杉本尚雄
杉本 尚雄(すぎもと ひさお 1914年4月16日 [1] – 1970年8月10日 [2][3])は、日本の歴史研究者。
経歴
編集熊本県鹿本郡出身[3]。1934年熊本師範学校を卒業[1]し、1935年東京高等師範学校文科に入学[4]。1938年に同校を卒業[1]し、東京文理科大学国史学専攻に入学[5]。1941年に同学を卒業[3][1]。東京高等師範学校助教授[3]などを経て、1944年東京第二師範学校教授[6]。その後、熊本師範学校教授[3][1]となり、1949年に熊本大学助教授[7]、1960年に同教授[3]。
専門は日本中世史で、武士団の祭祀組織や九州地方の宮座組織[8]、肥後菊地氏の研究を進め、1961年「中世の神社と社領」により、東京教育大学から文学博士の学位を授与される[9]。
著書
編集- 杉本尚雄『中世の神社と社領 : 阿蘇社の研究』吉川弘文館、1959年。
- 杉本尚雄『菊池氏三代』吉川弘文館〈人物叢書〉、1966年。
脚注
編集- ^ a b c d e 「熊本県人名辞典」『熊本年鑑』 9巻(昭和31年)、熊本年鑑社、1956年、125頁。
- ^ 「熊本県一年史」『熊本年鑑』 24巻(昭和46年)、熊本年鑑社、1971年、51頁。
- ^ a b c d e f 〔署名なし〕「杉本尚雄氏の訃(学界消息)」『日本歴史』第270号、吉川弘文館、1970年、143頁。
- ^ 『官報』第2504号、昭和10年5月11日、p.328.NDLJP:2958983/9
- ^ 『官報』第3367号、昭和13年3月28日、p.870.NDLJP:2959857/8
- ^ 『官報』第5226号、昭和19年6月17日、p.245.NDLJP:2961728/3
- ^ 『官報』第6823号、昭和24年10月10日、p.110.NDLJP:2963366/4
- ^ 『大学研究者・研究題目総覧』 上巻、日本学術振興会、1956年、358頁。
- ^ “CiNii Dissertations”. 国立情報学研究所. 2023年6月15日閲覧。