柴幸男
日本の脚本家、演出家
来歴・人物
編集愛知県一宮市出身。脚本家を目指し、演劇部がある愛知県立名古屋西高等学校に入学、台本を書き始めた[2]。日本大学芸術学部放送学科卒業。大学在学中の2004年に『ドドミノ』で第2回仙台劇のまち戯曲賞を受賞。2009年、青年団の劇団内ユニット・青年団リンクとして劇団ままごとを旗揚げ。
劇団ままごとが2009年に初演(柴幸男演出)した『わが星』は、ラップを用いた演劇作品で、2010年の第54回岸田國士戯曲賞を受賞した。2014年には『わが星』の登場人物を高校生に変更した『わたしの星』が高校生をキャストとして再演されている。平田オリザの「現代口語演劇」を発展継承した劇作家の一人とされる[3]。ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴で、全篇歩き続ける『あゆみ』や、一人芝居をループさせて大家族を演じる『反復かつ連続』など、新たな視点と手法を用いて人々の日常を描く[4]。2015年、文化庁文化交流使として中国へ派遣される。2016年より多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科講師。
2017年、テレビ東京ドラマ24 『下北沢ダイハード』 第6話未来から来た男の脚本を担当。
著作
編集- 『わが星』、白水社、2010年 ISBN 978-4560080689
脚注
編集- ^ 柴 幸男 | 文化庁文化交流使 | 文化庁
- ^ “読売テレビプロデュース『わたしの星』作・演出:柴 幸男 インタビュー | ローチケ演劇宣言!”. engekisengen.com (2019年8月13日). 2020年8月27日閲覧。
- ^ チェルフィッチュ、ポツドールなどにも発展的に継承された現代口語演劇の副読本としても読める青春小説
- ^ アーティストインタビュー
外部リンク
編集- “「わが星」|ままごと「戯曲公開プロジェクト」”. 劇団ままごと. 2019年8月25日閲覧。
- “「わたしの星」|ままごと「戯曲公開プロジェクト」”. 劇団ままごと. 2019年8月25日閲覧。