松尾恒一
日本の民俗学者
松尾 恒一(まつお こういち、1963年 - )は、日本の民俗学者。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授、千葉大学大学院客員教授、法政大学沖縄文化研究所研究員。
人物情報 | |
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生誕 | 1963年(60 - 61歳) |
国籍 | 日本 |
出身校 |
國學院大學文学部 國學院大學大学院文学研究科 |
学問 | |
研究分野 |
民俗学 宗教学 宗教民俗学 芸能史 宗教儀礼 民間宗教 |
研究機関 |
国立歴史民俗博物館 総合研究大学院大学 |
学位 | 博士(文学)(國學院大學) |
学会 |
民俗芸能学会 芸能史研究会 楽劇学会 日本民俗学会 儀礼文化学会 |
略歴
編集東京都生まれ。1985年國學院大學文学部卒、95年同大学院文学研究科博士後期課程修了、「延年の芸能史的研究」で文学博士。96年國學院大學文学部専任講師、99年助教授、2001年同日本文化研究所兼担助教授、2002年国立歴史民俗博物館助教授・04年総合研究大学院大学助教授(併任)、07年准教授、10年教授。このほかに、和光大学、学習院大学、立教大学、日本女子大学、上智大学、中国華東師範大学集中講義等に非常勤講師として出講した。
この間、日本民俗学会理事、東北大学「東北大震災と地域文化遺産に関わる応用人文学研究ユニット」評価委員、国立劇場民俗芸能・琉球舞踊公演専門委員(2021年度・委員長)、東京薬科大学後援会、儀礼文化学会理事、法政大学沖縄文化研究所研究員等を務めた。2016年中国莆田学院大学・福建省主催、媽祖文化国際シンポジウムにて論文「明代後期、日本をめぐる国際関係と媽祖信仰―鄭芝龍・鄭成功の史跡と文化資源化―」により、2018年同主催、媽祖国際シンポジウムにて論文「香港坪洲島天后宮と中元節の考察―媽祖信仰と先祖祭祀に注目して―」により優秀論文賞受賞。2020年、中華媽祖文化交流協会主催、第三回 媽祖文化論文国際コンテストにて論文「清代海商的航海与妈祖文化信仰的历史与传承(清代海商の航海と媽祖信仰、歴史と伝承)」により優秀論文二等奨受賞。2023年、韓国国立民俗博物館より、韓国の民俗文化発展の貢献に対して表彰状を授与される。
著書
編集- 『延年の芸能史的研究』(学位論文)岩田書院 1997 ISBN 9784872941005
- 『儀礼から芸能へ 狂騒・憑依・道化』角川書店 2011 角川叢書 ISBN 9784047021549
- 『物部の民俗といざなぎ流』吉川弘文館 2011 日本歴史民俗叢書 ISBN 9784642073707
- 『日本の民俗宗教』筑摩書房 2019 ちくま新書 ISBN 978-4-480-07260-3
- 『日本藏明清時期中日貿易相関民俗資料選編(日本所在、明清時代貿易関係民俗資料集)』(陝西師範大学出版(中国)、全337頁、2023年5月、ISBN 9787569535624)
編著・共著、監修
編集- 松尾他編『神楽の中世 宗教芸能の地平へ』三弥井書店 2021 ISBN 978-4-8382-3386-1
- 松尾他編『ハワイの日系人と太平洋戦争-追放・排除と包摂-』 国立歴史民俗博物館『歴史研究の最前線』vol.22 2020年 NCID:BB30099314
- 『儀礼を読みとく』吉川弘文館 2006 国立歴史民俗博物館『歴史研究の最前線』7
- 松尾他共著『祭りの快楽』吉川弘文館 2009 日本の民俗 9巻 ISBN 9784642078764
- 『琉球弧 海洋をめぐるモノ・人、文化』国立歴史民俗博物館共編 岩田書院 2012 ISBN 978-4-87294-745-8
- 『東アジア世界の民俗: 変容する社会・生活・文化』 勉誠出版 アジア遊学215 2017 ISBN 978-4-585-22681-9
- 『日本の祭り 大図鑑』全4巻 ミネルヴァ書房 2015 ISBN 978-4623072354
- 『みたい!しりたい!しらべたい!日本の神さま絵図鑑〈1〉願いをかなえる神さま』 ミネルヴァ書房 2012年 ISBN 978-4623064663
他、編著書・論文多数
参考文献
編集- 松尾恒一国立歴史民俗博物館.
外部リンク
編集- 松尾恒一 - researchmap
- 松尾恒一 - J-GLOBAL
- 松尾恒一 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 研究者紹介 - 国立歴史民俗博物館・松尾恒一, https://www.rekihaku.ac.jp/research/researcher/matsuo_koichi/,2023年3月18日閲覧。