江熊哲翁
水産技術者、政治家
江熊 哲翁(えぐま[1] / えくま[2] てつお、1893年(明治26年)4月25日[1] – 1974年(昭和49年)5月20日[1][2])は、大正から昭和期の水産技術者、政治家。参議院議員。
経歴
編集大分県[2][3]宇佐郡、現在の宇佐市で生まれる[1]。1916年(大正5年)農商務省水産講習所(現東京海洋大学)本科養殖科を卒業した[1][2][3]。
1918年(大正7年)大分県水産技手に就任[2]。以後、水産試験場技手、台湾総督府技手、滋賀県技手、地方農林技師・佐賀県水産課長兼水産試験場長・水産製品検査所長、愛媛県水産課長、山口県水産課長、下関漁港事務所長事務取扱などを歴任した[1][2][3]。その後、山口県健民対策審議会専門委員、同水産業会長、同漁業組合連合会長、山口漁村振興協議会長、福石商会会長、天山商事社長などを務め、山口県の水産業界の振興に尽力した[1][2]。
1947年(昭和22年)4月、第1回参議院議員通常選挙に全国区から無所属で出馬して当選(補欠、任期3年)し[4]、緑風会に所属して参議院議員を1期務めた[2]。その後、第2回通常選挙(全国区)に出馬したが落選した[5]。
脚注
編集参考文献
編集- 『大衆人事録 第14版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社、1943年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 中西輝磨『昭和山口県人物誌』マツノ書店、1990年。
- 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。