梅津理恵
日本の工学者
梅津 理恵(うめつ りえ、1970年 - )は、日本の工学者。専門は、金属磁性・固体物性[1]。学位は、博士(工学)(東北大学・2000年)。東北大学金属材料研究所教授。
来歴
編集1970年、宮城県仙台市生まれ[2]。金属研究者の父と英語教師の母のもとに生まれる[1]。
宮城県第二女子高等学校(現・仙台二華高校)を経て[3]、奈良女子大学理学部物理学科卒業[2]。同大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了、修士(理学)の学位を取得[2]。奈良県立医科大学精神科医局で研究生として臨床心理学を学ぶが、母の介護をきっかけに仙台に戻る[2]。
その後、東北大学大学院工学研究科博士課程に入り、2000年に博士(工学)の学位を取得[2]。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、東北大学金属材料研究所助教、准教授、教授[2]。東北大学金属材料研究所において、女性が教授になるのは、創設以来初めて[1]。
2014年、日本金属学会第72回功績賞(物性部門)と日本女性科学者の会奨励賞を受賞[1]。2019年、第39回猿橋賞受賞[1][4]。
脚注
編集- ^ a b c d e “国境を超えた共同研究 研究者に必要なのは「コミュ力」::Back Number::Ms Wendy::分譲マンションと生活に関する情報 Wendy-Net”. 2021年8月30日閲覧。
- ^ a b c d e f “3S研究者探訪 #01 梅津理恵デバイス革命の鍵を握るハーフメタルの電子を視る─理論と応用の間をつなぐ基礎研究の底力─”. 公益財団法人 稲盛財団. 2021年8月30日閲覧。
- ^ “組み合わせ得る合金の種類は無限数。その中から、特別な機能を有する材料を見つけ出す。 | 東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)”. 東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE) | (2020年1月31日). 2021年8月30日閲覧。
- ^ 高梨弘毅「第39回猿橋賞:梅津理恵氏」『日本物理学会誌』第75巻第1号、2020年、48頁、doi:10.11316/butsuri.75.1_48_1。