日本航空大学校 北海道
北海道千歳市にある専修学校
(日本航空大学校北海道から転送)
日本航空大学校 北海道(にほんこうくうだいがっこう ほっかいどう)は、北海道千歳市にある学校法人日本航空学園が運営する私立専門学校である。専修学校専門課程に認定されているため、卒業すると専門士の称号が付与される。2021年4月より日本航空専門学校より改称。2021年4月に新設された航空工学科(4年制)では高度専門士の称号を取得できる。卒業後の就職に強く、9年連続就職率100%を誇っている(2021年時点)。
日本航空大学校 北海道 | |
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北海道 新千歳空港キャンパス正門 | |
英称 | Japan Aviation College Hokkaido |
過去の名称 |
日本航空学園千歳校 日本航空専門学校 |
国公私立 | 私立学校 |
学校種別 | 専門学校 |
設置者 | 学校法人日本航空学園 |
創立年 | 1988年 |
設置年月日 | 1988年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
工業専門課程 商業実務専門課程 |
設置学科 |
工業専門課程 航空工学科 航空整備科 空港技術科 商業実務専門課程 国際航空ビジネス科 |
学校コード | H101322400014 |
所在地 | 〒006-0051 |
北海道千歳市泉沢1007-95 | |
外部リンク | 公式サイト |
Portal:教育 プロジェクト:学校/専修学校テンプレート |
キャンパス・学科
編集新千歳空港キャンパス
編集- 航空工学科(4年制)
航空機や宇宙関連機器の設計・製造するエンジニアを養成。卒業時に四大卒と同等の高度専門士の称号が与えられる。
- 航空整備科(3年制)
1年次は、航空機の整備や製造に必要な基本的な知識・技術を身につける。2年次より下記のコースに分かれる。
- 一等航空運航整備士[ボーイング737]コース
- 航空機の運航に関わる点検・整備をする機種ごとの資格である一等航空運航整備士(本校ではボーイング737の資格取得が可能)を養成。JAL、ANAとの共同教育を行なっている。卒業後はJALかANAに就職することになる。
- 二等航空整備士コース
- 重量5.7トン以下の航空機の整備確認行為ができる二等航空整備士を養成
- 二等航空運航整備士コース
- 重量5.7トン以下の航空機の運航に関わる確認行為ができる二等航空運航整備士を養成
- 技術コース(※航空技術工学科より改組)
- 航空機の知識・基本技術を習得し、非破壊検査資格・航空工場検査員国家試験などに挑戦して、航空機や宇宙機器・ジェットエンジンを製造しているメーカーの技術職・技能職としての就職を目的とする。先端ものづくりに通じる技術を習得することで幅広い選択が可能となる。
- 空港技術科(2年制)
グランドハンドリングの養成施設としては日本で初めて設置された。航空機の安全運航を支えるのに必要不可欠な空港地上支援業務(グランドハンドリング)の分野を受け持つ技術者を養成。空港特殊車両の保有数は日本一。2年間の間に高所作業車運転者やIATAなどの資格を最大12個取得できる。
- 国際航空ビジネス科(2年制・3年制)
実践的な授業により接客やマナー等を身につけ、客室乗務員・グランドスタッフ等で活躍できる人材を養成。
元JAL国際線客室乗務員の教員によるA330/380のモックアップでの実習を行なっている。
留学コースでは長期・短期コースに分かれ、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、ロンドン、トロント、バンクーバー、マルタ他、多数の国から留学先を選ぶ。コロナ禍においても留学を実施するなど留学に強い学科となっている。
ホスピタリティを重点的に学んでおり、ホテル関係からも求人が集まっている。
言葉遣い、所作などを厳しく指導される。
- エアラインコース
- エアライン留学コース
歴史
編集- 1988年 日本航空学園千歳校開校
- 1994年 日本航空学園千歳校を日本航空専門学校に改称
- 1995年 空港技術科新設
- 2007年 一等航空運航整備士コース新設
- 2010年 同校の敷地内への、ヘリコプター部品などの不法投棄が発覚し、北海道と千歳市が同校に対し行政指導(記事)。
- 2010年 系列校・日本航空大学校を名称統合させ、日本航空専門学校能登空港キャンパスとする
- 2014年 能登空港キャンパスが再び日本航空大学校として独立したため、千歳キャンパス・白老キャンパスの2キャンパス体制となり、学科も航空整備科・空港技術科・国際航空ビジネス科の3学科となる
- 2016年 空港技術科及び国際航空ビジネス科エアラインコース・エアライン留学コースが文部科学省より職業実践専門課程に認定される
- 2017年 千歳キャンパスを新千歳空港キャンパスに改称
- 2017年 A330/380のモックアップを設置
- 2018年 国際航空ビジネス科エアラインコース・エアライン留学コースを新千歳空港キャンパスに移転させる
- 2021年 航空工学科(4年制)を新設する、また、校名を「日本航空大学校 北海道」へ変更する[1]
- 2021年 技能審査室(航空整備士が取得する国家資格、技能審査を受けるための施設)を設置
交通アクセス
編集- 新千歳空港キャンパス
脚注
編集- ^ “「航空工学科」新設および本校名称変更について”. 日本航空大学校 (2020年6月22日). 2021年5月6日閲覧。
関連項目
編集- 白老滑空場 - 日本航空学園が運営していた場外離着陸場。2024年現在、白老フライングクラブが管理運営している。白老キャンパスからは10kmほど離れている。