ラストラブ
『ラストラブ』は、2007年の日本映画。原作はYoshiの『LAST LOVE』。藤田明二監督作。ニューヨークを舞台にした作品である。
ラストラブ | |
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監督 | 藤田明二 |
脚本 | 龍樹 |
原作 |
Yoshi 『LAST LOVE』 |
出演者 |
田村正和 伊東美咲 |
音楽 | 大島ミチル |
主題歌 | 絢香「Jewelry day」 |
撮影 | 川田正幸 |
編集 | 山本正明 |
製作会社 |
ビーワイルド、テレビ朝日、松竹、ジェネオン・エンタテインメント 読売広告社、共同テレビジョン、衛星劇場、TSUTAYAグループ 朝日放送、メ〜テレ、スタイルジャム、トゥモロゥー |
配給 | 松竹 |
公開 | 2007年6月16日 |
上映時間 | 110分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
あらすじ
編集阿川明は、ニューヨークでサックスプレイヤーとして活躍していたが、妻の急死を機にジャズ界を引退し、日本へ帰国。以後、娘・佐和と共にひっそりと暮らしていた。ある朝、明は清掃局の職員の女性・結にゴミの出し方をキツく注意されてしまうが、これが2人の出会いのきっかけとなる。その日、それぞれ急遽ニューヨークに向かうことになった2人は飛行機で偶然再会。言葉を交わすうちに2人は次第に惹かれ合い、帰国後は佐和も結を慕い始め、3人は幸せな日々を過ごした。だが、ある日、体調を崩した明は、医者に余命3ヶ月と告げられてしまう。
キャスト
編集スタッフ
編集主題歌
編集- Jewelry day(絢香)(2007年7月4日発売)
余談
編集評価
編集映画評論家の柳下毅一郎は「まあ凄かったね。何が凄いって、伊東美咲の演技がまともに見える。それくらいまわりの演技が酷い。田村正和なんか黄金時代の映画俳優じゃなかったのか? なんだこのセルジオ越後みたいな顔して一言セリフを言うたびに「ふふん」と鼻で笑うじいさんは!? 日本映画の最低水準を見た。気がする」「お笑いシーンがてんこ盛りの傑作コメディ」と評した[1]。さらに柳下、江戸木純らによる『映画秘宝』誌上での連載「日本映画縛り首」では、演技が酷評された上、「こんな脚本で金が集まることがまともじゃないと思うね」「安易に難病を記号として使ってるのが許せない」「(心電図モニタがピッ、ピッと鳴って死を表現する)演出がホントに昭和な感じだ(笑)」と書かれた[2]。更に、「日本映画縛り首」の企画であるHIHOはくさい映画賞では、最低作品賞、最低主演男優賞(田村正和)、最低助演女優賞(伊東美咲)にノミネートされ、最低主演男優賞を受賞した[3]。
『スポーツ報知』の蛇いちご賞では田村正和が男優賞を受賞した[4]。
第10回みうらじゅん賞が本作の田村正和に贈られている。
参考文献
編集- ^ “ラストラブ (2007)”. 映画評論家緊張日記 (2007年5月20日). 2013年1月10日閲覧。
- ^ 『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版 (映画秘宝COLLECTION 38)』洋泉社、12-16頁。ISBN 978-4862483805。
- ^ 『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版 (映画秘宝COLLECTION 38)』洋泉社、114-119頁。ISBN 978-4862483805。
- ^ a b “最低映画を決定する第4回「文春きいちご賞」発表、今年はベストも。”. ナリナリドットコム (2008年2月22日). 2013年1月10日閲覧。
外部リンク
編集- 『ラストラブ』オフィシャルブログ - 松竹宣伝室による公式ブログ
- ラストラブ - allcinema
- ラストラブ - KINENOTE