橋本芙美
橋本 芙美(はしもと ふみ、1979年8月30日[1] - )は、日本のテレビドラマ・映画プロデューサー。埼玉県出身。共同テレビジョン(共テレ)所属。
人物・経歴
編集埼玉県立浦和西高等学校卒業。津田塾大学学芸学部英文学科卒業後、2002年4月に共同テレビに入社[2]。数年間、アシスタント・プロデューサーとして経験を積み、2005年、金曜エンタテイメント枠で放送された『空中ブランコ』で初プロデュース[2]。その後2006年から2年間、映画製作部へ異動し、『チェスト!』などの制作に関わる[3]。2008年からはドラマ部・映画製作部兼任プロデューサー。配偶者は映画監督の羽住英一郎。
単独プロデュースした『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』で第10回ヤング映像クリエーターを励ます賞・優秀賞、『メイちゃんの執事』でザテレビジョンドラマアカデミー賞・作品賞、『フリーター、家を買う。』でエランドール賞・プロデューサー奨励賞[4]などを受賞している。演出家は河野圭太、石川淳一、城宝秀則と組む機会が多い。
2011年にプロデュースした『マルモのおきて』は、当初控えめだった視聴率が右肩上がりに上昇し、最終回は23.9%を記録。主題歌の『マル・マル・モリ・モリ!』は50万枚を売り上げ、同年の紅白歌合戦でも歌唱されるなど、ブームを引き起こした[3]。続いてプロデュースした『家族のうた』では、同作品の設定が1987年にTBS(放送当時)で放送された『パパはニュースキャスター』と類似していると同作品の脚本家だった伴一彦からTwitterで指摘され、TBSテレビ(現法人)がフジテレビに抗議し、ドラマ設定を修正したこともある。同年の活躍から、ウーマン・オブ・ザ・イヤー(日経ウーマン)のヒットメーカー部門賞、ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー(日経エンタテインメント!)のグランプリを受賞している。
作品
編集- ★=単独プロデュース
- 表記がないものはフジテレビ制作
テレビドラマ
編集プロデュース
編集- 空中ブランコ(2005年5月27日)
- 黒革の手帖スペシャル〜白い闇(2005年7月2日、テレビ朝日)
- 海猿 UMIZARU EVOLUTION(2005年7月 - 9月)
- 絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜(2008年4月 - 6月)★
- メイちゃんの執事(2009年1月 - 3月)★
- 絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜 最終章スペシャル(2009年3月24日)★
- 世にも奇妙な物語 秋の特別編(2009年10月5日)
- インディゴの夜(2010年1月 - 4月、東海テレビ)
- 泣かないと決めた日(2010年1月 - 3月)★
- 絶対泣かないと決めた日〜緊急スペシャル〜(2010年7月2日)★
- フリーター、家を買う。(2010年10月 - 12月)★
- マルモのおきて(2011年4月 - 6月)★
- フリーター、家を買う。スペシャル(2011年10月)★
- マルモのおきてスペシャル(2011年10月)★
- 家族のうた(2012年4月 - 6月)
- 僕のいた時間(2014年1月 - 3月)
- マルモのおきてスペシャル2(2014年9月)★
- オリエント急行殺人事件(2015年1月11日・12日)
- 早子先生、結婚するって本当ですか?(2016年4月 - 6月)
- 黒井戸殺し(2018年4月14日)
- メゾン・ド・ポリス(2019年1月 - 3月、TBS)
- 4分間のマリーゴールド(2019年10月 - 12月、TBS)★
- 危険なビーナス(2020年10月 - 12月、TBS)
- プロミス・シンデレラ(2021年7月 - 9月、TBS)
- 夕暮れに、手をつなぐ(2023年1月 - 3月、TBS)
- 笑うマトリョーシカ(2024年7月 - 、TBS)★
プロデュース・補
編集- 古畑任三郎 すべて閣下の仕業(2004年1月3日)
- ワンダフルライフ(2004年4月 - 6月)
- 松本清張 黒革の手帖(2004年10月 - 12月、テレビ朝日)
映画
編集プロデューサー
編集アソシエイト・プロデューサー
編集- キャッチ ア ウェーブ(2006年4月29日公開、ワーナー・ブラザース)
- ラストラブ(2007年6月16日公開、松竹)
出典
編集- ^ “ありがとうございます!”. 「メイちゃんの執事」公式スタッフブログ 2012年2月8日閲覧。
- ^ a b 『TVステーション2011年26号』、ダイヤモンド社、2011年12月、2012年2月8日閲覧。
- ^ a b 『日経エンタテインメント! 2012年4月号』、日経BP社、2012年12月、124-126頁。
- ^ “黄金の飛翔!! 2011年 !! 歴史あるエランドール賞決定 !!”. 社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会 (2011年2月). 2012年2月8日閲覧。