早稲田大学早稲田キャンパス
東京都新宿区にある早稲田大学のキャンパス
早稲田大学早稲田キャンパス(わせだだいがく わせだキャンパス)は、東京都新宿区西早稲田一丁目6番に所在する早稲田大学のキャンパスである。略称は早稲キャン。通称は本キャン。
概要
編集早稲田キャンパスは東京専門学校の開校の地であり、現在、早稲田大学のメインのキャンパスとなっている。キャンパス構内には、大隈講堂、政治経済学部、法学部、商学部、国際教養学部、社会科学部、教育学部の各学部棟、各研究施設などがある。通称本キャン。
早稲田キャンパスの敷地面積は、124,671㎡。
歴史
編集- 1884年 - 大隈重信、飯田町雉子橋から早稲田に本邸を移す。
- 1887年 - 大隈重信の寄進により赤煉瓦の大講堂落成。
- 1897年 - 七徳堂(体育館)開館。創立15周年祝典に大隈重信臨席[3]。
- 1901年 - 教室と校門に電灯を設置。
- 1902年 - 早稲田大学に改称。図書館竣工。戸塚球場開設。
- 1907年 - 大隈重信、大学敷地の所有地寄附を表明。大隈像(初代)建立。
- 1911年 - 恩賜記念館竣工。
- 1922年 - 第二高等学院校舎(旧13号館)竣工(1998年に解体)。
- 1923年 - 関東大震災で旧講堂倒壊。
- 1925年 - 図書館(現2号館)竣工。学生会館開館。
- 1927年 - 大隈講堂竣工。
- 1928年 - 演劇博物館竣工。
- 1931年 - 文学部校舎(旧8号館)竣工(2002年に解体)。
- 1932年 - 大隈重信像(2代目、現在のもの)および高田早苗像建立。
- 1933年 - 本部校舎(旧3号館南側)竣工(2011年に解体)。武道館開館。
- 1934年 - 政・法校舎(旧3号館北側)竣工(2011年に解体)。キャンパス内の通路が舗装される。
- 1935年 - 専門部・高等師範部校舎(現1号館)竣工。大学正面入口から門柱・門扉を撤去(無門の門となる)。
- 1936年 - 理工学部実験室(応用化学科)竣工。
- 1937年 - 理工学部実験室(採鉱冶金学科)竣工。
- 1938年 - 商学部校舎(旧11号館)竣工(2006年に解体)。甘泉園を購入。
- 1945年 - 空襲により恩賜記念館などを焼失。
- 1950年 - 恩賜記念館跡地に共通教室校舎(現7号館)竣工。
- 1952年 - 共通教室校舎(現10号館)竣工。
- 1962年 - 文学部が新設の戸山キャンパスへ移転。
- 1963年 - 水稲荷神社と甘泉園の土地交換に関する契約締結。
- 1966年 - 15号館竣工。
- 1967年 - 16号館(教育学部)竣工。甘泉園の売却完了。
- 1969年 - 9号館竣工。
- 1970年 - 建物・校舎の号館表示を変更。
- 1971年 - 29号館(現17ー3号館)竣工。
- 1981年 - 体育厚生施設(17号館)竣工(旧武道館跡地)。
- 1987年 - 安部球場(旧戸塚球場)閉鎖。
- 1990年 - 大隈ガーデンハウス竣工。
- 1991年 - 総合学術情報センター(中央図書館・国際会議場)オープン。
- 1998年 - 14号館竣工。
- 2005年 - 新8号館竣工。
- 2009年 - 新11号館竣工。
- 2009年 - 名称を「西早稲田キャンパス」から「早稲田キャンパス」へ改称[注 1]。
- 2014年 - 新3号館竣工。
- 2015年 - 正門がバリアフリー化される。
- 2018年 - 早稲田大学歴史館開館(1号館1階)[4]。
- 2021年 - 早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館[5]。
- 2022年 - 旧安部球場跡が日本野球聖地・名所150選に選定される[6]。
施設
編集- 1号館(入学センター、現代政治経済研究所、歴史館[7])
- 2号館(會津八一記念博物館、高田早苗記念図書館、大隈記念室)
- 3号館(政治経済学部)
- 4号館(国際文学館、通称:村上春樹ライブラリー)
- 5号館(坪内博士記念演劇博物館)
- 6号館(教育学部)
- 7号館(共通教室)
- 8号館(法学部)
- 9号館(共通教室、アジア研究機構)
- 10号館(共通教室)
- 11号館(商学部・国際教養学部)
- 12号館(社会科学部)
- 14号館(社会科学部・教育学部)
- 15号館(共通教室)
- 16号館(教育学部)
- 17号館(体育館、生協ライフセンター)
- 17-2号館(甘泉寮)
- 17-3号館(グランド坂食堂、教職員組合)
- 18号館(中央図書館、井深大記念ホール、国際会議場)
- 19号館(アジア太平洋研究センター)
- 19-2号館(早稲田リーガルクリニック)
- 19-3号館(インキュベーション推進室)
- 20号館(大隈会館)
- 21号館(大隈講堂)
- 22号館(インターナショナルセンター)
- 23号館(エクステンションセンター)
- 23-5号館(UNI.SHOP&CAFE 125)
- 24号館(遠隔教育センター)
- 25号館(大隈ガーデンハウス)
- 25-2号館(保健センター)
- 26号館(大隈記念タワー)
- 27号館(小野梓記念館)
- 27-8号館(社会連携推進室)
- 28号館(保育所「ポビンズナーサリー早稲田」)
- 29号館(語学教室棟)
- 29-2号館(エクステンションセンター別館)
- 29-6号館(早稲田大学自動車部)
- 29-7号館(国際情報通信研究科)
- 99号館(平山郁夫記念ボランティアセンター)
- 120号館(研究開発センター、旧早稲田実業学校校舎)
- 120-3号館(環境総合研究所)
- 120-4号館(研究戦略センター)
- 120-5号館(ナノ理工学研究機構)
- 大隈庭園
- 早稲田小劇場どらま館
アクセス
編集備考
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 同時に「大久保キャンパス」が「西早稲田キャンパス」となる。
出典
編集- ^ 早稲田大学大学史編集所編 『都の西北 建学百年』 1982年、86頁
- ^ キャンパスマップ 早稲田キャンパス
- ^ それまで大隈は公式に校地内に立ち入ったことはなかった(『都の西北 建学百年』 86頁)。
- ^ 早稲田大学歴史館 – 早稲田文化
- ^ 国際文学館 (村上春樹ライブラリー) – 早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)
- ^ 早稲田大学旧安部球場跡|聖地・名所150選|野球伝来150年特設サイト
- ^ 早稲田大学歴史館(2018年5月14日閲覧)
- ^ “「レスリング五輪金」須崎選手称えるゴールドポスト 早稲田キャンパスに設置”. 早稲田大学 競技スポーツセンター. 2022年6月10日閲覧。
- ^ “ゴールドポストプロジェクト 第78号 須崎優衣”. 首相官邸. 2022年6月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 早稲田キャンパス(早稲田大学)
- 赤尾光司, 後藤春彦, 三宅諭 ほか、「早稲田大学西早稲田キャンパスの景観形成過程に関する研究」『日本建築学会計画系論文集』 1999年 64巻 519号 p. 187-194, 日本建築学会
座標: 北緯35度42分33.6秒 東経139度43分9.9秒 / 北緯35.709333度 東経139.719417度