森小路駅
森小路駅(もりしょうじえき)は、大阪府大阪市旭区森小路一丁目にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。駅番号はKH07。
森小路駅* | |
---|---|
西口(2016年8月) | |
もりしょうじ Morishoji | |
◄KH06 関目 (0.9 km) (0.6 km) 千林 KH08► | |
所在地 | 大阪市旭区森小路一丁目4番15号 |
駅番号 | KH 07 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■京阪本線 |
キロ程 | 6.2 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 森(駅名略称方式) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線(乗降は2面2線のみ) |
乗降人員 -統計年度- |
10,035人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)10月14日 |
備考 | 無人駅(自動券売機有) |
*1942年に新森小路駅から改称 |
配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
歴史
編集「森小路」は江戸時代からある地名で、かつては付近一帯に樹木がうっそうと茂り、その中に小路が続いていたことから言われる。また駅から南東400 mの新森には森小路遺跡がある。昭和6年に発見された弥生期から古墳時代までの集落跡で、その範囲は新森中央公園を中心に半径500 - 600 mにわたる。
京阪本線の開業当時、すでに森小路と名の付く駅は設置されていた。ただし1931年(昭和6年)の線路の移設とその後の改称により、必ずしも連続しないため、現在の駅についての歴史を記す(千林駅の項目を参照)。したがって、京阪梅田線の最初の計画で分岐駅となっていた「森小路駅」とは、当駅のことではなく現在の千林駅(当時の森小路駅)のことである。
ながらく京阪本線の大阪市内の駅で唯一、車イス対応エレベーター・エスカレーターがなく、バリアフリー対策のされていない駅であったが、2009年(平成21年)4月に2011年の3月下旬竣工予定でホームと改札階を結ぶエレベーターの新設や階段・改札の移設・多目的トイレの設置などのバリアフリー工事が行われることが発表された。なお現在の改札口は撤去され通路は拡張及び改修され使用を継続する[1]。しかし工事完成は遅れ2011年(平成23年)5月30日にエレベーター・多目的トイレの使用が開始された。その後も通路拡幅の工事などが続けられ、ようやく竣工した。
年表
編集- 1931年(昭和6年)10月14日:京阪本線の蒲生(現在の京橋) - 守口(現在の守口市)間の専用軌道化と同時に新森小路駅として開業。
- 1933年(昭和8年)12月29日:複々線化。
- 1942年(昭和17年)4月1日:新森小路から森小路駅に改名。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となる。
- 1944年(昭和19年)2月5日:区間急行の停車を開始[2]。
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)3月下旬:改札口・コンコース改装[3]。
- 1992年(平成4年)3月:8連化に対応するためのホーム延伸工事が完成[4]。
- 1995年(平成7年)7月1日:淀屋橋行きホームの待合室冷房化。
- 2009年(平成21年)
- 7月:エレベーター設置工事に付随して、トイレを京都行きホーム上へ移設。
- 12月:ホームに異常通報装置を設置[5]。
- 2011年(平成23年)5月30日:エレベーター・多目的トイレ使用開始[6]。
-
エレベータ設置工事(2010年3月、京都行ホームにて撮影)
駅構造
編集島式2面4線の構成だが、内側の2線は通過線(A線)となっているため、柵で仕切られており、外側2線(B線)のみで乗降を扱う。高架駅であり、ホームは2階で、改札口は1階の東西1ヶ所ずつ設けられていて階段かエレベーターで移動することになる。1階改札内には男女別のトイレとオストメイト・車椅子対応してベビーベッドなどを備えた多目的トイレが設置されている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■京阪本線 | 上り | 三条・出町柳方面[7] |
2 | 下り | 淀屋橋・中之島線方面[7] |
- 両ホームとも有効長は8両。2008年3月に番線表示が付与された。
-
ホーム(2016年8月)
利用状況
編集2019年(令和元年)度の特定日における1日の乗降人員は10,035人である。
近年の1日乗車・乗降人員数は下表の通り。
年度 | 特定日 | 1日平均 乗車人員[8] |
出典 | |
---|---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | |||
1995年 | 17,520 | 8,770 | 10,475 | [9] |
1996年 | - | 9,349 | ||
1997年 | - | 8,733 | ||
1998年 | 15,843 | 8,021 | 8,396 | [10] |
1999年 | - | 8,464 | ||
2000年 | 14,626 | 7,318 | 8,263 | [11] |
2001年 | - | 7,655 | ||
2002年 | 14,205 | 7,111 | 7,454 | [12] |
2003年 | 14,237 | 7,169 | 7,438 | [13] |
2004年 | 13,586 | 6,783 | 7,265 | [14] |
2005年 | 13,552 | 6,825 | 7,248 | [15] |
2006年 | 13,765 | 6,877 | 6,870 | [16] |
2007年 | 12,469 | 6,299 | 7,111 | [17] |
2008年 | 12,190 | 6,145 | 6,473 | [18] |
2009年 | 11,619 | 5,814 | 6,313 | [19] |
2010年 | 11,254 | 5,660 | 5,997 | [20] |
2011年 | 11,051 | 5,506 | 5,763 | [21] |
2012年 | 10,782 | 5,415 | 5,686 | [22] |
2013年 | 10,628 | 5,318 | 5,712 | [23] |
2014年 | 10,392 | 5,206 | 5,655 | [24] |
2015年 | 10,434 | 5,197 | 5,519 | [25] |
2016年 | 10,182 | 5,100 | 5,544 | [26] |
2017年 | 10,318 | 5,178 | 5,629 | [27] |
2018年 | 9,943 | 4,967 | 5,528 | [28] |
2019年 | 10,035 | 5,065 | [29] |
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ 出典・『くらしのなかの京阪』2009年4月号(「K PRESS」2009年4月号のコーナー)
- ^ 出典・京阪の社史『鉄路五十年』(1960年)の年表による。その後どの段階で通過に戻ったかは未詳
- ^ 出典・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪1988年3月号」より
- ^ 出典・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪1992年3月号」より
- ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2009年12月号16面「くらしのなかの京阪」より
- ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2011年6月号16面「くらしのなかの京阪」より
- ^ a b “森小路駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 大阪市統計書
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
関連項目
編集外部リンク
編集- 森小路駅 - 京阪電気鉄道
- おけいはん.ねっと|駅情報局:森小路駅