徳島平野

徳島県北部にひろがる平野

徳島平野(とくしまへいや)は、徳島県北部に広がる平野である。

徳島平野と讃岐山脈の地形図
徳島平野と讃岐山脈(国際宇宙ステーションから撮影)

概要

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一級河川吉野川によって形成された沖積平野であり、河口三角州徳島市が位置する[1]

当平野を挟んで阿讃山脈側)と四国山地側)が対峙しており、北は徳島自動車道及び高松自動車道、南は国道192号、東は紀伊水道に囲まれている[1][2]

吉野川の氾濫を防ぐべく治水がこれまで積極的に行われてきた。このため、下水道の整備が後回しにされる傾向が強く、徳島県の下水道普及率は全国ワースト1位となっている[1]

また徳島平野は農業が盛んであり、収穫された農産物京阪神を中心に出荷される。関西地方における徳島産農産物の市場占有率は極めて高く、その性質は関東地方北関東と相通ずるものがある[1]

農業

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徳島平野の市町村

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脚注

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  1. ^ a b c d 古田昇『平野の環境歴史学』2005年,古今書院
  2. ^ 角川日本地名大辞典 36 徳島県』(1986年 ISBN 4040013603