御田八幡宮
高知県室戸市吉良川町にある神社
御田八幡宮(おんだはちまんぐう)は、高知県室戸市吉良川町にある神社。社格は旧郷社。
御田八幡宮 | |
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所在地 | 高知県室戸市吉良川町甲2413 |
位置 | 北緯33度19分55.1秒 東経134度06分03.1秒 / 北緯33.331972度 東経134.100861度座標: 北緯33度19分55.1秒 東経134度06分03.1秒 / 北緯33.331972度 東経134.100861度 |
主祭神 | 応神天皇 |
社格等 | 郷社 |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 10月15日 |
主な神事 | 吉良川の御田祭 |
地図 |
祭神
編集- 主祭神
- その他の祭神
歴史
編集創祀は不詳である。明応5年(1496年)には和食親忠が鳥居を造立。天正12年(1584年)、天正13年(1585年)には橘氏によって社殿および伍所大権現の造立がなされた。
古来より吉良川地域の総鎮守であった。別当は八幡山無量寿院神宮寺で、観音堂、阿弥陀堂などを管掌していたが、明治の神仏分離で廃寺となった。
2020年(令和2年)から2022年(令和4年)にはコロナ禍の影響で秋祭り(吉良川の御田祭)が中止となっていたが、2023年(令和5年)10月には4年ぶりに秋祭りが開催された[1]。
祭礼
編集吉良川の御田祭
編集吉良川の御田祭(おんたまつり)は、当神社において西暦奇数年の5月3日に行われる神事である。今から780余年前、源頼朝が鎌倉幕府を開いた当時、天下泰平を祝い、民心の安定と五穀豊穣を祈念して、全国津々浦々の神社で奉納させたと伝えられる古式祭典で、重要無形民俗文化財に指定されている。
拝殿を舞台に田植から収穫までの稲作行事を演じるもので、田遊び、田楽、猿楽、古風な能楽などを織り交ぜて行われる。演じられる芸能は、殿とかしゃ、練、女猿楽、三番神、翁、牛、田打、えぶり指し、田植、酒絞り、田刈、小林、魚釣り、地堅め、太刀踊であり、中でもクライマックスは 「酒しぼり」である。赤ん坊が産まれたとして神の子(木製の人形)を、子宝に恵まれない女性たちが奪い合うことから、子授けの祭としても知られ、日本三大奇祭の一つともいわれている。
文化財
編集国指定重要無形民俗文化財
編集- 「吉良川の御田祭」 - 1977年(昭和52年)5月17日指定[2]。