梅州市

中国広東省の地級市

梅州市(ばいしゅうし)は、中華人民共和国広東省に位置する地級市。旧梅県市で話される客家語が、客家語の代表とされる。

中華人民共和国 広東省 梅州市
市街地を流れる梅江
市街地を流れる梅江
市街地を流れる梅江
広東省中の梅州市の位置
広東省中の梅州市の位置
広東省中の梅州市の位置
中心座標 北緯24度18分00秒 東経116度07分00秒 / 北緯24.30000度 東経116.11667度 / 24.30000; 116.11667
簡体字 梅州
繁体字 梅州
拼音 Méizhōu
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
広東
行政級別 地級市
建市 1988年
市委書記 馬正勇
市長 王暉
面積
総面積 15,925 km²
人口
総人口(2008) 505.2,8 万人
市区人口(2008) 132.07 万人
経済
GDP(2012) 839.5 億元
電話番号 0753
郵便番号 514000
ナンバープレート 粤M
行政区画代碼 441400
公式ウェブサイト http://www.meizhou.gov.cn/

地理

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広東省の東北部に位置し、潮州市掲陽市汕尾市河源市福建省江西省と接する。珠江の大きな支流である東江が市域を貫く。

気候

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温暖な気候で、春から夏にかけて降水量が多くなる。特に梅雨に当たる5月から6月は雨が多くなる。夏は高温多湿、冬は比較的冷涼乾燥である。

梅州市(梅県区)(平均1971-2000年,極値1952-2000年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 29.5
(85.1)
31.5
(88.7)
33.4
(92.1)
36.0
(96.8)
37.4
(99.3)
38.4
(101.1)
39.5
(103.1)
39.3
(102.7)
38.6
(101.5)
36.3
(97.3)
34.9
(94.8)
30.7
(87.3)
39.5
(103.1)
平均最高気温 °C°F 18.2
(64.8)
18.9
(66)
22.1
(71.8)
26.4
(79.5)
29.6
(85.3)
32.0
(89.6)
34.1
(93.4)
33.6
(92.5)
31.8
(89.2)
29.0
(84.2)
24.5
(76.1)
20.2
(68.4)
26.7
(80.07)
日平均気温 °C°F 12.4
(54.3)
13.7
(56.7)
17.4
(63.3)
21.7
(71.1)
24.8
(76.6)
27.1
(80.8)
28.6
(83.5)
28.2
(82.8)
26.6
(79.9)
23.4
(74.1)
18.2
(64.8)
13.6
(56.5)
21.31
(70.37)
平均最低気温 °C°F 8.3
(46.9)
10.2
(50.4)
13.7
(56.7)
18.1
(64.6)
21.5
(70.7)
23.8
(74.8)
24.8
(76.6)
24.6
(76.3)
22.9
(73.2)
19.2
(66.6)
13.8
(56.8)
9.2
(48.6)
17.51
(63.52)
最低気温記録 °C°F −7.3
(18.9)
−3.0
(26.6)
0.3
(32.5)
5.6
(42.1)
12.5
(54.5)
17.2
(63)
20.5
(68.9)
19.4
(66.9)
12.3
(54.1)
5.0
(41)
0.4
(32.7)
−3.3
(26.1)
−7.3
(18.9)
降水量 mm (inch) 47.2
(1.858)
99.0
(3.898)
145.5
(5.728)
206.8
(8.142)
214.8
(8.457)
205.5
(8.091)
153.3
(6.035)
193.5
(7.618)
124.3
(4.894)
58.2
(2.291)
42.2
(1.661)
38.3
(1.508)
1,528.6
(60.181)
平均降水日数 8.2 12.1 16.0 16.5 18.7 18.0 14.5 16.6 12.9 6.2 5.2 5.6 150.5
出典1:中国气象局公共气象服务中心 2012-12-12
出典2:气候资源数据库 2012-12-12

歴史

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梅州市の旧称は南漢により設置された敬州である。971年開宝4年)、北宋により敬州は梅州と改称された。1369年洪武2年)、により梅州は廃止されたが、属県の程郷県潮州府に転属した。1733年雍正11年)、により程郷県に嘉応直隷州が置かれた。

中華民国が成立すると1912年、嘉応直隷州は梅県に改められ潮循道、後に第六行政督察区の管轄となった。中華人民共和国が成立すると1949年に興梅専区が設置され、翌年には興梅行政督察専員公署に改変され梅県、興寧、五華、大埔、豊順、蕉嶺、平遠の7県をい管轄するようになった。

1952年、興梅7県は粤東行政区の管轄となり、更に1965年に梅県専区(後に梅県地区に改称)へと改変された。1979年、梅県の管轄であった梅州鎮が梅州市に昇格した後、梅県地区は7県1市を管轄するようになった。1983年には梅州市と梅県が合併し梅県市が誕生、更に1988年に梅県地区が梅州市に改変され7現在の梅州市が誕生した。

行政区画

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2市轄区・1県級市・5県を管轄する。

梅州市の地図

年表

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この節の出典[1][2]

興梅専区

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梅県地区

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  • 1965年6月26日 - 汕頭専区梅県大埔県豊順県蕉嶺県平遠県興寧県五華県を編入。梅県専区が成立。(7県)
  • 1970年 - 梅県専区が梅県地区に改称。(7県)
  • 1978年12月30日 - 梅県の一部が分立し、梅州市(県級市)が発足。(1市7県)
  • 1982年2月26日 - 梅県の一部が梅州市に編入。(1市7県)
  • 1983年12月22日 - 梅州市・梅県が合併し、梅県市(県級市)が発足。(1市6県)
  • 1988年1月7日 - 梅県地区が地級市の梅州市に昇格。

梅州市

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  • 1988年1月7日 - 梅県地区が地級市の梅州市に昇格。(1区7県)
  • 1994年6月6日 - 興寧県が市制施行し、興寧市となる。(1区1市6県)
  • 2012年9月24日 - 梅県の一部が梅江区に編入。(1区1市6県)
  • 2013年10月18日 - 梅県が区制施行し、梅県区となる。(2区1市5県)

交通

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航空

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鉄道

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梅州駅
 
梅州西駅

道路

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脚注

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  1. ^ 县级以上行政区划变更情况 - 中華人民共和国民政部
  2. ^ 广东省 - 区划地名网

外部リンク

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