渡辺 菜生子(わたなべ なおこ、1959年11月21日[3][8][9] - )は、日本女性声優東京都杉並区出生、中野区出身[3][2]青二プロダクション所属[5]

わたなべ なおこ
渡辺 菜生子
プロフィール
本名 松藤 菜生子
(まつふじ なおこ)[1](旧姓:渡辺[2]
性別 女性
出生地 日本の旗 日本東京都杉並区[3]
出身地 日本の旗 日本・東京都中野区[2]
生年月日 (1959-11-21) 1959年11月21日(65歳)
血液型 O型[4]
職業 声優
事務所 青二プロダクション[5]
配偶者 あり
公式サイト 渡辺菜生子|青二プロダクション
公称サイズ(1985年1月時点)[2]
身長 / 体重 150[4] cm / 39[6] kg
スリーサイズ 78 - 58 - 82 cm
靴のサイズ 22.5[4] cm
活動
活動期間 1982年 -
デビュー作 女子生徒(『The・かぼちゃワイン』)[2][7]
※レギュラーデビュー作:
ルイ(『リトル・エル・シドの冒険』)[7]
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経歴

東京都杉並区に生まれ、小学1年生の時に東京都中野区に転居[2]

幼稚園の頃から、母に連れられて宝塚を見に行っていた[2]。小学校の低学年の頃は上月晃が全盛期で、東京公演は全部見ており、感激していた[2]。宝塚の芝居自体は好きであったが、実際に入団したいとは思っていなかった[2]。母はバレリーナであったが、渡辺自身は小さい時にはバレエは習わず、中学時代に「自分でやりたい」と思い始めたという[2]。中学時代に特にきっかけはなかったが、運動神経がゼロだったため、「ゼロでもできる」と聞いて、バレエを始めた[2]。そのおかげで、1985年時点でも体を動かすのは好きだという[2]。高校時代までは、クラシックをしていたが、大学進学後は、ジャズダンスを始めており、1985年時点でもジャズダンスはたまにしているという[2]

小学校時代から高校時代まで、演劇部に所属していた[2]。小学校の高学年の時から、学芸会もなく、早口言葉をしたりしていた程度で、ほとんど遊びと変わらなかったという[2]。小学6年生の時は、母から「中学から高校への受験は大変だから、今頑張って勉強すれば高校は楽だから」と言われ一番勉強した時期であった[2]。小学生の頃の夢は漫画家で、『サザエさん』のようなものが好きだったが、ストーリーが考えれなかったのと、動きが描けなかったため断念したという[2]。中学進学後もイラストは描いていたが、芝居の方が面白くなった[2]。高校3年生の時点で、「お芝居をやりたい」とは思っていたが、「役者になりたい」というのはそれほど強くなかったという[2]

山脇学園中学校・高等学校[9]日本大学芸術学部演劇学科卒業[10]テアトル・エコー附属養成所出身[5]

中学時代から女子校で、中学から短大まである学校で、そのままなら、短期大学に進学だが、女子校がイヤになったのと、芝居がしたかったため、日本大学芸術学部に進学したという[2]。両親が、「短大にしろ4年制にしろ、大学までは行きなさい」と言われていたことから、劇団にも入団したかったが、芝居の勉強ができるのは「どちらでも同じだと思った」という[2]

芝居が好きであり、大学在学中は役者を目指していたが、先輩の姿を見ていたところ役者では食べていけない印象であり、芝居は好きであることから続けたかったらしい[10]。漠然と「じゃあ、芝居をしながらプロとして何か仕事をできたらいいな」と考えていた[10]。大学時代の恩師と現在所属の青二プロの当時の社長が知り合いだったという関係から、声優界入り[3]1982年、『The・かぼちゃワイン』(女子生徒役)で声優デビューする。『リトル・エル・シドの冒険』(ルイ役)で初主演でレギュラーデビューする[7]。約1か月後には、『とんがり帽子のメモル』(メモル役)でも主演を果たした[7]。メモルを演じていた時は、やんちゃ坊主のような気持ちになり、元気にハリのある声を出すようにしていた[8]

2005年には2005年日本国際博覧会(愛・地球博)のキャラクターの一つ、キッコロの声を担当した[11]。閉幕後もNHK教育テレビジョンで放送されていた『モリゾー・キッコロ 森へいこうよ!』でキッコロの声を担当した。

人物

元々は声優でなく舞台役者を目指していたため、舞台出演の経験も豊富に持ち、仲が良いTARAKOとともに、プロデュースを行ったこともある。双子姉妹の妹で、日芸時代までは、姉妹2人とも同じ道を歩んでいた[3][9]

山本百合子とも仲が良く、姉妹同士の犬を飼っていたことがある[7]

趣味はスパめぐり、バーゲン芸術鑑賞[5]。特技はマリンバ演奏[5]

幼稚園時代から姉と一緒にマリンバを始めた[2]。理由としては、ピアノよりは鍵盤がハッキリしており、バチで叩くことから、初心者でもやりやすいからとのこと[2]。幼稚園時代の発表会などでは連弾をしていたが、背が低いことから、台の上に乗って演奏していた[2]。中学進学後は台なしで弾けるようになったという[2]。ピアノも中学時代から習っていたが、高校3年生の時に、大学受験のために「皆お休み」という形で辞めた[2]。1985年時点では再開していないという[2]。イヤでイヤで仕方がなかったことから、マリンバ奏者になろうとは全然思わなかった[2]。小さい頃からバレエの方を先に始めていたら、1985年時点でも続けていたかもしれないという[2]

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1993年
1995年
1996年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2005年
2006年
2007年
  • あたしンち(2007年 - 2016年、ホホエミさん〈大和田マチコ〉) - 2シリーズ
2009年
2011年
2013年
2015年
2020年

劇場アニメ

1980年代
1990年代
2000年代
2010年代

OVA

1985年
1986年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
2002年
2008年
2010年

ゲーム

1989年
1991年
1992年
  • サークI・II(エリス、アブ・ヴァール)
  • ブライII 闇皇帝の逆襲(マイマイ・プロット)
  • ぽっぷ'nまじっく(フィール)
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
2002年
2003年
2005年
2006年
2007年
2009年
2011年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2024年

ドラマCD・カセット

吹き替え

映画

ドラマ

テレビドラマ

テレビ番組

人形劇

脚注

  1. ^ 成美堂出版 編「女性篇」『声優名鑑』成美堂出版、1999年8月10日、321頁。ISBN 4-415-00878-X 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 「声優インタビュー 渡辺菜生子さんの巻」『月刊OUT』1985年2月号、みのり書房、1985年2月1日、97-102頁。 
  3. ^ a b c d e 週刊テレビ番組(東京ポスト)1984年12月28日号 p.26
  4. ^ a b c 青二プロダクション 渡辺菜生子”. 2015年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
  5. ^ a b c d e 青二プロダクション 渡辺菜生子”. 青二プロダクション. 2012年2月11日閲覧。
  6. ^ 青二プロダクション 渡辺菜生子”. 2013年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月16日閲覧。
  7. ^ a b c d e 倉田幸雄編「今さら友だちのWA!!(渡辺菜生子→?)」『アニメV 1991年2月号』学習研究社、1991年2月1日、雑誌01591-02、44頁。
  8. ^ a b 「We're Anime People とんがり帽子のメモル」『マイアニメ1984年4月号ふろく TV RADAR 3/11〜4/10』秋田書店、1984年4月1日、4-5頁。 
  9. ^ a b c 「PEOPLE」『アニメージュ』1984年9月号、徳間書店、pp.144-145.
  10. ^ a b c 先輩にインタビュー 声優の仕事” (PDF). 会報誌「桜縁」第21号. 日本大学. pp. 56-59 (2012年7月). 2023年4月26日閲覧。
  11. ^ 愛・地球博公式マスコットキャラクター 「モリゾーとキッコロ」がアニメーション化 公式ウェブサイトもオープン”. 2019年11月15日閲覧。
  12. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. 光速電神アルベガス. 東映アニメーション. 2023年2月9日閲覧。
  13. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. とんがり帽子のメモル. 東映アニメーション. 2023年4月19日閲覧。
  14. ^ はーいステップジュン”. 東映アニメーション. 2016年8月3日閲覧。
  15. ^ 剛Q超児イッキマン|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2024年3月28日閲覧。
  16. ^ ドラゴンボール”. 東映アニメーション. 2022年5月8日閲覧。
  17. ^ 仮面の忍者赤影”. 東映アニメーション. 2016年6月12日閲覧。
  18. ^ ひみつのアッコちゃん2”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
  19. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. ドラゴンボールZ. 東映アニメーション. 2024年7月11日閲覧。
  20. ^ ちびまる子ちゃん(第1期)”. 日本アニメーション. 2016年6月10日閲覧。
  21. ^ トラップ一家物語”. 日本アニメーション. 2016年5月18日閲覧。
  22. ^ ジャングルはいつもハレのちグゥ : 作品情報”. アニメハック. 2020年12月2日閲覧。
  23. ^ ドラゴンボール改”. 東映アニメーション. 2022年5月8日閲覧。
  24. ^ スタッフ・キャスト”. ドラゴンボール改. 東映アニメーション. 2022年12月5日閲覧。
  25. ^ キャラクター”. ドラゴンボール超. 東映アニメーション. 2015年6月15日閲覧。
  26. ^ 矢部太郎「大家さんと僕」TVアニメ化!NHK総合で5夜連続、主題歌は矢野顕子”. コミックナタリー (2020年2月21日). 2020年2月21日閲覧。
  27. ^ ドラゴンボール 神龍の伝説|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  28. ^ ドラゴンボール 魔神城のねむり姫|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  29. ^ ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  30. ^ ちびまる子ちゃん 劇場版”. 日本アニメーション. 2016年6月9日閲覧。
  31. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーションラインナップ. ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  32. ^ ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空|キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  33. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーションラインナップ. ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  34. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  35. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  36. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーションラインナップ. ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  37. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  38. ^ キャラクター/キャスト”. 東映アニメーションラインナップ. ドラゴンボール 最強への道. 東映アニメーション. 2022年6月2日閲覧。
  39. ^ ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史”. メディア芸術データベース. 2016年10月23日閲覧。
  40. ^ キャスト・スタッフ - ウェイバックマシン(2015年11月7日アーカイブ分)
  41. ^ ハッピーカムカム”. アニメミライ2015. 2015年3月19日閲覧。
  42. ^ おそ松、高木刑事、『トトロ』メイ、「幽☆遊☆白書」飛影…豪華声優陣が『ONE PIECE』に集結!”. シネマトゥデイ (2016年5月31日). 2016年6月2日閲覧。
  43. ^ 月刊OUT 1990年4月号』みのり書房、1990年4月1日、雑誌 01587-4、42頁。
  44. ^ ジャングルウォーズ”. 日本アニメーション. 2016年8月2日閲覧。
  45. ^ クレジットでは江森浩子と誤表記。以降のシリーズ作品に登場する綱手は全て江森が担当。
  46. ^ 登場人物”. 『ルーンファクトリー5』. マーベラス. 2021年3月18日閲覧。

外部リンク