横山不動尊
横山不動尊(よこやまふどうそん)は、宮城県登米市津山町にある曹洞宗の仏教寺院である。寺号は大徳寺。
横山不動尊 | |
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本堂 | |
所在地 | 宮城県登米市津山町横山字本町3 |
位置 | 北緯38度37分54.5秒 東経141度20分56秒 / 北緯38.631806度 東経141.34889度座標: 北緯38度37分54.5秒 東経141度20分56秒 / 北緯38.631806度 東経141.34889度 |
山号 | 白魚山 |
宗旨 | 曹洞宗 |
本尊 | 不動明王 |
創建年 | (伝)保元元年(1156年) |
開基 | 橘知禅 |
正式名 | 大徳寺 |
文化財 |
木造不動明王坐像(重要文化財) 横山のウグイ生息地(天然記念物) |
法人番号 | 4370405000100 |
概要
編集伝承によれば、当寺は1156年(保元元年)百済から流れついた仏像を祀って建てられた小堂(現・奥之院)が始まりで、開基は橘知禅と伝えられている。不動堂は津山杉がうっそうと茂る山麓に建つ。本尊は空海(弘法大師)の作の伝承をもつ純金製、高さ5cmほどの不動明王像で、木造の不動明王像の胎内に安置されている。この本尊は12年に一度、酉年に開帳される。仁王門には金剛力士(仁王)像、楼上に十六羅漢像が安置されており扁額の「白魚山」の揮毫は幕末の三舟の一人として知られる山岡鉄舟による。4月27、28日に春季大祭典、10月28日に秋季大祭典が開催される。
文化財
編集木造不動明王坐像
編集「横山不動」の名で当地方で広く信仰を集めている。丈六[1]の巨像で像高275cm。平安時代、奥州藤原氏の勢力下で作製された。正中線と側面中央で矧ぎ合わせた4材から彫出した カツラ材寄木造。部材の改変は少なく、両手指のほとんどまで製作時の様相をとどめており、右手に持つ宝剣も当初のものとみられる[2]。1997年(平成9年)6月30日、重要文化財に指定された[3]。
横山のウグイ生息地
編集当寺境内の池は、約400年前に造成された。東西30m、南北15m、周囲80m程の楕円形で、水深1~1.5m位で底は砂泥質である。湧水なので四季を通じて水温に変化が少なく、多数のウグイ(コイ科)が生息している。これは不動尊の使いとされ、参詣者から餌を与えられ愛護されてきた。1935年(昭和10年)8月27日、国の天然記念物に指定された[3]。池に続く久保川・中川・寺川流域も指定地域になっている。産卵期には雄の腹部が赤くなるのでアカハラと呼ばれており、繁殖期にこれらの川に出て産卵する[4]。
青銅五重塔
編集基座166.7cm、354.5cm、地上総高536.4cm、墓高さ195.4cm。屋根を別々に鋳造し組合わせたもので、塔身は中空。青銅五重塔でこの様に大きいものは珍しい。墓碑は頂上に偏平な宝珠をのせ、正面は地蔵を浮彫にしている。鋳造は仙台の高田定四郎慈延、早山八郎一次が担当している。1765年(明和2年)の作とされる[5]。1957年1月16日、宮城県の有形文化財に指定された[3]。
市指定天然記念物
編集ギャラリー
編集-
青銅五重塔
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横山のウグイの池
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山門
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仁王像
交通アクセス
編集脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 横山不動尊 - 宮城の旅
- 【津山町エリア】横山不動尊 – 登米市