渥美 昭夫(あつみ あきお、1927年4月29日[1] - 1995年4月25日)は、日本のアメリカ文学者、翻訳家

鹿島建設(鹿島)名誉会長の渥美健夫は兄、小説家の田畑麦彦は義兄(妻の兄)。 実業家渥美育郎の子として東京に生まれる。東京大学英文科卒、ミシガン大学に留学。1956年より学習院大学助教授、1967年より東京工業大学助教授、1969年より学習院大学教授を務めた。

J・D・サリンジャーF・スコット・フィッツジェラルドなどを翻訳、研究した。

1995年4月25日、骨髄異形成症候群のため死去[1]

共編

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翻訳

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  • 『東洋のある河のほとりの物語』(ジョウゼフ・コンラッド、鹿島研究所出版会) 1964
  • 『20世紀英米小説論 伝統と夢』(ウオルター・アレン、渥美桂子共訳、鹿島研究所出版会) 1967
  • 『若者たち 短編集 第1』(サリンジャー、刈田元司共訳、荒地出版社、サリンジャー選集2) 1968
  • 『倒錯の森 短編集 第2』(サリンジャー、刈田元司共訳、荒地出版社、サリンジャー選集3) 1968
  • 『絶望からの文学』(ハワード・M・ハーパー、井上謙治共訳、荒地出版社) 1969.7
  • 『資産家』(ゴールズワージー主婦の友社、ノーベル賞文学全集6) 1971
  • 『消えゆくアメリカ人の帰還』(レスリー・A・フィードラー酒本雅之共訳、新潮社、アメリカ文学の原型3) 1972
  • 『結婚式のメンバー』(マッカラーズ中央公論社) 1972
  • 『青春』(ウラジーミル・ナボコフ新潮社) 1974
  • 『哀しい酒場の歌・ほか』(マッカラーズ、主婦の友社、キリスト教文学の世界21) 1977.10
  • 『J・D・サリンジャー』(サリンジャー、冬樹社、アメリカ文学作家論選書) 1977.2
  • 『ジャズ・エイジの物語』(フィッツジェラルド、井上謙治共訳、荒地出版社) 1981.5
  • 『すべて悲しき若者たち』(フィッツジェラルド、井上謙治共訳、荒地出版社) 1981.7
  • 『崩壊』(フィッツジェラルド、共訳、荒地出版社) 1981.10

脚注

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  1. ^ a b 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.24