東新潟港駅

日本の新潟県新潟市東区にある日本貨物鉄道の駅

東新潟港駅(ひがしにいがたこうえき)は、新潟県新潟市東区臨港1丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。信越本線貨物支線の終着駅であるが、2002年6月1日より休止されている。

東新潟港駅
旧駅舎と新潟臨海鉄道DD551 (1986年) 旧駅舎は現在全日本港湾労働組合新潟支部の建物となっている
ひがしにいがたこう
Higashi-Niigatakō
(貨)焼島 (1.7km)
地図
所在地 新潟市東区臨港1丁目
北緯37度56分30秒 東経139度4分31秒 / 北緯37.94167度 東経139.07528度 / 37.94167; 139.07528座標: 北緯37度56分30秒 東経139度4分31秒 / 北緯37.94167度 東経139.07528度 / 37.94167; 139.07528
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 信越本線貨物支線
キロ程 3.8 km(上沼垂信号場起点)
電報略号 ヒニ
駅構造 地上駅
開業年月日 1924年大正13年)12月1日
備考 貨物専用駅
2002年6月1日より休止中
テンプレートを表示
新潟付近鉄道路線図

取扱貨物

編集

駅概要

編集

新潟港西港区にある地上駅

現在は操車場が残されているのみである。かつては、昭和石油新潟製油所や駅東南にあった新潟鐵工所大山工場へ続く専用線があり、石油製品の発送や工場で製造された車両の搬出に使用されていたが、昭和石油新潟製油所の閉鎖及び新潟鐵工所大山工場の新潟東港地区への移転(新潟構機工場・現在の新潟トランシス本社事業所)に伴い1998年11月18日の発送をもって廃止された。当駅もその日以降、貨物列車の発着は無くなっている。 焼島 - 当駅間に存在した、国道113号線とクロスする踏切は、遮断棒や警報機設備が撤去され、軌道もアスファルトで埋められて事実上の廃止状態となっている。

1980年代までは昭和石油新潟製油所専用線や新潟鐵工所専用線のほか、新潟港臨港埠頭に張り巡らされていたリンコーコーポレーション専用線や食糧庁倉庫(新潟食糧事務所)専用線、新潟鐵工所専用線から分岐していたフジタ建材リース新潟工場専用線などが存在した。

当駅構内や及び当駅に接続する専用線の入替作業を新潟臨海鉄道が受託していたため、機関車車庫が構内に存在していた(現在は解体)。

なお、撤去された線路のうち、新潟港臨港埠頭地区の敷地はのちに新潟みなとトンネルの山の下側出入り口部分の道路として活用されている。

歴史

編集

過去の利用状況

編集
  • 1972年度 - 車扱 下り到着220,316トン、上り発送972,098トン
  • 1993年度 - 発送135,515トン、到着不明
  • 1994年度 - 発送171,470トン、到着不明
  • 1995年度 - 発送156,477トン、到着不明
  • 1996年度 - 発送181,545トン、到着不明
  • 1997年度 - 発送144,954トン、到着不明
  • 1998年度 - 発送135,032トン、到着不明

1985年時の常備貨車

編集

「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年

駅周辺

編集

隣の駅

編集
日本貨物鉄道(JR貨物)
信越本線貨物支線
焼島駅 - 東新潟港駅 - 大形駅(1941年廃止)

脚注

編集
  1. ^ 「地方鉄道貨物運輸開始」『官報』1924年12月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、591頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1941年7月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「鉄道省告示第171号」『官報』1941年8月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第244号」『官報』1954年8月26日
  6. ^ 「日本国有鉄道公示第15号」『官報』1958年1月28日

関連項目

編集