横井ゆは菜
横井 ゆは菜(よこい ゆはな、英語: Yuhana Yokoi、2000年5月19日 - )は、日本の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。2022年四大陸選手権7位。2018年全日本ジュニア選手権優勝。
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2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権での横井ゆは菜 | ||||||||||||||||||
生誕 |
2000年5月19日(24歳) 愛知県名古屋市 | |||||||||||||||||
親族 | 田中亮明 田中恒成 | |||||||||||||||||
身長 | 157 cm | |||||||||||||||||
出身校 |
南天白中学校 中京大中京高校 中京大学 | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||||||||||
コーチ |
成瀬葉里子 川梅みほ 加藤晴香 | |||||||||||||||||
所属クラブ | 中京大学 | |||||||||||||||||
練習拠点 | 愛知県 | |||||||||||||||||
開始 | 2008 | |||||||||||||||||
引退 | 2023 | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
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人物
編集愛知県名古屋市出身。名古屋市立南天白中学校、中京大学附属中京高等学校卒業[1]、中京大学スポーツ科学部競技スポーツ科学科卒業。妹・きな結もシングルスケーター[2]。プロボクサーの田中恒成、アマチュアボクサーの田中亮明は従兄弟[3][4]。憧れの選手は鈴木明子。
邦和スポーツランドに所属し、同チームの先輩である鈴木に表情や仕草が似ていることから「鈴木明子2世」と言われている[5]。2014年のJGPメ~テレ杯では、かつて鈴木が使用していた衣装を着て演技を披露した。
経歴
編集2012-13シーズン、全日本ノービス選手権(ノービスA)で6位、初の国際大会となった2013年ガルデナスプリング杯のノービスクラスで2位入賞する。2013-14シーズン、全日本ジュニア選手権に出場し12位となる。
2014-15シーズン、日本スケート連盟の強化指定選手に選ばれる。同シーズンよりISUジュニアグランプリシリーズに参戦し、JGPメ~テレ杯に出場、6位となる。全日本ジュニア選手権では、SPでミスが相次ぎ26位となり、FSに進出できずに終わる。
2015-16シーズン、全日本ジュニア選手権で樋口新葉、白岩優奈に次ぎ3位入賞を果たす[6]。初出場となった全日本選手権では11位となる。
2016-2017シーズン、全日本ジュニアフィギュアスケート選手権で8位となる。
2017-2018シーズン、JGPリガ杯に出場し5位に入る。全日本ジュニアフィギュアスケート選手権ではSP7位から巻き返し4位。全日本選手権で8位に入り初の世界ジュニア選手権への出場を決める。世界ジュニア選手権では、SP、FS共に自己ベストを更新し6位に入賞。
2018-2019シーズン、JGPブラチスラヴァで6位、JGPアルメニアン杯で3位。全日本ジュニアフィギュアスケート選手権では悲願の初優勝を果たす。全日本選手権では7位に入る。2度目の出場となった世界ジュニア選手権では、SP18位と大きく出遅れたがFSで巻き返し9位に入った。
シニア時代
編集2021-2022シーズン
編集四大陸選手権へ選出され[7]、FSでは自己ベストを更新し7位。
2022-2023シーズン
編集2022/2023 ISUグランプリシリーズスケートカナダ、全日本選手権に出場。全日本選手権終了後、今シーズンでの現役引退を表明[8]。
引退後
編集2023年3月30日、自身のTwitterにて「4月から名古屋テレビ放送(メ~テレ)に入社する」ことを発表した[9][10]。
技術・演技
編集アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転フリップ-3回転トゥーループ、3回転ルッツ-3回転トゥループ、3回転サルコウ-3回転トゥーループ、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させた。他にはない独自性を持ち、観客の心をつかんできた[11]。
主な戦績
編集大会/年 | 2012-13 | 13-14 | 14-15 | 15-16 | 16-17 | 17-18 | 18-19 | 19-20 | 20-21 | 21-22 | 22-23 |
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四大陸選手権 | 7 | ||||||||||
GPスケートカナダ | 8 | ||||||||||
GPNHK杯 | 4 | 8 | |||||||||
GPロステレコム杯 | 6 | ||||||||||
GPフランス杯 | 9 | ||||||||||
GPスケートアメリカ | 11 | ||||||||||
CSフィンランディア杯 | 3 | ||||||||||
世界Jr.選手権 | 6 | 9 | |||||||||
JGPアルメニアン杯 | 3 | ||||||||||
JGPブラチスラヴァ | 6 | ||||||||||
JGPリガ杯 | 5 | ||||||||||
JGPメ~テレ杯 | 6 | ||||||||||
チャレンジカップ | 2 J | 1 J | 2 | ||||||||
ガルデナスプリング杯 | 2 N | ||||||||||
全日本選手権 | 11 | 8 | 7 | 5 | 8 | 12 | 19 | ||||
全日本Jr.選手権 | 12 | 26 | 3 | 8 | 4 | 1 |
- J - ジュニアクラス
- N - ノービスクラス
詳細
編集2022-2023 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年12月21日 - 25日 | 第91回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 12 59.78 |
20 102.09 |
19 161.87 |
2022年10月28日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ミシサガ) | 12 54.87 |
5 123.86 |
8 178.73 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年1月18日 - 23日 | 2022年四大陸フィギュアスケート選手権(タリン) | 12 53.93 |
6 131.41 |
7 185.34 |
2021年12月22日 - 26日 | 第90回全日本フィギュアスケート選手権(さいたま) | 14 59.84 |
9 124.00 |
12 183.84 |
2021年11月19日 - 21日 | ISUグランプリシリーズ フランス国際(グルノーブル) | 11 52.32 |
7 124.61 |
9 176.93 |
2021年10月22日 - 24日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ラスベガス) | 12 54.77 |
10 119.30 |
11 174.07 |
2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2020年12月24日 - 27日 | 第89回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 16 59.83 |
6 134.39 |
8 194.22 |
2020年11月27日 - 29日 | 2020年NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(門真) | 5 65.18 |
8 111.31 |
8 176.49 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2020年2月20日 - 23日 | 2020 チャレンジカップ(デン・ハーグ) | 2 73.29 |
2 141.27 |
2 214.56 |
2019年12月19日 - 22日 | 第88回全日本フィギュアスケート選手権(東京) | 9 62.90 |
4 128.02 |
5 190.92 |
2019年11月22日 - 24日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(札幌) | 8 62.67 |
4 126.87 |
4 189.54 |
2019年11月15日 - 17日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 10 56.51 |
5 126.17 |
6 182.68 |
2019年10月11日 - 13日 | ISUチャレンジャーシリーズ フィンランディア杯(エスポー) | 3 65.09 |
3 126.81 |
3 191.90 |
2018-2019 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2019年3月4日 - 10日 | 2019年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ザグレブ) | 18 51.61 |
8 118.56 |
9 170.17 |
2019年2月21日 - 24日 | 2019 チャレンジカップ ジュニアクラス(デン・ハーグ) | 1 53.63 |
1 126.27 |
1 179.90 |
2018年12月20日 - 24日 | 第87回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | 6 66.27 |
6 130.10 |
7 196.37 |
2018年11月23日 - 25日 | 第87回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(福岡) | 1 61.86 |
1 119.98 |
1 181.84 |
2018年10月10日 - 13日 | ISUジュニアグランプリ JGPアルメニアン杯(エレバン) | 6 57.62 |
2 126.47 |
3 184.09 |
2018年8月22日 - 25日 | ISUジュニアグランプリ JGPブラチスラヴァ(ブラチスラヴァ) | 9 51.65 |
2 121.50 |
6 173.15 |
2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2018年3月5日 - 11日 | 2018年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ソフィア) | 8 59.81 |
4 124.97 |
6 184.78 |
2018年2月22日 - 25日 | 2018年チャレンジカップ ジュニアクラス(ハーグ) | 4 54.09 |
2 115.62 |
2 169.71 |
2017年12月20日 - 24日 | 第86回全日本フィギュアスケート選手権(調布) | 9 62.68 |
6 130.31 |
8 192.99 |
2017年11月24日 - 26日 | 第86回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(前橋) | 7 56.89 |
3 116.08 |
4 172.97 |
2017年9月6日 - 9日 | ISUジュニアグランプリ リガ杯(リガ) | 5 55.19 |
3 114.40 |
5 169.59 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年11月18日 - 20日 | 第85回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(札幌) | 10 52.28 |
7 110.56 |
8 162.84 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2015年12月24日 - 27日 | 第84回全日本フィギュアスケート選手権(札幌) | 13 56.30 |
10 113.10 |
11 169.40 |
2015年11月21日 - 23日 | 第84回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(ひたちなか) | 4 60.16 |
3 117.24 |
3 177.40 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2014年11月22日 - 24日 | 第83回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(新潟) | 26 41.27 |
- | 26 41.27 |
2014年9月11日 - 14日 | ISUジュニアグランプリ メ~テレ杯(長久手) | 8 50.92 |
6 97.30 |
6 148.22 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012年11月22日 - 24日 | 第82回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(名古屋) | 23 40.84 |
9 95.89 |
12 136.73 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年4月1日 - 3日 | 2013年ガルデナスプリング杯 ノービスクラス(ガルデナ) | 3 36.45 |
2 75.32 |
2 111.77 |
プログラム使用曲
編集シーズン | SP | FS | EX |
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2022-2023 | シルク・ドゥ・ソレイユ「Alegria」より Kalandero 振付:佐藤操 |
ハンガリー狂詩曲 曲:フランツ・リスト 振付:鈴木明子 |
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2021-2022 | マラゲーニャ 作曲:エルネスト・レクオーナ 振付:宮本賢二 |
Queenメドレー 曲: Queen 振付:宮本賢二 |
トムとジェリー at MGM 振付:佐藤操 |
2020-2021 | なんでもないや 振付:鈴木明子 |
トムとジェリー at MGM 振付:佐藤操 |
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2019-2020 | テレビドラマ『黒い十人の女 (2016年)』より 作曲:兼松衆 振付:佐藤操 |
ミュージカル『オペラ座の怪人』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー 振付:川梅みほ、鈴木明子 |
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2018-2019 | 映画『ライオン・キング』より 作曲:ハンス・ジマー エメラルド・タイガー 演奏:ヴァネッサ・メイ 振付:川梅みほ |
ミュージカル『オペラ座の怪人』より 作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー 振付:川梅みほ |
映画『グレイテスト・ショーマン』より 「Never Enough」 ボーカル:ローレン・オルレッド |
2017-2018 | 映画『バーレスク』より 作曲:クリストフ・ベック 振付:鈴木明子 |
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2016-2017 | ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』 作曲:リチャード・ロジャース 振付:本郷裕子 |
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2015-2016 | マラゲーニャ 作曲:エルネスト・レクオーナ 振付:本郷裕子 |
映画『ロッキー』サウンドトラックより 作曲:ビル・コンティ | |
2014-2015 | 仮面舞踏会 作曲:アラム・ハチャトゥリアン 振付:本郷裕子 |
テレビ映画『ジプシー』 作曲:ジューリー・スタイン、スティーヴン・ソンドハイム 振付:本郷裕子 |
脚注
編集- ^ “横井&壺井が全日本ジュニアV フィギュア中京大中京コンビ”. 中スポ・東京中日スポーツ. The Chunichi Shimbun (2018年11月26日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “フィギュアとボクシング 横井姉妹と田中恒成の関係”. nikkansports.com. (2019年11月7日) 2020年6月14日閲覧。
- ^ “田中恒成“真央流”で国内最速プロ5戦目世界王者だ!”. スポーツニッポン. (2015年5月26日)
- ^ “【知ってる?】田中亮明 プロで偉業達成の井上尚弥、弟・恒成の陰でアマにこだわり続けたど根性男”. スポーツ報知 (2021年8月3日). 2021年8月3日閲覧。
- ^ “~フィギュアスケート大特集~”. 名古屋テレビ. (2014年9月7日)
- ^ “樋口新葉が連覇、本田真凜は6位 フィギュア全日本ジュニア”. スポーツニッポン. (2015年11月23日)
- ^ “宮原知子の代わりに横井ゆは菜が出場「全力を尽くしたい」 四大陸選手権”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2022年1月7日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “【フィギュア】横井ゆは菜19位 今季限りで現役引退表明「スケートの良さを伝えられる仕事に」”. Nikkan Sports News (2022年12月24日). 2022年12月24日閲覧。
- ^ yuhachin0519の2023年3月30日のツイート、2023年3月31日閲覧。
- ^ "【フィギュアスケート】引退の横井ゆは菜メ~テレに4月入社 2014年に『メ~テレ杯』デビュー「何かの縁」". 中日スポーツ. 中日新聞社. 30 March 2023. 2023年3月31日閲覧。
- ^ “【フィギュア】今季で引退の横井ゆは菜がメ~テレ入社へ 「モットーを仕事にいかせるように」”. 日刊スポーツ (2023年3月30日). 2023年3月31日閲覧。
外部リンク
編集- 国際スケート連盟による横井ゆは菜のバイオグラフィー
- 日本スケート連盟による強化紹介 - 横井 ゆは菜
- 横井ゆは菜 (@yuhachin0519) - X(旧Twitter)