強羅公園
沿革
編集明治時代以降、首都圏南部の別荘地・避暑地として開発されていた箱根・強羅地区に、主に華族など上流階級の親睦・保養施設として、1914年(大正3年)に開園された。当初は洋風庭園に隣接して和風庭園が設けられていたが、和風庭園はその後第二次世界大戦中に世界救世教に譲渡され、現在は箱根美術館の庭園として残されている。戦後の1957年に有料公園として一般開放され、植物園・体験型工芸施設などが整備された。なお、公園側では日本初のフランス式整型庭園と銘打っているが、フランス式庭園の形式で造成されているわけではない。
主な施設等
編集登録有形文化財・登録記念物
編集2001年11月には、「白雲洞茶苑」にある「白雲洞」が田舎家の席の先駆的な作例[1]として、国の登録有形文化財(建造物)に登録された。また、2013年8月には、強羅公園が「明確な軸線に基づく意匠・構成及び強羅の地質を生かして多数の巨岩を用いる点は独特であり、造園文化の発展に寄与した意義深い事例である[2]」として、国の登録記念物に登録された。
所在地
編集開園時間
編集- 9:00 - 17:00(入園は16:30まで、年中無休、夏季は時間延長)
入園料
編集大人550円・小学生以下無料
アクセス
編集アニメ・マンガの舞台
編集- 温泉幼精ハコネちゃん - アニメ版第10話
脚注
編集- ^ 強羅公園パンフレット
- ^ p.8およびp.27. -2013年6月文化審議会答申 Archived 2013年9月27日, at the Wayback Machine. 文化庁