法医学教室の長い一日
『法医学教室の長い一日』(ほういがくきょうしつのながいいちにち)は、1986年11月7日に日本テレビ「金曜ロードショー」の特別企画として放送された単発のテレビドラマ(テレフィーチャー)である。
1985年6月12日に「水曜ロードショー」時代に放送された『法医学教室の午後』が好評だったため、それによる第2弾である。
概要
編集横浜。早朝、神奈川医大法医学教授の新島(菅原文太)の自宅に神奈川県警の課長浜田(日下武史)から死体の解剖をしてほしいの電話が入った。新島が新聞に目を通すと記事には「13歳の少女、母親を殺す」の見出しだった。若手の教室員小林章(大江千里)と司法解剖した結果、死因はアルコール性肝硬変による病死であることがわかり、結局殺人罪ではない。やはり新聞を見た女子中学生の少女(遠藤由美子)は殺人と思って失踪し自殺を図ろうとしていた。少女は自宅に電話をかけ小林が説得に当たるが信用をしない。さらなる手段として新島はテレビのワイドショー番組でも必死に呼びかけるが、新島と新聞記者高田(鶴見辰吾)とで取材のあり方でもめ事となる。果たして、少女は無事見つかるのか…。
出演
編集ほか
スタッフ
編集補足
編集- テレビドラマではあるものの、フィルム撮影である。
- 解説は水野晴郎。
- 後にテレビ朝日「土曜ワイド劇場」で放送される「法医学教室の事件ファイル」シリーズの源流でもある。
- 偶然にも大江千里と遠藤由美子は1988年にフジテレビ「君が嘘をついた」でも共演することとなる。
- 劇中に大江の曲「コスモポリタン」が流れる。大江と監督の大森は同じ大阪出身であり、親交も深い。さらに、大江は1995年に映画「緊急呼出し エマージェンシー・コール」(大森が監督。やはり、医学関連の映画だった。大森は医師の資格も持っている)にも出演した。