られ、単式ホーム2面2線のみの運用となった。

跡地

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ダム湖(滝里湖)の底に沈んでいる[1]

隣の駅

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北海道旅客鉄道
根室本線(当駅廃止時点)
野花南駅 - 滝里駅 - 島ノ下駅

脚注・出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、874頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c “倉本聰の「北の国から1989」の舞台”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1991年10月12日)
  3. ^ a b 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、232頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 大蔵省印刷局, ed (1946-04-30). “運輸省告示 第136号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (297). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2962294/2. 
  5. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、118頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ “日本国有鉄道公示第45号”. 官報. (1982年5月28日) 
  7. ^ “「通報」●根室本線東滝川駅ほか6駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1982年5月28日) 
  8. ^ a b 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日。ISBN 978-4-88323-114-0 

関連項目

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外部リンク

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