港町 (川崎市)

川崎市川崎区の町

港町(みなとちょう)は、神奈川県川崎市川崎区町名である。住居表示が実施されているが、丁目は設けられていない[5]。面積は249519m²[2]

港町
町丁
地図北緯35度32分06秒 東経139度42分52秒 / 北緯35.53492度 東経139.71453度 / 35.53492; 139.71453
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 川崎市
行政区 川崎区
人口情報2024年(令和6年)9月30日現在[1]
 人口 4,804 人
 世帯数 2,062 世帯
面積[2]
  0.249519457 km²
人口密度 19253.01 人/km²
設置日 1937年昭和12年)12月
郵便番号 210-0807[3]
市外局番 044(川崎MA[4]
ナンバープレート 川崎
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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地理

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川崎区の北西部に位置し、北は多摩川に臨む。北東は鈴木町、南は国道409号を挟み大師駅前2丁目・伊勢町旭町2丁目・富士見、西は旭町1丁目に接する。町の北部を東西に京急大師線が走り、西部に港町駅が設けられている。駅の北側には東京電力久根崎変電所と日本コロムビア川崎事業所があった[6]が、その跡地は超高層マンション「リヴァリエ」となっている。美空ひばりの楽曲「港町十三番地」はこの地をイメージしているとされ、2012年には港町駅に記念碑が建てられた[7]昭和初期に、多摩川から川崎市を横断する運河の計画が立てられた。運河建設は中止になったが、川崎河港水門がその名残をとどめる。水門の西側には、味の素川崎事業所の施設の一部が位置する。町の南部には東芝鋼管(現在の日鉄鋼管)の本社・工場があったが、現在はイトーヨーカドー川崎店やヤマダデンキ・BOOKOFF SUPER BAZAAR 409号川崎港町店からなる「ミナトマチプラザ」となっている[8]。町の西端から鈴木町南部、大師駅前2丁目にかけてはメルシャン川崎工場があった[9]2003年に閉鎖され、跡地のうち港町にかかる部分はマンションとなっている。

歴史

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1909年明治42年)4月、日米蓄音機製造(現 日本コロムビア)が当地で操業を開始。同年5月には国産第1号のレコードを製造した[10]1937年昭和12年)に、川崎市堀之内・久根崎・小土呂・砂子大師河原・新宿・中島・八幡塚の一部から設立された。1972年には、住居表示を実施し、旭町1丁目の一部を編入した。久根崎は六郷の渡しの船着き場として発展し、漁師の基地でもあったことからミナトと称され、町名はこれにちなむと考えられている[11]。日本コロムビアの屋上には1931年ネオンサインが設けられ、東海道線などで東京方面から帰宅する川崎市民に親しまれた。1999年に新装されたが、2002年には川崎工場の分社化により撤去された[10]

世帯数と人口

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2024年(令和6年)9月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
港町 2,062世帯 4,804人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[12]
345
2000年(平成12年)[13]
312
2005年(平成17年)[14]
393
2010年(平成22年)[15]
411
2015年(平成27年)[16]
3,577
2020年(令和2年)[17]
4,820

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[12]
175
2000年(平成12年)[13]
169
2005年(平成17年)[14]
221
2010年(平成22年)[15]
234
2015年(平成27年)[16]
1,503
2020年(令和2年)[17]
1,956

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[18][19]

番地 小学校 中学校
1~12番 川崎市立旭町小学校 川崎市立富士見中学校
13番 川崎市立川中島小学校 川崎市立川中島中学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[20]

町丁 事業所数 従業員数
港町 88事業所 1,308人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[21]
99
2021年(令和3年)[20]
88

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[21]
1,185
2021年(令和3年)[20]
1,308

その他

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日本郵便

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警察

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町内の警察の管轄区域は以下の通りである[23]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 川崎警察署 中島町交番

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 令和6年町丁別世帯数・人口 9月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年10月25日). 2024年10月28日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)
  3. ^ a b 港町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 区別町名一覧表(川崎区)”. 川崎市 (2013年12月9日). 2021年12月18日閲覧。
  6. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p1079
  7. ^ 京急大師線 港町駅”. 川崎区役所まちづくり推進部地域振興課 (2016年1月25日). 2017年3月12日閲覧。
  8. ^ “日鉄鋼管、多角化で基盤強化”. 日刊産業新聞. (2000年8月7日). http://www.japanmetal.com/back_number/t2000/t20000807.html#7 2017年3月12日閲覧。 
  9. ^ 『首都圏全駅前便利ガイド』昭文社、2000年4月1日、204頁。ISBN 4-398-28007-3 
  10. ^ a b かわさき区の宝物シート コロムビア・ネオン塔” (PDF). 川崎区役所. 2017年3月12日閲覧。
  11. ^ 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』pp836-837
  12. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  17. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  18. ^ 川崎区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2016年4月19日). 2023年8月23日閲覧。
  19. ^ 川崎区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2015年8月24日). 2023年8月23日閲覧。
  20. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  21. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  22. ^ 郵便番号簿PDF(2024年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年12月2日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2024年度版)
  23. ^ 交番案内/川崎警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年8月23日閲覧。

参考文献

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