洞泉寺 (岩国市)
山口県岩国市にある寺院
洞泉寺(とうせんじ)は、山口県岩国市にある、曹洞宗の寺院である。また寺域内には岩国藩主吉川家の墓所である、吉川家墓所が存在し、こちらの名のほうが有名である。山口県指定史跡。
洞泉寺 | |
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所在地 | 山口県岩国市横山1-10-31 |
位置 | 北緯34度10分07.8秒 東経132度10分21.5秒 / 北緯34.168833度 東経132.172639度座標: 北緯34度10分07.8秒 東経132度10分21.5秒 / 北緯34.168833度 東経132.172639度 |
宗派 | 曹洞宗 |
創建年 | 宝徳2年(1450年) |
開基 | 吉川経信 |
法人番号 | 9250005006166 |
洞泉寺概要
編集1450年に安芸国の国人であった吉川経信が、所領の新庄大朝に創建した盤目山洞仙寺が祖である。1600年の関ヶ原の戦いの後、毛利家の防長移封に従って、吉川家も安芸国から周防国に移り住むこととなり、洞泉寺も1603年に現在の地に移設され、その際に「洞泉」の字を当て、現在の名になったと伝えられている。
吉川家墓所
編集岩国藩主吉川家代々の墓所。岩国に入った吉川広家から、6代の吉川経永を除く12代吉川経幹までの当主およびその妻や一族の墓が51基存在している。墓所は山のお塔、寺谷のお塔に分かれており、それぞれに墓石が存在する。
墓地に眠る人々
編集男性
編集女性
編集- 新庄局(熊谷信直娘、吉川元春妻)
- 高玄院(毛利輝元娘・竹姫、吉川広正妻)
- 天長院(大納言鷲尾隆量の娘、吉川広嘉妻)
- 蓮徳院(旗本石川義当の娘・喜井、吉川広紀妻)
- 正理院(栗原忠良の娘・多喜、吉川広逵妻)
- 瑞蓮院(旗本中条信実の娘、吉川経永妻)
- 華厳院(小野藩主一柳末栄の娘、吉川経倫妻)
- 喬松院(柏原藩主織田信憑の娘・悌、吉川経忠妻)
- 円成院(日出藩主木下俊懋の娘、吉川経礼妻)
- 木下順子(足守藩主木下利愛の娘、吉川経幹妻)
手水鉢
編集歴史
編集1625年の初代藩主吉川広家の没後に、徐々に整備された。1964年に敷地内に吉川家納骨堂を建立し、それ以降の吉川氏一族はここに納骨されている。1988年に山口県史跡に指定された。
拝観
編集定休日無し、料金無料、公開時間は7:00 - 20:00