新島 善直(にいじま よしなお、1871年9月7日明治4年7月23日) - 1943年昭和18年)2月7日)は日本の林学者。北海道帝国大学教授。

新島善直

幕府直参の新島善之の長男として東京府小石川に生まれた。中村正直同人社に学び、1888年に駒場農科大学予科に入学し、1889年赤坂日本基督教会ヒュー・ワデルから洗礼を受ける。帝国大学農科大学では林学を専攻し、1896年に卒業した後も助手として残る。

1899年札幌農学校に森林科が設置されると教授として招聘される。1905年からドイツギーセン大学造林学森林学を学び学位を取得する。1908年エルネスチーネ・エーメル(日本名:栄子[1])と結婚し帰国する。1909年、林学博士を取得[2]

帰国後、北海道帝国大学農科大学林学科の初代教授として1934年まで務め、造林学、森林保護学、森林美学などを教えた。また、北海道の森林保護に尽力した。

また、札幌北一条教会の長老として林竹治郎らと共に教会を支えた。北大を退任後に北星女学校(北星学園)8代校長(1934.8.1∼ 1941.3.24)として女子教育に従事する。

1943年2月7日、胃潰瘍のため死去[3]

栄典

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  • 1911年(明治44年)6月28日 - 勲六等瑞宝章[4]
  • 1926年(大正15年)8月26日 - 勲二等瑞宝章[4]
  • 1934年(昭和9年)5月2日 - 正三位[5]

脚注

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  1. ^ 『林業先人伝 : 技術者の職場の礎石』p.588。
  2. ^ 『林業先人伝 : 技術者の職場の礎石』p.604。
  3. ^ 『林業先人伝 : 技術者の職場の礎石』p.594。
  4. ^ a b 『林業先人伝 : 技術者の職場の礎石』p.605。
  5. ^ 『官報』第2198号「叙任及辞令」1934年5月3日。

参考文献

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  • 『林業先人伝 : 技術者の職場の礎石』日本林業技術協会、1962年。
  • 『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年。