東門前 (さいたま市)
東門前(ひがしもんぜん)は、埼玉県さいたま市見沼区の大字。郵便番号は337-0016[2]。本項では、かつて同地域に存在した北足立郡東門前村(ひがしもんぜんむら)についても記す。
■東門前 | |
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加田屋川 | |
北緯35度55分58.24秒 東経139度39分56.88秒 / 北緯35.9328444度 東経139.6658000度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 埼玉県 |
市町村 | さいたま市 |
区 | 見沼区 |
地域 | 旧大宮市域 |
人口 | |
• 合計 | 4,023人 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
337-0016[2] |
市外局番 | 048[3] |
ナンバープレート | 大宮 |
地理
編集さいたま市見沼区東部の大宮台地上に位置する[4]。かつての見沼の入り江の部分にあたる低地が地区西部の加田屋川付近に見られる。東で東宮下に、西で蓮沼に、南で新堤および大谷に、北で風渡野に隣接する。東端を見沼代用水東縁が通り、西端を加田屋川が流れる。埼玉県道2号さいたま春日部線沿いに2箇所、東武野田線(東武アーバンパークライン)七里駅北方に一箇所、飛地が存在する。埼玉県道2号さいたま春日部線と埼玉県道322号東門前蓮田線(旧国道122号[5])が交差する、七里駅入口交差点の周辺にあたる。見沼代用水東縁の左岸側に当たる地区東部を除き、市街化区域[6]に指定されている。地内は主に住宅地で[5]、上記交差点付近を中心に団地や商業施設、商店街があり比較的繁華である。
河川
編集小字
編集- 原、本村、谷中、寺下、道際、瓜ヶ谷戸(飛地)、上の宮(飛地)[7]、天神下(飛地)
歴史
編集ひがしもんぜんむら 東門前村 | |
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廃止日 | 1913年4月2日 |
廃止理由 |
新設合併 大谷村・猿ヶ谷戸村・新堤村・東宮下村・東門前村・膝子村・風渡野村 → 七里村 |
現在の自治体 | さいたま市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 埼玉県 |
郡 | 北足立郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
総人口 |
166人 (埼玉県市町村誌、1889年(明治22年)) |
隣接自治体 | 風渡野村、東宮下村、新堤村、大谷村、猿ヶ谷戸村 |
東門前村役場 | |
所在地 | 埼玉県北足立郡猿ヶ谷戸村 |
ウィキプロジェクト |
江戸時代初期、正保 - 元禄年間(1645年 - 1704年)頃、風渡野村から分村した武蔵国足立郡南部領に属する門前村が前身[4]。古くは風渡野郷に属していたという。村高は『元禄郷帳』では180石余、『天保郷帳』では178石余であった[4]。助郷は日光御成街道大門宿に出役していたが、寛保・宝暦年間は中山道大宮宿にも代出役していた[4]。化政期の戸数は20軒余で、村の規模は東西5町、南北3町余であった[4]。
地名の由来
編集沿革
編集- 初めは幕府領、1662年(寛文元年)より旗本伏見氏の知行[4]。なお、検地年代は不詳。
- 1728年(享保13年)に見沼が干拓され、村内に見沼代用水が開削。
- 1731年(享保16年)より見沼通船が開始、村内に門前河岸[4]が設置される。
- 1828年(文政11年)より大門宿寄場34か村組合に所属[4]。
- 幕末時点では足立郡門前村であった。明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、旗本伏見氏の知行であった[8]。
- 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
- 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法の埼玉県での施行により北足立郡の所属となる。それに伴い、郡内に同名の村(現:上尾市西門前)が所在したことから東を冠称し、東門前村に改称。
- 1889年(明治22年)
- 1913年(大正2年)4月2日 - 膝子村外6ヶ村組合を解消し、7村の区域をもって七里村が発足[10]。同日東門前村廃止。七里村の大字東門前となる[9]。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 七里村が大宮市に編入される[10]。大宮市の大字となる。また地内の379番地(現在のJAさいたま七里の場所)に七里公民館が同日開設される[11]。
- (時期不明)一部の地域が東宮下に編入。
- 1993年(平成5年)
- 2001年(平成13年)5月1日 - 浦和市・大宮市・与野市が合併し、さいたま市が発足。さいたま市の大字となる。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行し、同市見沼区の大字となる。
世帯数と人口
編集2017年(平成29年)9月1日時点の世帯数と人口は、以下のとおりである[1]。
大字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
大字東門前 | 1,838世帯 | 4,023人 |
小・中学校の学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下のとおりとなる[13]。
区域 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
416 - 456番地 | さいたま市立七里小学校 | |
上記以外(小学校) | さいたま市立蓮沼小学校 | |
1 - 16番地1 | さいたま市立大谷中学校 | |
16番地2 - 29番地、66 - 70番地、72番地、74 - 91番地、93 - 99番地 209番地、217番地2、219 - 224番地、232 - 304番地1 304番地3 - 312番地1、312番地3 - 5、313 - 314番地、323 - 446番地1 446番地3 - 447番地1、447番地3 - 449番地1 |
さいたま市立七里中学校 | |
30 - 65番地、71番地、73番地、92番地、100番地〜209番地1 209番地3 - 217番地1、217番地3 - 218番地、225 - 231番地、304番地2 312番地2・6、315 - 322番地、446番地2、447番地2、449番地2以降 |
さいたま市立春里中学校 |
交通
編集鉄道
編集地内に鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、全域が東武野田線(東武アーバンパークライン)の七里駅である。
道路
編集バス
編集- 東武バスウエスト
- 国際興業バス
- さいたま市コミュニティバス
- 見沼区コミュニティバス:国際興業バスさいたま東営業所が運行
地域
編集県営住宅
編集- 大宮東門前住宅
- 通称名:県営大宮東門前団地
施設
編集脚注
編集- ^ a b “さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2017年9月18日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 859-860頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 961頁。
- ^ 外部リンク節の『さいたま市地図情報』を参照。
- ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1387頁。
- ^ 「旧高旧領取調帳データベース」の門前村の検索結果も参照。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 715頁。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』 1420頁。
- ^ 『大宮のむかしといま』 資料-30頁。
- ^ a b c d さいたま市土地区画整理事業一覧表 (PDF) - さいたま市
- ^ “さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。
- 『大宮のむかしといま』大宮市、1980年11月3日。全国書誌番号:81007009、NCID BN03449939。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
編集外部リンク
編集- さいたま市見沼区役所
- さいたま市地図情報 - さいたま市
- 見沼区ガイドマップ - さいたま市