日本大学鶴ヶ丘高等学校
東京都杉並区にある私立共学高等学校
日本大学鶴ヶ丘高等学校(にほんだいがくつるがおかこうとうがっこう)は、東京都杉並区和泉二丁目に所在する日本大学付属の私立高等学校。
日本大学鶴ヶ丘高等学校 | |
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北緯35度40分23.7秒 東経139度39分11.6秒 / 北緯35.673250度 東経139.653222度座標: 北緯35度40分23.7秒 東経139度39分11.6秒 / 北緯35.673250度 東経139.653222度 | |
過去の名称 |
東京畜産工芸学校 東京畜産工芸高等学校 東京獣医畜産大学附属高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人日本大学 |
校訓 |
自主創造 真剣力行 和衷協同 |
設立年月日 | 1951年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
特進コース 総進コース |
学期 | 3学期制 |
学校コード | D113311500119 |
高校コード | 13682E |
所在地 | 〒168-0063 |
外部リンク | 日本大学鶴ヶ丘高等学校 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
設置者は学校法人日本大学。略称は「日大鶴ヶ丘」。愛称は「鶴」「鶴高(在校生呼び名)」「日鶴(にっつる)」。校訓は「自主創造」「真剣力行」「和衷協同」。校長は川原容子、教頭は新藤隆夫。
概要
編集1951年に日本大学農獣医学部(現:生物資源科学部)併設校として創立。創立当初より男女共学校。校訓として「自主創造」「真剣力行」「和衷共同」の三つを定め、それに基づく文武両道を目標に掲げている。
校名の由来
編集前身の旧農獣医学部は鶴ヶ久保(現世田谷区上馬1丁目)という土地にあったものの、「窪」という印象が暗く消極的であることから「いのち長く、生々発展すること」という願いを込めて「丘」に変更した[1]。移転後の現在もその名を継続して使用している。
音楽科・美術科
編集1968年に設置、1985年に募集停止。現在の特進棟(6号館)と図書館がそれぞれ当時の美術科の校舎と音楽科の校舎の位置に当たる。現在でも特進棟には美術科で使用していた教室が残っており、当時の絵の具の跡が残されている[1]。
沿革
編集- 1935年10月 - 世田谷区下馬町で、東京高等獣医学校の附属校である東京畜産工芸学校として開校。
- 1949年 - 学制改革により東京獣医畜産大学附属高等学校に改称。
- 1951年4月 - 東京獣医畜産大学が日本大学農獣医学部(当時)として吸収合併されたのに伴い、農獣医学部併設校となり日本大学鶴ヶ丘高等学校に改称。
- 1954年5月 - 世田谷区下馬より杉並区和泉の現在地に学校移転
- 1963年6月 - 光生学園高等学校を吸収合併。校舎1号館竣工
- 1964年
- 4月 - 校舎2号館竣工
- 9月 - 総合グランド取得
- 1966年9月 - 校舎3号館および体育館竣工
- 1968年 - 芸術課程(音楽科・美術科)を設置
- 1974年5月 - 20周年記念館竣工(温水プール・武道館)
- 1976年8月 - 研修館竣工
- 1979年3月 - 研修寮(現至誠寮)改築
- 1985年 - 芸術課程(音楽科・美術科)募集を停止
- 1989年3月 - 図書館竣工
- 2012年3月 - グラウンド研修館新築
- 2013年3月 - 総合グラウンド改修工事(人工芝化)
教育課程
編集入学時からコース制を採用し、コース別授業で進路選択を行う。
- 総進コース - 主に日本大学各学部への内部進学に対応
- 特進コース - 難関私立大学や国公立大学への進学に対応
学校行事
編集- 4月
- 入学式
- スタディサポート(全学年)
- 新入生オリエンテーション(1年)
- 全学年対象 基礎学力到達度テスト(旧称:標準学力テスト)
- 部活動説明会
- 生徒総会
- 5月
- 校外授業(2・3年)
- 志望理由書サポート(3年)
- 1学期中間試験
- 6月
- 英検受験(希望者)
- 英語スピーチコンテスト
- 実力試験(3年)
- 進路説明会(3年)
- 高大連携教育(1年)
- 鶴ヶ丘祭(文化祭)
- 短期留学(オーストラリア)
- 7月
- 1学期期末試験
- 特待生・奨学生授与式
- 三者面談 ・夏期講習
- 特進合宿講習(2・3年)
- 海外語学研修
- オーストラリア・ニュージーランドへの海外語学研修(希望者対象)※7月 - 8月
- サマープログラム(ケンブリッジ大学)
- 8月
- 部活動夏期合宿
- 外部特別講座
- 夏期講習
- 9月
- 防災訓練
- スタディーサポート(1・2年)
- キャリアガイダンス(1年)
- 基礎学力到達度テスト(3年)
- 進路説明会(1年)
- 10月
- 進路相談(3年)
- 2学期中間試験(1・2年)
- 修学旅行(2年)
- 生徒総会
- 模擬講義(2年)
- 11月
- 体育祭
- 実力試験(1・2年)
- 2学期期末試験(3年)
- 三者面談・進路相談
- コース選択(1・2年)
- 進路説明会(2年)
- 12月
- 2学期期末試験(1・2年)
- 外部特別講座
- 1月
- 実力試験(1・2年)
- 推薦入学試験
- 英検受験(1・2年全員)
- 志望理由書講座(2年)
- 2月
- 学年末試験(3年)
- 志望理由書サポート(2年)
- 芸術鑑賞会(1・2年)
- 小論文 講座・試験(1年)
- 一般入学試験
- 実力試験(2年)
- 3年生を送る会
- 3月
- 卒業式
- 学年末試験(1・2年)
- 外部特別講座
- イースタープログラム(ケンブリッジ大学)
- 大学入学前英国語学研修
部活動
編集体育系
編集- アメリカンフットボール部 - 全国高校アメリカンフットボール選手権大会決勝戦にて2度全国優勝(1987年・1990年)、2016年・2017年全国大会出場
- 野球部 - 全国高等学校野球選手権大会出場(1990年〈第72回〉・2008年〈第90回〉・2014年〈第96回〉) 計3回出場。
- スキー部(アルペンスキー) - 全国大会出場(2010年)
- 剣道部 - 2013年、2014年全国高校総体出場
- 空手道部 - 6年連続34回インターハイ出場、全国選抜大会35回出場、2016年 - 2018年全国大会出場
- 水泳部 - 2016年全国大会出場
- 陸上競技部
- サッカー部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- バドミントン部
- テニス部
- ソフトテニス部 - 2018年全国大会出場
- 弓道部
- ゴルフ部
- ウエイトリフティング部 - 2019年全国4位
- ダンス同好会
文化系
編集アクセス
編集著名な出身者
編集- 鈴木ヤスシ - タレント(1960年卒)
- 清水章吾 - 俳優(1961年卒)
- 綿引勝彦 - 俳優(1964年卒)
- 鶴田忍 - 俳優(1964年卒)
- 高田美和 - 女優(1965年卒)
- 湯原昌幸 - 歌手、タレント(1965年卒)
- 渡辺篤史 - 俳優(1966年卒)
- あおい輝彦 - 俳優、歌手(1966年卒)
- 池尻泰顔 - 右翼活動家(1966年卒)
- 美樹克彦 - 音楽プロデューサー(1967年卒)
- 岩城滉一 - 俳優(1969年卒)
- 水島裕 - 声優、俳優、日本大学第二高等学校へ転校
- 杉浦日向子 - 漫画家、江戸風俗研究家(1977年卒)
- 長谷川諭 - 俳優、堀越高等学校へ転校
- 三原康可 - ミュージシャン、俳優 (1978年卒)
- 角松敏生 - シンガーソングライター、音楽プロデユーサー(1979年卒)
- 村岡敏英 - 政治家(1979年卒)
- ケラリーノ・サンドロヴィッチ - 劇作家、演出家、映画監督、ミュージシャン(1981年卒)
- 永瀬正敏 - 俳優、宮崎県立都城西高等学校から転校、堀越高等学校に編入
- 長谷有洋 - 元声優(1983年卒)
- 2代目三波伸介 - コメディアン(1983年卒)
- 秋山菜津子 - 俳優(1983年卒)
- 本城聡章 - ミュージシャン、筋肉少女帯(1983年卒)
- 内田雄一郎 - ミュージシャン、筋肉少女帯(1984年卒)
- みのすけ - 俳優、ミュージシャン、筋肉少女帯(1984年卒)
- 長谷有洋 - 声優(1984年卒)
- 広部俊明 - 水中探検家、水中カメラマン(1985年卒)
- 松島里香 - モデル(1987年卒)
- DJ TSUYOSHI - テクノミュージシャン(1987年卒)
- 中川幸太郎 - 作曲家、アニメや特撮作品の劇伴音楽(1987年卒)
- 松井龍哉 - ロボットデザイナー(1987年卒)
- 古本新乃輔 - 俳優、声優(1988年卒)
- 中川俊直 - 衆議院議員(1989年卒)
- 川江美奈子 - シンガーソングライター(1990年卒)
- 金子正男 - メディアプロデューサー(1994年卒)
- 笠原章弘 - 鍼灸師、整体師、作家(1994年卒)
- 田中良和 - 実業家、グリー創業者(1995年卒)
- 堀江慶 - 俳優、映画監督(1997年卒)
- 本多麻衣 - モデル(2007年卒)
- 内田理央 - 女優、ファッションモデル、グラビアモデル(2010年卒)
- 松本花奈 - 映画監督、女優(2016年卒)
- 福松凜 - 俳優
スポーツ
編集- 今泉幸雄 - 元プロ野球選手(1956年卒)
- 三浦真一郎 - 元プロ野球審判員(1965年卒)
- 大古誠司 - 元バレーボール選手、ミュンヘンオリンピック金メダリスト(1966年卒)
- 森田淳悟 - 元バレーボール選手、ミュンヘンオリンピック金メダリスト、「ひとり時間差攻撃」を考案(1967年卒)
- 佐野稔 - 元フィギュアスケート選手(1974年卒)
- 佐伯夕利子 - サッカー指導者(1992年卒)
- 坂本竜一 - 元プロ野球選手(1993年卒)
- 村山太朗 - プロ野球審判員(2001年卒)
- 岡本二菜 - 女子競輪選手(2016年卒)
- 赤星優志 - プロ野球選手、読売ジャイアンツ(2018年卒)
- 勝又温史 - プロ野球選手、横浜DeNAベイスターズ(2019年卒)
関連項目
編集脚注
編集出典
編集- 日本大学鶴ヶ丘高等学校同窓会誌『IzumI』2017年10月号
- 日本大学鶴ヶ丘高等学校同窓会誌『IzumI』2018年10月号