林芙美子文学賞
林芙美子文学賞(はやしふみこぶんがくしょう)は、 日本の公募新人文学賞[1][2]。
林芙美子文学賞 (はやしふみこぶんがくしょう) | |
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受賞対象 | 中・短編作品 |
国 | 日本 |
主催 | 北九州市 |
初回 | 2014年 |
最新回 | 2024年 |
最新受賞者 | 大原鉄平 |
概要
編集2014年に創設される[1]。北九州市が主催、朝日新聞出版(第2回までは中央公論新社)が協力している。[3][4]
中・短編作品を対象にしている[4]。優れた短編小説を多く残している、北九州市とのゆかりの深い作家、林芙美子にちなんで創設された[4]。森鷗外にちなんで創設された北九州市自分史文学賞を継承・発展させたものとされる[4]。
年齢、性別、職業、国籍問わず、誰でも応募できる[1]。応募作品の形式は問わない。[1]手書き原稿の場合は、400字詰原稿用紙で50枚以上120枚以内、ワープロ原稿の場合は、A4サイズの白紙に40字×30行とし、原稿用紙換算枚数を記入のこと[1]。大賞は1編が選ばれ、賞金100万円が授与される他、朝日新聞出版発行の『小説トリッパー』(第2回までは中央公論新社発行の『婦人公論』)に作品が掲載される[1]。佳作は数編が選ばれ、賞金10万円が授与される[1]。選考結果は、北九州市立文学館のホームページで発表される[1]。
受賞作一覧
編集年は発表年。
回(年) | 賞 | 受賞・入選作 | 著者 | |
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第1回(2015年) | 大賞 | 「次ぎの人」 | 井岡道子 | |
佳作 | 「うつむく朝」 | 志馬さち子 | ||
佳作 | 「ものかげの雨」 | 高倉やえ | ||
第2回(2016年) | 大賞 | 「太陽の側の島」[5] | 高山羽根子 | |
佳作 | 該当作なし | |||
第3回(2017年) | 大賞 | 「とぜね、かちゃくちゃね」[6] | 工藤千尋 | |
佳作 | 「深く、」 | なかにしさとみ | ||
第4回(2018年) | 大賞 | 「タイガー理髪店心中」[7] | 小暮夕紀子 | |
佳作 | 「光路」 | 絹谷朱美 | ||
第5回(2019年) | 大賞 | 該当作なし | ||
佳作 | 「裏庭」 | 阿部あみ | ||
第6回(2020年) | 大賞 | 該当作なし | ||
佳作 | 「煙草の神様」 | 芝夏子 | ||
第7回(2021年) | 大賞 | 「塩の道」 | 朝比奈秋 | |
佳作 | 該当作なし | |||
第8回(2022年) | 大賞 | 該当作なし | ||
佳作 | 「あの子なら死んだよ」 | 小泉綾子 | ||
第9回(2023年) | 大賞 | 「いっそ幻聴が聞けたら」 | 屋敷葉 | |
佳作 | 該当作なし | |||
第10回(2024年) | 大賞 | 「森は盗む」 | 大原鉄平 | |
佳作 | 「人にはどれほどの本がいるか」 | 鈴木結生 |
選考委員
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h 第3回林芙美子文学賞募集要項 - 北九州市
- ^ 「林芙美子文学賞」を創設 北九州市、8月募集開始:日本経済新聞
- ^ 第3回林芙美子文学賞募集要項
- ^ a b c d 北九州 市政だより 平成26年8月1日 - 特集 林芙美子文学賞
- ^ 大賞に高山さん「太陽の側の島」/第2回林芙美子文学賞 | 全国ニュース | 四国新聞社
- ^ “第3回林芙美子文学賞に秋田市の工藤千尋さん”. 朝日新聞 (2017年2月1日). 2017年11月11日閲覧。
- ^ “第4回林芙美子文学賞 受賞作品決定”. 北九州市立文学館 (2018年2月6日). 2019年2月6日閲覧。