横田紀子
女性陸上自衛官
横田 紀子 (よこた のりこ、1974年〈昭和49年〉8月23日[1] - ) は、日本の陸上自衛官。陸上自衛隊史上初の女性将官[注釈 1]かつ防衛大学校(第41期、女性第2期生)出身初の女性将官。佐賀県佐賀市出身[3]。1等陸佐までの職種は野戦特科。現在の階級は陸将補。
Noriko Yokota | |
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横田紀子 | |
生誕 |
1974年8月23日(50歳) 日本 佐賀県佐賀市 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
軍歴 | 1997年 - |
最終階級 | 陸将補 |
経歴
編集1997年3月、防衛大学校(第41期)を卒業し、陸上自衛隊に入隊。2019年8月、岩手駐屯地に所在する第9特科連隊の連隊長兼ねて岩手駐屯地司令として着任した。これは女性として初の戦闘職種の連隊長であり、全国初の女性駐屯地司令である。その後、東北方面特科連隊新編に併せて東北方面特科連隊長兼ねて岩手駐屯地司令に就任[4]、令和元年東日本台風に伴う災害派遣などを指揮した[5]。
略歴
編集- 1997年(平成9年)
- 2001年(平成13年)3月:第6地対艦ミサイル連隊(指揮小隊長、通信幹部)[6]。
- 2004年(平成16年)8月:陸上自衛隊幹部学校付(第50期指揮幕僚課程学生)[6]。
- 2006年(平成18年)8月:陸上自衛隊富士学校特科部教育課(戦術教官)[6]。
- 2008年(平成20年)8月1日:第12特科隊第1中隊長に戦闘職種としては初の女性中隊長として着任[7]。
- 2010年(平成22年)3月:陸上幕僚監部人事部人事計画課勤務[6]。
- 2012年(平成24年)3月:陸上幕僚監部人事部募集・援護課勤務[6]。
- 2015年(平成27年)8月:陸上自衛隊富士学校研究課研究員 兼 教育課戦術教官[6]。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2019年(令和元年)8月1日:第9特科連隊長兼ねて岩手駐屯地司令[11]。
- 2020年(令和2年)
- 2023年(令和5年)
- 3月30日:陸将補に昇任、東部方面総監部幕僚副長(行政副長)[2]。
- 12月22日:自衛隊東京地方協力本部長[14]。
関連項目
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 防衛省自衛隊東京地方協力本部HP 本部長プロフィール
- ^ a b “防衛省人事発令、2023年3月30日付、将補人事”. 防衛省. 2023年4月16日閲覧。
- ^ 「将・将補昇任者略歴」朝雲新聞(2023年4月13日付)
- ^ 陸上自衛隊岩手駐屯地 [@Gsdf_Camp_Iwate] (2020年3月26日). "駐屯地主要部隊の第9特科連隊は、部隊の新編のため、63年の歴史に幕を閉じました。連隊は、「東北方面特科連隊」と名称を改め、郡山駐屯地の第6特科連隊と統合され、3月26日、新たな歴史の幕を開けました。". X(旧Twitter)より2020年3月26日閲覧。
- ^ 陸上自衛隊岩手駐屯地 [@Gsdf_Camp_Iwate] (2020年8月27日). "8月24日、東北方面特科連隊長兼ねて岩手駐屯地司令・横田1佐の離任行事を挙行しました。女性では、全国で初めて戦闘職種の連隊長・駐屯地司令として着任。特科連隊の新編、台風19号災害派遣に尽力され、陸上幕僚監部広報室長へご栄転されました。". X(旧Twitter)より2023年4月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “女性職員のワークスタイル事例集2020”. 防衛省人事教育局. 2023年4月21日閲覧。
- ^ 戦闘職種に初の女性中隊長12特科隊の横田3佐精強な隊づくりに励む「“協同精神”で任務遂行」朝雲新聞(2008年8月28日付)
- ^ “防衛省人事発令、2016年1月1日付、昇任1佐人事”. 防衛省. 2023年4月17日閲覧。
- ^ “防衛省人事発令、2016年3月23日付、1佐職人事”. 防衛省. 2023年4月16日閲覧。
- ^ “防衛省人事発令、2017年8月1日付、1佐人事”. 2023年4月16日閲覧。
- ^ “防衛省人事発令、2021年8月1日付、1佐職人事”. 防衛省. 2023年4月16日閲覧。
- ^ “防衛省人事発令、2021年3月26日付、1佐職人事”. 防衛省. 2023年4月16日閲覧。
- ^ “防衛省人事発令、2020年8月25日付、1佐人事”. 防衛省. 2023年4月16日閲覧。
- ^ 防衛省発令(将補人事)2023年12月22日 (PDF)
- ^ 退職日特別昇任