森町 (大分県)

日本の大分県玖珠郡にあった町
森村 (大分県)から転送)

森町(もりまち[1])は、大分県玖珠郡にあった。現在の玖珠町の一部にあたる。

もりまち
森町
廃止日 1955年3月1日
廃止理由 新設合併
玖珠町、森町北山田村八幡村玖珠町
現在の自治体 玖珠町
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 大分県
玖珠郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
総人口 9,316
国勢調査、1950年)
隣接自治体 九重町、玖珠町、北山田村、八幡村、下毛郡耶馬溪村宇佐郡院内村安心院町大分郡湯布院町
森町役場
所在地 大分県玖珠郡森町大字森
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

地理

編集

玖珠盆地の北部に位置していた[2]

  • 河川:森川[2]
  • 山岳:大岩扇山、小岩扇山、角埋山[2]

歴史

編集
  • 1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行により、玖珠郡森村、帆足村、日出生村、岩室村が合併して村制施行し、森村(もりむら)が発足[1][2]。旧村名を継承した森、帆足、日出生、岩室の4大字を編成[2]
  • 1893年(明治26年)12月13日、町制施行し森町となる[1][2]
  • 1914年(大正3年)森水力電気 (株) 設立、電灯点灯[2]
  • 1918年(大正7年)玖珠木材組合設立(大字森字鷹巢)。1937年(昭和12年)解散[2]
  • 1932年(昭和7年)森昌会社と万田銀行が合併し森和銀行設立[2]
  • 1937年(昭和12年)玖珠木炭改良事務所設置[2]
  • 1942年(昭和17年)大分合同銀行玖珠支店開設[2]。東久大通運 (株) 設立[2]
  • 1949年(昭和24)6月10日 - 森中学校に昭和天皇が行幸(昭和天皇の戦後巡幸[3]
  • 1950年(昭和25年)児童文学者久留島武彦の童話碑を建立し、5月5日に第1回日本童話祭を開催[2]
  • 1953年(昭和28年)大分県信用組合玖珠支店開設[2]
  • 1954年(昭和29年)玖珠信用組合設立[2]
  • 1955年(昭和30年)3月1日、玖珠郡玖珠町、北山田村、八幡村と合併し、玖珠町が存続して廃止された[1][2]

産業

編集
  • 農業、商業、工業、交通業[2]

交通

編集

鉄道

編集

道路

編集
  • 1894年(明治27年)森 - 中津間の中津港道完成[2]
  • 1898年(明治31年)森 - 塚脇間の直通道路完成[2]
  • 1909年(明治42年)森 - 恵良間の直通道路完成[2]

橋梁

編集
  • 1935年(昭和10年)協心橋(森町 - 玖珠町間)鉄筋化[2]

乗合馬車・自動車

編集
  • 1909年(明治42年)森~下毛郡山移間の乗合馬車運行[2]
  • 1937年(昭和12年)森自動車組合、森 - 東飯田~小国間運行開始[2]
  • 1939年(昭和14年)玖珠自動車組合、森 - 柿坂間運行開始[2]
  • 1945年(昭和20年)大分交通森営業所設立。熊本県阿蘇郡小国町・下毛郡柿坂・玖珠郡太田・宝泉寺・筋湯行が運行開始[2]

教育

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c d 『市町村名変遷辞典』798頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 『角川日本地名大辞典 44 大分県』814-815頁。
  3. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、102頁。ISBN 978-4-10-320523-4 

参考文献

編集

関連項目

編集