新福井駅
福井県福井市にあるえちぜん鉄道の駅
新福井駅(しんふくいえき)は、福井県福井市日之出一丁目にある、えちぜん鉄道勝山永平寺線の駅である。駅番号はE2。福井口駅から乗り入れる三国芦原線の列車も利用可能となっている。
新福井駅 | |
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駅入口(2018年9月) | |
しんふくい Shin-Fukui | |
◄E1 福井 (0.5 km) (1.0 km) 福井口 E3► | |
所在地 | 福井県福井市日之出一丁目8-1 |
駅番号 | ○E2 |
所属事業者 | えちぜん鉄道 |
所属路線 |
■勝山永平寺線 (■三国芦原線直通含む) |
キロ程 | 0.5 km(福井起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
41人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)2月11日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
歴史
編集- 1914年(大正3年)2月11日:京都電燈越前電気鉄道の当駅 - 市荒川(現在の越前竹原駅)開業に伴い[3][4]、駅開設[1][2]。
- 1929年(昭和4年)
- 1942年(昭和17年)3月2日:京福電気鉄道(京福)設立に伴い[9]、同社の越前線(後の越前本線)の駅となる[4]。
- 1970年(昭和45年)7月1日:駅業務の委託を開始[10]。
- 1993年(平成5年)1月11日:駅業務を廃止、無人化(無人駅)[1][11]。
- 1997年(平成9年)3月23日:福井駅付近連続立体交差事業により仮線に移転。
- 2001年(平成13年)6月25日:事故(京福電気鉄道越前本線列車衝突事故)による全線運行休止により休業[10][12]。
- 2003年(平成15年)
- 2006年(平成18年)4月9日:当駅 - 福井口間が単線化[11]。
- 2015年(平成27年)9月27日:北陸新幹線の高架を使用して福井 - 当駅間を仮高架化[13][14]。
- 2018年(平成30年)6月24日:えちぜん鉄道高架橋での営業運転を開始[15][16]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線の高架駅[13][14]。2015年の仮高架化までは島式ホーム1面2線[17]の地上駅となっていた[2]。出入り口は福井方面ホームにのみ設置され[18]、2018年の移設までの仮高架では珍しい構内踏切を持つ駅であった[16]。
福井駅 - 当駅間は、まず2009年2月19日に完成した北陸新幹線の福井駅周辺部分の高架に暫定的に乗り入れ、その後新幹線の東側にえちぜん鉄道専用の高架を整備[19]。2015年9月27日に新幹線の高架に仮駅を新設して営業していた[13][14][20]。なお、2018年の高架化完了に伴い、福井駅 - 福井口駅間は全区間で単線となった(2006年に当駅 - 福井口駅間が単線化)[16]。
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■三国芦原線 ■勝山永平寺線 |
下り | あわら湯のまち・三国港方面 永平寺口・勝山方面 |
2 | 上り | 福井方面 |
ギャラリー
編集-
新幹線高架へ移転前の駅入口(2006年4月2日)
-
新幹線高架へ移転前のホーム(2011年6月26日)
-
新幹線高架へ移転後の仮設駅(2016年4月24日)
利用状況
編集1日の平均乗降人員は以下の通りである[21]。
乗降人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2011年 | 50 |
2012年 | 41 |
2013年 | 43 |
2014年 | 43 |
2015年 | 43 |
2016年 | 41 |
2017年 | 49 |
2018年 | 41 |
駅周辺
編集バス路線
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 寺田 2000, p. 266.
- ^ a b c 川島 2010, p. 77.
- ^ 京福 2003, p. 23.
- ^ a b 朝日 2011, p. 8.
- ^ 京福 2003, p. 24.
- ^ 川島 2010, p. 76.
- ^ a b 京福 2003, p. 141.
- ^ 寺田 2013, p. 246.
- ^ 京福 2003, p. 29.
- ^ a b 京福 2003, p. 143.
- ^ a b c 寺田 2013, p. 247.
- ^ a b c 朝日 2011, p. 9.
- ^ a b c “駅移転および新駅設置に伴うダイヤ改正について” (PDF). えちぜん鉄道 (2015年8月25日). 2015年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ a b c “えちぜん鉄道、高架化や新駅開業などでダイヤ改正…9月27日”. Response. (2015年8月26日). 2021年8月25日閲覧。
- ^ “平成30年6月24日に新しい高架へ切り替えます(えちぜん鉄道)”. 福井県福井駅周辺整備事務所 (2018年2月20日). 2018年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ 川島 2010, p. 22.
- ^ “北陸新幹線高架を使用、えちぜん鉄道福井~福井口間仮線運行終了”. マイナビニュース (2018年6月23日). 2021年8月25日閲覧。
- ^ “えち鉄高架化、来年度仮設線路着工 知事、新幹線への影響考慮”. 福井新聞ONLINE (2012年6月28日). 2015年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
- ^ “阪急電車が新幹線に? 55年前レール間借り(もっと関西)”. 日本経済新聞. (2018年8月23日) 2021年8月25日閲覧。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2021年3月10日閲覧
- ^ 京福電気鉄道株式会社「会社概況」(2024年1月29日閲覧)
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2001年5月臨時増刊号(No.701)pp.108-109
- ^ a b 『鉄道ピクトリアル』1993年10月号(No.581)p.98
- ^ a b 京福電気鉄道株式会社2023年3月20日付お知らせ『京福電気鉄道(株)福井事務所及び(株)京福コミュニティサービス本社事務所移転のお知らせ』(2024年1月19日閲覧)
- ^ 京福不動産株式会社「会社案内」(2024年1月19日閲覧)
- ^ 京福電気鉄道株式会社2023年4月1日付お知らせ『京福不動産(株)の設立と福井地区交通事業の体制整備のお知らせ』(2024年1月19日閲覧)
参考文献
編集- 寺田裕一『日本のローカル私鉄2000』ネコ・パブリッシング、2000年8月1日。ISBN 4-87366-207-9。
- 『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
- 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。ISBN 978-4-7770-1336-4。
関連項目
編集外部リンク
編集- 新福井駅 - えちぜん鉄道